終点のあの子 　柚木麻子著

中高女子高を舞台なので「ああ、この感情わかるわかる」状態の一冊だった。
帰国子女ってどこかどっぷり日本で育った人間とは「違う」。
その「違い」が受け入れられない場合どうしても摩擦が生じる。

大きな感想として

すみませんね。　別に上から目線で見ているわけでなく。
ただ恵まれた環境が自分にとっては普通かつ当たり前なのでそんな生活が
人から見ればうらやましいとか生意気に見えるなんてこれっぽっちも思わずに生きていたんですよ。それをあれこれ言われても…
それを個性と見てはくれないんですかね？

ごめんなさいね。別に好きで嫌がらせや奇抜な行動を取っているのでないんですけど。そうじゃない人から見たらそう取られるんですね。

自分の過去を振り返って、そんな感情を持って私繋がっていた糸をするりと
手放した人に対してごめんなさい、と言いたいです。

そんな感想を持った一冊。