もう、感想書くのもめんどいな、って感じ。
なので、テキトーに。

2対2の男女の結婚観、恋愛感の話、であれば、どこにでも転がっているテーマ。
ただ、マイノリティである「同性愛」が扱われているので重いというかやっかい。
結論としては「ま、当事者がそれでいいと思ったらそれでいいんでないかい」って感じ。当方、恋愛は異性としかしたことないので同性との経験が無いので何も語れないし、語る気にもならず。
けれど、世間はそれが「普通」なのではなだろうか?
作者は文中もしくは他書においても「大多数がいいの?普通って何?」的な考えをお持ちである。
日本は民主主義である。数が全てを決めるのである。多い方が強いのである。
長いものには巻かれざるを得ない。要はあきらめも覚えねば自分が傷つく。
そんな「過去」に捨てた「諦め」をいまさら提示されてもな、って感じ。

なんか、喧嘩売られたような気持になったんだよな…

読書感想はさておき、本文で気になった点を列挙。
まず、主人公の一人である「朋美」の性格の「激変ぶり」が不可解。
29歳の女の設定なのに、まるで22歳前後の幼稚ぶりキャラにしか思えない言動がなぜか後半一気に大人の女性的な知的&冷静さを持つ描写になった点。
この「変化」についてもっと記述しないと、どうしても違和感大。
この箇所を丸々「落とした」かのような感じ。
ママのスカートのすそを握って後ろからこっそり上目づかいにこっそりのぞいているかの幼女がいきなりおっかさん的な堂々とした態度になるのだから。
他の3人にしても読んでいて全く人物像がイメージできない、と言うより
コロコロ性格が激変しすぎて一人の人物とは思えないような感じ。
貴人なんてもう完全に「逝っちゃっている人」。
こんな「逝っちゃってる」人と朋美を今後選ぶのかな?
まあ、選ぶのも別れるのも個人の意思だから部外者は何も言えないし、
言ったら言ったで「個人の自由でしょ!」と怒られるんだろうな…

登場人物各自に語らせる手法がメインだけれど、一度一人の人の視点からじっくりと物事を見据える書き方にしてもらえませんかね?
確かに各自の立場で各自の意見を聞くのは全体が見えていい反面、オチがしっくりこないと部外者は「で、何が言いたかったわけ?」となるので。
なぜその人がその心境に至ったのかをじっくりと辿りたいと思った。

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