嘆きの美女 柚木麻子著
2013年4月13日 読書
小説の前半部分があまりにも「攻撃的」なもんで、一瞬「群 ようこ」さんの
本を読んでいるのか?ってすら思ってしまった。
その原因が
『終点のあのこ』に出てきた奥沢朱里の父親が「チョイ役」出てます。笑
『あまからカルテット』では「描写があまりおいしそうにない」と書いたけど
それは「お上品な料理」を参考文献で適当にそれらしく書いただけであり
今回のようにジャンクフードラブ!(なんだろうなあ…この作者)てんこ盛りの
方が生き生きしている感じがした。
やっぱり人間経験を元にしていない描写はどこかリアル感が欠ける。
作家は想像力だけでかなり話を膨らますようですが、ここでは「食べてみたいジャンクフード」の分野でその才能をいかんなく発揮した模様。笑
本を読んでいるのか?ってすら思ってしまった。
その原因が
彼女の何が苦手といって、なんの意地も反骨精神も感じられないところだ。
毒が美の邪魔になるのであれば、一生美女になどなれなくていい、
とさえ思えてくる。
世の中に対する体を貫くような怒りに、これまで何度救われてきたことか。
耶居子(やいこ=主人公の名前)はようやく自覚する。
もしかして、自分と言う人間の核はいかりにあるのでは、と。
『終点のあのこ』に出てきた奥沢朱里の父親が「チョイ役」出てます。笑
『あまからカルテット』では「描写があまりおいしそうにない」と書いたけど
それは「お上品な料理」を参考文献で適当にそれらしく書いただけであり
今回のようにジャンクフードラブ!(なんだろうなあ…この作者)てんこ盛りの
方が生き生きしている感じがした。
やっぱり人間経験を元にしていない描写はどこかリアル感が欠ける。
作家は想像力だけでかなり話を膨らますようですが、ここでは「食べてみたいジャンクフード」の分野でその才能をいかんなく発揮した模様。笑
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