スケルトンキー (女王陛下の少年スパイ!アレックス)
2013年6月2日 読書
シリーズ3作目
なんとなく文章が今までよりぶっ飛び感と言うかノリノリ感が影を潜めてえらくまじめな感じになったな~と思ったら訳者が変わっていた。
原作を忠実に訳してます!って感じで。できたら前作までの訳者さんによる訳と
比較してみたいな~って感じ。
元々原作がここまで「まじめ」になったのか、あくまでも訳の解釈の違いによるものなのか。
とはいえ、舞台も国内からヨーロッパと言った身近なものから共産国と言った
お付き合い度の薄い関係となり「死んでもしらないよ」と突き放し感がさらにアップ。
MI6からCIAに「レンタル」されるアレックス。
しかもCIAの二人はあっさり殺されてしまうし。(おいおい…)
武器も「殺傷能力のある物はアレックスに持たさず」と言う方針はここでも健在。
なんかな~スパイとして潜入させるのならもっと通信機器とか武器とか身を守るものをもう少し持たせるべきじゃない?と。毎回思う。
その一方で、コイツは殺されても仕方ないんじゃ! って
アレックスに対して「イラッと」感も持ったわけで。
イラストにごまかされてますが、アレックスの本質は「イギリス人」。
ハリーポッタ×にどこまでも近く、ユーモアと言うより生真面目度の方が強い。
何か大人に対してエラそうと言うか、かわいげのないやつ!って思う。
そんな「生意気度」が端々に表れるので、今まで散々な目に遭って「気の毒」
と言うよりも「お前がそんな態度だからいじめられるんだろ!」と
いじめられっこの定義=いじめられる方にも問題がある と言う説が頭に浮かぶ。
両親が幼い頃に亡くなってスパイの叔父に引き取られ、叔父は密かにスパイとしての要素をアレックスに植え付けていたという伏線を信じれば
どこか「普通の子供とは違う」と言う人間が出来上がり、それが大人に対して適切な距離を知らない、持てないどこかいびつな子供が出来上がっても仕方ないのかと。
今回の過酷な任務を経て、MI6の特別作戦局次長のジョウンズ夫人ですら
アレックスに対して同情的と言うか「子どもという事をもっと考慮して欲しい」的な事を局長のブラントに申し出るぐらいだから。
けど、このブラント。
一作目からアレックスにあれこれ任務を押し付けるのだが、どこか冷たく
まあぶっちゃけ「アレックスが死んでも全然惜しくない。いや、むしろ死んで欲しい」感を感じさせるのですが、案外アレックスの両親も実はスパイで作戦中にブラントの罠で死んだんじゃないのか?と推測してしまう。
両親の死を世間から隠したいがために、アレックスも「任務中の事故死」によって闇に葬りたいんじゃないのかな?とか。
訳者が変わって原作自体がトーンが変わったのか、訳だけの問題なのか不明ですがただの「痛快!少年のスパイ物」とは微妙に変化してきている感じ。
なんとなく文章が今までよりぶっ飛び感と言うかノリノリ感が影を潜めてえらくまじめな感じになったな~と思ったら訳者が変わっていた。
原作を忠実に訳してます!って感じで。できたら前作までの訳者さんによる訳と
比較してみたいな~って感じ。
元々原作がここまで「まじめ」になったのか、あくまでも訳の解釈の違いによるものなのか。
とはいえ、舞台も国内からヨーロッパと言った身近なものから共産国と言った
お付き合い度の薄い関係となり「死んでもしらないよ」と突き放し感がさらにアップ。
MI6からCIAに「レンタル」されるアレックス。
しかもCIAの二人はあっさり殺されてしまうし。(おいおい…)
武器も「殺傷能力のある物はアレックスに持たさず」と言う方針はここでも健在。
なんかな~スパイとして潜入させるのならもっと通信機器とか武器とか身を守るものをもう少し持たせるべきじゃない?と。毎回思う。
その一方で、コイツは殺されても仕方ないんじゃ! って
アレックスに対して「イラッと」感も持ったわけで。
イラストにごまかされてますが、アレックスの本質は「イギリス人」。
ハリーポッタ×にどこまでも近く、ユーモアと言うより生真面目度の方が強い。
何か大人に対してエラそうと言うか、かわいげのないやつ!って思う。
そんな「生意気度」が端々に表れるので、今まで散々な目に遭って「気の毒」
と言うよりも「お前がそんな態度だからいじめられるんだろ!」と
いじめられっこの定義=いじめられる方にも問題がある と言う説が頭に浮かぶ。
両親が幼い頃に亡くなってスパイの叔父に引き取られ、叔父は密かにスパイとしての要素をアレックスに植え付けていたという伏線を信じれば
どこか「普通の子供とは違う」と言う人間が出来上がり、それが大人に対して適切な距離を知らない、持てないどこかいびつな子供が出来上がっても仕方ないのかと。
今回の過酷な任務を経て、MI6の特別作戦局次長のジョウンズ夫人ですら
アレックスに対して同情的と言うか「子どもという事をもっと考慮して欲しい」的な事を局長のブラントに申し出るぐらいだから。
けど、このブラント。
一作目からアレックスにあれこれ任務を押し付けるのだが、どこか冷たく
まあぶっちゃけ「アレックスが死んでも全然惜しくない。いや、むしろ死んで欲しい」感を感じさせるのですが、案外アレックスの両親も実はスパイで作戦中にブラントの罠で死んだんじゃないのか?と推測してしまう。
両親の死を世間から隠したいがために、アレックスも「任務中の事故死」によって闇に葬りたいんじゃないのかな?とか。
訳者が変わって原作自体がトーンが変わったのか、訳だけの問題なのか不明ですがただの「痛快!少年のスパイ物」とは微妙に変化してきている感じ。
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