パーソナルカラーの関連本。
貴女は何色、的な基礎はもう別の本で紹介済みなのでこの本では
「どうして似合う服を着るのか」と言う具体的な例と似合う服を見つける為の
やり方などどちらかと言えば「著者の考え」がメイン。

自分に合わない服を着ていることを著者は
ファッションの「ゆがみ」

と表現しています。
その「歪み矯正」の根本に挙げられたのが
母親の影響が7割以上! との事。
めちゃくちゃ、共感できるので長いけど引用。
クローゼットの中に似合っている色に偏っているのなら、
特に問題はありません。
偏りがある場合、これらのケースのほとんどが似合う、似合わないに係らず
「それしか選べない」
結果です。
その原因として、私は母親の影響が大きいと思っています。
歪みの原因を探っていくと、最終的に母親との関係に起因するお客様が
7割以上です。
幼い頃、
「あなたにはこの色が似合うから」
「あなたはお姉ちゃんなんだから」
と母親に言われた言葉は、その後も娘にとって想像以上の影響力をもたらしています。


どう影響するかは2パターンあって、お母さんが大好き、と言う人は、
母親が選んでくれるような色、形の服、ほめてくれるような服が選び方の基準になっています。お母さんに喜んでもらえるから、ですね。

反対に母親とうまく行っていない、母親の権限が強すぎる人の場合、
子どもの頃、着たいのに着られなかった服を無意識に選んだり、
母親が選んだ色のイメージで見られたくなかった反抗心から、
全く反対の色をかたくなに選ぶようになります。

「自分らしさ」と思っている物は実は周囲の人、母親、姉妹、過去の彼氏などに
「あなたはこう」とイメージを決められた「刷り込み」の偶像かもしれません。



めちゃわかるわ~~
私が服選びを「楽しい」と思わずに「苦痛&難しい」と思うのも「選び方がわからない」もしくは「着たい服が有っても買ってもらえないし、着れない」から
もう何でもいいや~って感じで今まで来たから。
「どうせ、買ってもらえないんでしょ。自分で買っても後で文句言われるし~」って感じで。
それがやっと結婚して自分で選べるようになったけど、正月とかに着て行ったら開口一番「似合わない」と言われるし。
子どもが小さい時は「安い服」に特化していたし。
自分で着たい、値段を妥協せずに買える服を手にしたのはやっぱりパート等に行きだしたあの頃だけ。(自分の収入で心置きなく買えたので)
今また無職生活だからユニ黒などほどほどの服で過ごしている。

後半にクローゼットの見直し方法が書かれてます。
一週間着まわせる服を数点だけ残して、後は処分する。
そしてスッキリしたクローゼットに「似合う服」だけを考慮して数点ずつ追加。
服の断捨離方法とでもいうのでしょうか?
ただ、捨てるのではなく、自分の「歪み」を再チェックしながら処分する方法が乗ってます。

これ、実行したらもう服なんて残らない。
ただでさえ、自分が「好き」とか「気に入った」様な「気が入った」服なんて存在していないから。心置きなく処分できる根本はこれなんでしょうねえ…

毎週のようにチラシが入るユニ黒。
特売品だけ買って、それに合わせるトップスを定価で買うなんて「来週、もし、特価品で出たら悔しいし…(千円も安くなるなんて許せませんな!)」と買い控えてそのままコーディネートしきれずに終わる服も結構あるし。
このパターン、最悪かも。

あと、たまにしか服を買いに行かないのもダメ。
目を肥やしておかないと、自分の「似合う」に出会う確率が低くなる。
私なんて外出しないから出たらつい「せっかく出たのに…」と買ってしまう傾向が大なだけに。

まずは、色、形、すべてがあなたにピッタリなそれ一枚で
輝ける「なじむ色」の一着を探してください。


晴れた日に一度朝からじっくり服をひっくり返して総点検して見ましょうか。

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