返却棚に置いてあって「あれ、どっかで見たタイトル…」と。
映画化されてましたっけ?
確か癌になったお医者さんの話…と思ってましたが
普通に健康体のお医者さんの話でした。笑

ただ、読み始めて「変な文体だなあ…細君だって…一体いつの時代の話?」と
戸惑っていたら夏目漱石の「草枕」の影響だとか…
おかげで普段からの喋り方もえらく文語調ゆえ「変人」扱いされている。

うちの母親も高校生の時に漱石にどっぷりはまり、
教師(私の時代では校長先生に昇格)を論破した挙句
センセイから「君の年齢で漱石を理解するのはまだ早い」とかなんとか言われた~と自慢しておりました。
そうか、漱石ファン=変人 は常識なんですね。笑

で、この奇妙な文体に加え、表紙のイラストから京大卒の某作家の「真似?」と。

しかも奥付に「宣伝 販売 制作企画 資材 編集」と普段目にしない文字(名前)がずらりと。
はは~~売る気満々 ですな。
本当の実力が0であっても、これだけプロの加工 の手が加わったら
そりゃ、売れる商品になるわな~~~

医者が書いた小説=海堂某 の二番煎じも狙いましたか??


といった感じで、いろんな作品のキリバリに思えるんですが…
一瞬良い事書いてるな~ときらりと光るのに、加工の結果
「どこにでもある、単純にお涙頂戴」を計算されているような気にさせられる。
惜しいねえ…
これだったら「医療監修」に徹して文章が上手な人に書いてもらった方が
良いんじゃないですか?

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