ポイントブランク (女王陛下の少年スパイ!アレックス)
2013年5月29日 読書
シリーズ第二弾
今回も本人の意志とは別にあっさりMI6に強制的に任務を命じられた挙句
(実質MI6に)殺されそうになる話。
何かなあ…何なんだろう、このむなしい展開は…
大人の都合に子供を巻き込んだ挙句、「任務のためだ」と言う大義名分で一人のしかも子供の命をあっさり見捨ててしまうこの考え方って、アレックスが闘っている「悪者」とどう違うんだろう???
一作目は学校の人種差別によるいじめが発端。
今回は南アフリカにおけるアパルトヘイトと言ったこれまた人種差別が発端。
展開パターンはどうも同じ思考能力らしい。
アレックスももう少し盗聴マイク&監視カメラはどこにでもあるという意識で任務にあたるべきなのにあまりにも「バカ」過ぎる。
そう、おじさんは時間をかけてアレックスを一流のスパイに仕立て上げる素地を培ってきた割に根本的な「慎重な」とか「冷静な」と言った部分を教育し忘れている。
けれど、本作でどうもMI6に対して
ということから、彼が活躍すればするほど性格が「悪く」なりそうだよなあ…
そしていつもお約束の展開の一つとして
MI6から解放された後、ラスボスとの対決が用意されているようで。
そうは簡単にお役御免にしてもらえないところに「非情」なスパイ小説の本領発揮を感じる。
長期欠席に伴う間抜けな診断書しか作ってくれないこのMI6と言う組織。
大人でも絶対に属したくない「職場」だと思う。
やってらんね~よ、と読み手すら思う設定をもう少し何とかならない物でしょうか?
今回も本人の意志とは別にあっさりMI6に強制的に任務を命じられた挙句
(実質MI6に)殺されそうになる話。
何かなあ…何なんだろう、このむなしい展開は…
大人の都合に子供を巻き込んだ挙句、「任務のためだ」と言う大義名分で一人のしかも子供の命をあっさり見捨ててしまうこの考え方って、アレックスが闘っている「悪者」とどう違うんだろう???
一作目は学校の人種差別によるいじめが発端。
今回は南アフリカにおけるアパルトヘイトと言ったこれまた人種差別が発端。
展開パターンはどうも同じ思考能力らしい。
アレックスももう少し盗聴マイク&監視カメラはどこにでもあるという意識で任務にあたるべきなのにあまりにも「バカ」過ぎる。
そう、おじさんは時間をかけてアレックスを一流のスパイに仕立て上げる素地を培ってきた割に根本的な「慎重な」とか「冷静な」と言った部分を教育し忘れている。
けれど、本作でどうもMI6に対して
硬質の冷たさが、新たに彼の性格に備わったようだ
ということから、彼が活躍すればするほど性格が「悪く」なりそうだよなあ…
そしていつもお約束の展開の一つとして
MI6から解放された後、ラスボスとの対決が用意されているようで。
そうは簡単にお役御免にしてもらえないところに「非情」なスパイ小説の本領発揮を感じる。
「だけどあなた達は僕をこき使うだけだ。
これじゃ、まるで道具だよ。
あなた達はグリーフと同じだよ。
目的のためには手段を選ばないんだもの。僕は学校に帰ります。
次からは僕無しでお願いしますよ。」
長期欠席に伴う間抜けな診断書しか作ってくれないこのMI6と言う組織。
大人でも絶対に属したくない「職場」だと思う。
やってらんね~よ、と読み手すら思う設定をもう少し何とかならない物でしょうか?
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