神様のカルテ 2 夏川草介著
2013年5月27日 読書
正直「1」とは雲泥の差でめちゃくちゃ完成度が高くなっている!
ゴーストライターが書きましたか??
ってぐらい、全く違う人の作品ぽい出来上がり。
たった一年で、この小説に書かれているような激務を日々過ごしている現役医師がここまで上達する???????って感じ。
まあ、誰が書いたにせよ、かなりの完成度は確か。
まあ、ぶっちゃけ「プロ」が書いたなら「ここは泣かせて」「ここは感動させて」と計算されたまるで映画を見ているかのようにイメージがどんどん浮かびます。
先日読んだ『困っている人』が患者側からの問いだとしたら
こちらは医師からの問題定義。
今の日本の医療の状態、これでいいの?
医師が本当にこれだけ激務であるなら、なり手がどんどんいなくなって
その数少ない医者を今度は金持ちだけが独占する…
そんな時代にもうすぐ突入するかもしれない。
実際、自費治療は金がある人しか受けれない。
いわば特権階級のみが高度治療を受けれるという。
現在は死にたくてもチューブに繋がれたままの患者も多数存在するが
この姿も本当に望まれた状態なんだろうか?
医療も金儲けの一環、経営がまず第一と終わりの頃に出てくる事務長の存在は
他の医療系の小説やドラマに当たり前のように出てくる。
ベット稼働率を常に100%キープ。
漱石を敬愛している設定だけに、漱石の苦悩も自分の苦悩としてオーバラップさせているのが巧いなあ。
その一方でまるで「私はこんな難しい本を読んでいるんだ!」と 明らかな自慢多種多様な文献を引用してくるのは某京大卒の作家にこんな点も似ている。
頭いい人は、こんなことを書くのが共通項???
まあ、「1」を書いた人本人かプロットだけが本人の物か誰が書いたにせよ、
これはお勧めできる一冊。
ってぐらい、全く違う人の作品ぽい出来上がり。
たった一年で、この小説に書かれているような激務を日々過ごしている現役医師がここまで上達する???????って感じ。
まあ、誰が書いたにせよ、かなりの完成度は確か。
まあ、ぶっちゃけ「プロ」が書いたなら「ここは泣かせて」「ここは感動させて」と計算されたまるで映画を見ているかのようにイメージがどんどん浮かびます。
先日読んだ『困っている人』が患者側からの問いだとしたら
こちらは医師からの問題定義。
今の日本の医療の状態、これでいいの?
医師が本当にこれだけ激務であるなら、なり手がどんどんいなくなって
その数少ない医者を今度は金持ちだけが独占する…
そんな時代にもうすぐ突入するかもしれない。
実際、自費治療は金がある人しか受けれない。
いわば特権階級のみが高度治療を受けれるという。
現在は死にたくてもチューブに繋がれたままの患者も多数存在するが
この姿も本当に望まれた状態なんだろうか?
医療も金儲けの一環、経営がまず第一と終わりの頃に出てくる事務長の存在は
他の医療系の小説やドラマに当たり前のように出てくる。
ベット稼働率を常に100%キープ。
「医師の話ではない。人間に話をしているのだ!」
「世の中には常識と言うものがある。その常識を突き崩して理想にばかり
走ろうとする青臭い人間が、私は嫌だ。
しかし、理想すら持たない若者はもっと嫌いだよ」
「…智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。」
「意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい…。」
漱石を敬愛している設定だけに、漱石の苦悩も自分の苦悩としてオーバラップさせているのが巧いなあ。
その一方でまるで「私はこんな難しい本を読んでいるんだ!」と
頭いい人は、こんなことを書くのが共通項???
まあ、「1」を書いた人本人かプロットだけが本人の物か誰が書いたにせよ、
これはお勧めできる一冊。
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