たった7行のあらすじしかない状態から2つも話を紡ぎだすって…
作家って本当に「感性豊か」な人なんでしょうね…
北島マヤが一つのお題で色々なショートドラマを演じて「恐ろしい子」
扱いされるように。(違)
ただその一方で一つ間違えると、現世では生活しにくい人になる。
まだ、子供がいて学校に行って世間と接触があればまだしも、
未婚、子無しタイプになるとどうにもこうにも…
マヤが身近にいたら周囲、本当にしんどいと思いませんか?

あ、本作は普通に良かったですよ。はい、普通に。重みも深みもなく。

一作目は若干構成にもたつきがあるというか、同じような描写があったでの
しつこいなと言うかスムーズ感に欠けるな、とは思ったけど。
でも、編集部の担当さんがゲラでチェック入れなかったから問題ないんでしょうね。
一作目はどっちかって言うと編集部の内部事情描写もある感じ。
作家と担当がお互いに協力し合って一冊を仕上げて世に出す。
作家が偏屈にこだわりを持ったら、うま~~くリードして修正させて世に出す。
めんどくさい時はそのまま雑誌掲載して、ハード本の時に修正させたらいい。
ああ、だから描き下ろしは駄作が連発するんだな

2作ともどっちがいいとは言わないけど、
2作目はちょっと軽い感じ。ありきたりというか。
1作目は複雑構成。だけど、もたつき、下手したら文章力でごまかされているのかもしれないけど案外「無理」があるような感じ。
(推理物でトリックに無理があるのをいかにもっぽく書いてごまかす感じ)


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