自衛隊救援活動日誌 東北地方太平洋地震の現場から
2013年4月12日 読書
有川さんの『空飛ぶ広報室』の口コミで結構自衛隊バッシング的な感想を書いている人がいたので、じゃ、違う方面から読んでみよう!ということでチョイス。
作者、いわゆる東大出のキャリア事務官。防衛庁に入庁して政策補佐官という事から自衛隊の実行部隊でもないし、かといって一般人でもない。
一つの物事を見るにあたって、Aという立場から見た場合と
Bという立場、Cという立場…と言うように同じものを見ているようでも立場が違うと視点が違う。
なので、Aの立場では書けない、書かないこともB,Cと違う点から見ると明らかに浮き彫りにされてくることは多々ある。
ただし、それが表に出てくることはマレで、ぶっちゃけ出版物に置いても
資本主義ゆえに「売れるか売れないか」「面白いか面白くないか」が基準となり
それに外れたらどんなに良い内容でも日の目を見ない。
なので、本書などは日の目を見れて良かったね~としか言いようのない一冊。
『空飛ぶ…』でも無知なヒロインが事故でパイロットをあきらめざる得なかった
主人公(の一人)に無知が故に
「戦闘機は人を殺すものでしょ。それに載っているあなたは人が殺したいんでしょ」的な発言をする。
無知なのは仕方ないけど、知ろうとしない方がよっぽどたちが悪いと思う。
『空飛ぶ…』では段々と知らなかった事を少しずつ理解しよう=歩み寄ろうとする姿が書かれているけど、例えば本書の様な本を読もう、とする人が一人でもいたら有川さんの「少しでも自衛隊を理解しようとする人が増えたらなあ…」的な
意図は成功したのではないだろうか?
しいて言えば、「良かったら、取材に来ませんか?」と有川さんを招待したえらいさんの目的も達成したのではないかと思う。
本書は現場で働いている自衛官の立場にも沿ったり、また行政との間に立ち
順調に物事が進まないいらだち的な葛藤も書かれている。
元々これは筆者の日記から派生しているので随所に「ラーメンが食べたい!」
と食に関する記述が「ああ、人間的だなあ…」と感じさせらる。
(東大でのエリートさんとは思えない泥臭さが感じられる)
あの震災時にどのような食生活であったとかは本書を読めばいいが、
例えば被災地の女性隊員の為に生理ナプキンは救援物資からではなく
あくまでも別の駐屯地等にいる同僚からの「差し入れ」(おむつも同様に)
された物であることは有川さんの本から知った。
これはやっぱりその苦労を女性であるからこそ分かる視点だし、
それって結構重要ですよね。女性にとっては。
なので、例えば今、2冊自衛隊に関する本を読んだとして、突き合わせたら見えてくる事がある。
そんな風にあと一冊、あと一冊と読み進めて行けば表に出なかった事もどんどん明らかになるはず。
今度は被災地から見た自衛隊の活動。
中立な立場をとることのできるマスコミがいればなおよろしい(けど、金にならんことはせんだろう。奴らは)
ボランティアに参加した人間もどんどんその時がどうであったか声にした良い。
けど、本書でも書かれたみたいに「あれもこれも自衛隊が用意してください」と
要求のみ突き付けた挙句、できないとなると逆切れしたボランティア人もいるようなので、被災地に邪魔しに来ただけの人間もいる、ってことも知るべきだ。
被災地にお祭りをしに来たのか?と常識を疑う行為をする奴だっていたってことは絶対にマスコミは書かないしね。
偏った意見が正しい事ではないと判断できる知性と冷静さが日本人には本当に必要だと思う。
特に、北の将軍様が「おいた」をしそうな気配ですが、それを迎え撃つために
着々と準備してくれているのは自衛隊の人々に他ならないのだから。
「税金払ってるんだから当然だ!」的な意見を言うヤツはせめて
「よびじほ」にでもなってから言えばいい。
http://75552.diarynote.jp/201205041059384838/
自分が何もせず、安全な場所で好き勝手ほざくのはどうかと思う。
作者、いわゆる東大出のキャリア事務官。防衛庁に入庁して政策補佐官という事から自衛隊の実行部隊でもないし、かといって一般人でもない。
一つの物事を見るにあたって、Aという立場から見た場合と
Bという立場、Cという立場…と言うように同じものを見ているようでも立場が違うと視点が違う。
なので、Aの立場では書けない、書かないこともB,Cと違う点から見ると明らかに浮き彫りにされてくることは多々ある。
ただし、それが表に出てくることはマレで、ぶっちゃけ出版物に置いても
資本主義ゆえに「売れるか売れないか」「面白いか面白くないか」が基準となり
それに外れたらどんなに良い内容でも日の目を見ない。
なので、本書などは日の目を見れて良かったね~としか言いようのない一冊。
『空飛ぶ…』でも無知なヒロインが事故でパイロットをあきらめざる得なかった
主人公(の一人)に無知が故に
「戦闘機は人を殺すものでしょ。それに載っているあなたは人が殺したいんでしょ」的な発言をする。
無知なのは仕方ないけど、知ろうとしない方がよっぽどたちが悪いと思う。
『空飛ぶ…』では段々と知らなかった事を少しずつ理解しよう=歩み寄ろうとする姿が書かれているけど、例えば本書の様な本を読もう、とする人が一人でもいたら有川さんの「少しでも自衛隊を理解しようとする人が増えたらなあ…」的な
意図は成功したのではないだろうか?
しいて言えば、「良かったら、取材に来ませんか?」と有川さんを招待したえらいさんの目的も達成したのではないかと思う。
本書は現場で働いている自衛官の立場にも沿ったり、また行政との間に立ち
順調に物事が進まないいらだち的な葛藤も書かれている。
元々これは筆者の日記から派生しているので随所に「ラーメンが食べたい!」
と食に関する記述が「ああ、人間的だなあ…」と感じさせらる。
(東大でのエリートさんとは思えない泥臭さが感じられる)
あの震災時にどのような食生活であったとかは本書を読めばいいが、
例えば被災地の女性隊員の為に生理ナプキンは救援物資からではなく
あくまでも別の駐屯地等にいる同僚からの「差し入れ」(おむつも同様に)
された物であることは有川さんの本から知った。
これはやっぱりその苦労を女性であるからこそ分かる視点だし、
それって結構重要ですよね。女性にとっては。
なので、例えば今、2冊自衛隊に関する本を読んだとして、突き合わせたら見えてくる事がある。
そんな風にあと一冊、あと一冊と読み進めて行けば表に出なかった事もどんどん明らかになるはず。
今度は被災地から見た自衛隊の活動。
中立な立場をとることのできるマスコミがいればなおよろしい(けど、金にならんことはせんだろう。奴らは)
ボランティアに参加した人間もどんどんその時がどうであったか声にした良い。
けど、本書でも書かれたみたいに「あれもこれも自衛隊が用意してください」と
要求のみ突き付けた挙句、できないとなると逆切れしたボランティア人もいるようなので、被災地に邪魔しに来ただけの人間もいる、ってことも知るべきだ。
被災地にお祭りをしに来たのか?と常識を疑う行為をする奴だっていたってことは絶対にマスコミは書かないしね。
偏った意見が正しい事ではないと判断できる知性と冷静さが日本人には本当に必要だと思う。
特に、北の将軍様が「おいた」をしそうな気配ですが、それを迎え撃つために
着々と準備してくれているのは自衛隊の人々に他ならないのだから。
「税金払ってるんだから当然だ!」的な意見を言うヤツはせめて
「よびじほ」にでもなってから言えばいい。
http://75552.diarynote.jp/201205041059384838/
自分が何もせず、安全な場所で好き勝手ほざくのはどうかと思う。
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