サムシングブルー 飛鳥井千砂著
2013年3月21日 読書
彼と別れた翌日に高校生の時付き合っていた男と、これまた高校時代親友と思っていた女が結婚すると招待状を送ってきた…
ま、へこんだ上にさらにへこむよな、この状況。
ただし、元彼とは大学が別々になった後、しょうもない事で喧嘩してそのままフェードアウトし、10年近くこの招待状が届くまで「鼻くそ」ほどにも思い出さなかった存在だし、親友とも「連絡するね…」と言っておきながらそのまま放置した関係なのになぜか「落ち込む」のはなぜなんですかね?
元彼に「好きな奴が出来た」とか何とか言われてこちらが好きな状態で別れたのならまだしも、で、まだ好きなのに招待状なんて…「行くわけないでしょ!」と
速攻「欠席」に印を付けて返信するわけでもなく。
高校当時に仲良かったメンバーから連絡を受けて「なにかプレゼントする?」なんて心温まる申し出 を素直に受ける主人公…
って、全然好きじゃないな、この主人公の女!怒
てか、存在すら忘れている高校時代の男の事をまだ引きずっているのか?お前は!!!って感じ。
それより、最近別れた男との仲を修復するのならまだしも。
この男とも「なんとなく別れを予感していた」間柄だし。
過去から学習しない女だな、お前は!!の二乗。
で、散々(まあ、本一冊丸々)高校時代の思い出をなぞって「私は元彼が好きだった&親友も」とわけわかんないオチ。
あんた、27さいにもなって「何かイベント」が無い限り自分の思いを整理することもできんのか!怒
このパターンは『はるがいったら』でも周到済みですが。
この作家さん、どうもパターンが決まっているらしい…
高校時代の思い出をあれこれ思いめぐらすより、最近別れた男とはどうで、自分の何かがいけなかったのかを考える方が有益だと思うんだが。
高校時代が楽しかった、っていう話を書くならもう少し違うアプローチがあっても良かったのでは?
この作家さん、どうも「無駄」なエピソードを入れ過ぎ。
作者が書いた部分と本来書くべきところがびみょ~~~~にずれている気がするので読後感がすっきりしない。
独身の20代の子なら「うんうん」なんて共感できるのかもしれないけど。
そもそも招待状を受け取った時点で
自分はどうしたい って判断を即座に下せないようだと、
今後運がいい女 にはなれない。
チャンスの女神の前髪を掴むか掴めないかは、一瞬の判断力。
とりあえず「出席」に丸をして、プレゼントを選ぶ間に「私は本当は祝なくないんだ」なんて寝ぼけた事を言うな!失礼だ。
それよりも招待状を送ってきた二人の「常識」をも疑う。
送った相手に中には主人公のほかにも元親友の元彼までいるという…
しかも「オチ」的には「二人も高校時代のことを大切に思っていたのであった」…にしてはこのやり方はどうよ?
「大切」なんであったら「元」とはいえ付き合っていた相手を招待するか?
むしろ「高校時代から彼のことが好きだったのよ」と開き直る方がいっそすがすがしいと私なら思うけどな。
大切な高校時代の思い出と思うのなら余計に共通の友達を招待するのではなくひっそりと式を挙げるべきでは?
旦那の知り合いでもA男とB子は中学からの付き合いで結婚するだろうと思われていたのに、A男と結婚したのはC子。
そう、お約束の様にB子とC子は友達でした。
共通の友達だっているのに。
旦那ですら「A男とC子が結婚なんて、どんだけ
不義理やねん!!!!」怒。
って感じで、さすがにA男君はこの小説の元彼&元親友のカップルとは違い「ひっそりと」結婚をしたのである。
まあ「どの面下げて、そいつと結婚するねん」ですもん。
これがZ美と言う全く面識のない女性ならありだけどね。
それぐらい「昔の関係を知った人間同士」が結婚するのって
色々なことを考えた上じゃないとだめだと思う。
所詮「きれいごと」を書いた小説、って感じ。
設定自体が「ありえね~」って思う。
むしろ、主人公が元親友に向かって、
「ねえ、あんた
私のお古が良かったのね。 これって、どう言うんだろ?
ホールブラザーズならぬ
ホールシスターズ?
きゃは!」
ぐらいの毒を吐けないとダメね。
さらに怖いのは、この本を読んだ子が「感動した」的な事を書くこと。
「不義理ですよ。常識のない事をしているんですよ!」と私がリアルで怒ったとしよう。
すると「涼女さん、今時10年前の事なんですから時効ですよ」とあっさり今時風に軽~~く返すと思う。
じゃ、その「軽~~い感覚」をお持ちの世代のはずの主人公がここまで「凹む」理由は何? だから余計に不成立です。この話、ってなる。
むしろ凹まずに上に書いた「毒」を吐いて「出席すっか~」のノリの方があり得る。
この作者さん、意図的かもしれないけど「悪者を出さない様に」している気がする。本来「悪者」がいないとおかしい図にいないからそこからひずみを感じて違和感が出まくった挙句、こうやってしつこく攻撃文を書く読者が出てくる。
「自分はいい子。嫌われたくない」と主人公に設定しているように、作者自身もそうやって生きてきたんだろうなあ…
嫌われること、傷つくことなしに生きていくなんてそんな甘えた根性でどうするんだ?イラッとするわ!!怒
ま、へこんだ上にさらにへこむよな、この状況。
ただし、元彼とは大学が別々になった後、しょうもない事で喧嘩してそのままフェードアウトし、10年近くこの招待状が届くまで「鼻くそ」ほどにも思い出さなかった存在だし、親友とも「連絡するね…」と言っておきながらそのまま放置した関係なのになぜか「落ち込む」のはなぜなんですかね?
元彼に「好きな奴が出来た」とか何とか言われてこちらが好きな状態で別れたのならまだしも、で、まだ好きなのに招待状なんて…「行くわけないでしょ!」と
速攻「欠席」に印を付けて返信するわけでもなく。
高校当時に仲良かったメンバーから連絡を受けて「なにかプレゼントする?」なんて心温まる申し出 を素直に受ける主人公…
って、全然好きじゃないな、この主人公の女!怒
てか、存在すら忘れている高校時代の男の事をまだ引きずっているのか?お前は!!!って感じ。
それより、最近別れた男との仲を修復するのならまだしも。
この男とも「なんとなく別れを予感していた」間柄だし。
過去から学習しない女だな、お前は!!の二乗。
で、散々(まあ、本一冊丸々)高校時代の思い出をなぞって「私は元彼が好きだった&親友も」とわけわかんないオチ。
あんた、27さいにもなって「何かイベント」が無い限り自分の思いを整理することもできんのか!怒
このパターンは『はるがいったら』でも周到済みですが。
この作家さん、どうもパターンが決まっているらしい…
高校時代の思い出をあれこれ思いめぐらすより、最近別れた男とはどうで、自分の何かがいけなかったのかを考える方が有益だと思うんだが。
高校時代が楽しかった、っていう話を書くならもう少し違うアプローチがあっても良かったのでは?
この作家さん、どうも「無駄」なエピソードを入れ過ぎ。
作者が書いた部分と本来書くべきところがびみょ~~~~にずれている気がするので読後感がすっきりしない。
独身の20代の子なら「うんうん」なんて共感できるのかもしれないけど。
そもそも招待状を受け取った時点で
自分はどうしたい って判断を即座に下せないようだと、
今後運がいい女 にはなれない。
チャンスの女神の前髪を掴むか掴めないかは、一瞬の判断力。
とりあえず「出席」に丸をして、プレゼントを選ぶ間に「私は本当は祝なくないんだ」なんて寝ぼけた事を言うな!失礼だ。
それよりも招待状を送ってきた二人の「常識」をも疑う。
送った相手に中には主人公のほかにも元親友の元彼までいるという…
しかも「オチ」的には「二人も高校時代のことを大切に思っていたのであった」…にしてはこのやり方はどうよ?
「大切」なんであったら「元」とはいえ付き合っていた相手を招待するか?
むしろ「高校時代から彼のことが好きだったのよ」と開き直る方がいっそすがすがしいと私なら思うけどな。
大切な高校時代の思い出と思うのなら余計に共通の友達を招待するのではなくひっそりと式を挙げるべきでは?
旦那の知り合いでもA男とB子は中学からの付き合いで結婚するだろうと思われていたのに、A男と結婚したのはC子。
そう、お約束の様にB子とC子は友達でした。
共通の友達だっているのに。
旦那ですら「A男とC子が結婚なんて、どんだけ
不義理やねん!!!!」怒。
って感じで、さすがにA男君はこの小説の元彼&元親友のカップルとは違い「ひっそりと」結婚をしたのである。
まあ「どの面下げて、そいつと結婚するねん」ですもん。
これがZ美と言う全く面識のない女性ならありだけどね。
それぐらい「昔の関係を知った人間同士」が結婚するのって
色々なことを考えた上じゃないとだめだと思う。
所詮「きれいごと」を書いた小説、って感じ。
設定自体が「ありえね~」って思う。
むしろ、主人公が元親友に向かって、
「ねえ、あんた
私のお古が良かったのね。 これって、どう言うんだろ?
ホールブラザーズならぬ
ホールシスターズ?
きゃは!」
ぐらいの毒を吐けないとダメね。
さらに怖いのは、この本を読んだ子が「感動した」的な事を書くこと。
「不義理ですよ。常識のない事をしているんですよ!」と私がリアルで怒ったとしよう。
すると「涼女さん、今時10年前の事なんですから時効ですよ」とあっさり今時風に軽~~く返すと思う。
じゃ、その「軽~~い感覚」をお持ちの世代のはずの主人公がここまで「凹む」理由は何? だから余計に不成立です。この話、ってなる。
むしろ凹まずに上に書いた「毒」を吐いて「出席すっか~」のノリの方があり得る。
この作者さん、意図的かもしれないけど「悪者を出さない様に」している気がする。本来「悪者」がいないとおかしい図にいないからそこからひずみを感じて違和感が出まくった挙句、こうやってしつこく攻撃文を書く読者が出てくる。
「自分はいい子。嫌われたくない」と主人公に設定しているように、作者自身もそうやって生きてきたんだろうなあ…
嫌われること、傷つくことなしに生きていくなんてそんな甘えた根性でどうするんだ?イラッとするわ!!怒
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