今夜は心だけ抱いて 唯川恵著
2013年6月21日 読書
あんまり印象に残らない題名だったので借りましたが、数ページ読んで
「ああ、読んだことあるわ~」と。
http://75552.diarynote.jp/200902081727254392/
この時も書いたように、母と娘の精神の取り換えばや物語。
『秘密』や『スキップ』と同系。
結論的な事も一番近いのが『秘密』かな?
そして今回も不快だったのが、17歳の実の娘の肉体を使って、付き合っていた30代の男とセックスしようとしたり、仕事を回してくれていた50代の社長
と『挿れない』セックスをしてみたり。
あと、男子高校生の生態が妙に「古臭い」。
喋り方があまりにも時代に合ってなくて、余計に違和感。
「君、よしたまえ。いやがっているじゃないか」みたいなあの系。笑
それと推薦試験が「英語、国語、数学」って…
一体何系の大学を目指していたのか、さぱ~り。
卑しくも47歳の柊子は「プロの翻訳家」。
英語は満点取らなきゃ嘘だし、翻訳するのに国語力だってあるはず。
問題は「数学」だけど、文系なら社会じゃないですか?
今なら推薦してもらうのは普段の成績で選考されて、当日の試験ってよっぽど
じゃない限り…って感覚ですが。
それに、推薦堕ちたからって一般は「難しい…」という事でじゃ、なんでもっとランク下げた大学に行かないの?って。
「大学行けないからロンドンに行く」って…意味不明。
元々が『週刊朝×』に2004年から2005年にかけて掲載された物らしいので、古臭さが感じられるのは仕方ないし、高校生が誘って来たらホイホイと
乗ってしまう男の悲しさは読者層を意識しての事かも。
その裏側に47歳の精神を持った17歳の母親の柊子の方が「子ども」で
行動も常識外れに対して
17歳ながらも47歳と言う肉体的に魅力が衰えた…と世間ではとらえられがちなのにかなり「魅力的」な人物=すべてを受け止め、47歳として生きて行こう!この人を愛して行こう!と強い意志と愛情にあふれた像として書かれている。
絶対、17歳の肉体をもつ柊子より47歳の肉体を持つ美羽の方が好感を持てるし、好ましいキャラクターになっている。
現在45歳の私でさえ、柊子のキャラに「不快」と感じるぐらいなので
それ以下の年代の読者が読んでも評価は低くなると思う。
12年もの長い間離れ離れになっていた母娘。
最後の方の美羽の方が明らかに「母親」として言いうであろうセリフ
と、17歳が発しているとは思えないほどのセリフ。
逆にこのセリフが47歳の柊子から美羽に言えるか?と言えば
絶対に言わない・言えないと断言できる。
柊子は結婚にも子供を持つにも「ふさわしくない」人物として最後まで
印象が残ったキャラでした。
「ああ、読んだことあるわ~」と。
http://75552.diarynote.jp/200902081727254392/
この時も書いたように、母と娘の精神の取り換えばや物語。
『秘密』や『スキップ』と同系。
結論的な事も一番近いのが『秘密』かな?
そして今回も不快だったのが、17歳の実の娘の肉体を使って、付き合っていた30代の男とセックスしようとしたり、仕事を回してくれていた50代の社長
と『挿れない』セックスをしてみたり。
あと、男子高校生の生態が妙に「古臭い」。
喋り方があまりにも時代に合ってなくて、余計に違和感。
「君、よしたまえ。いやがっているじゃないか」みたいなあの系。笑
それと推薦試験が「英語、国語、数学」って…
一体何系の大学を目指していたのか、さぱ~り。
卑しくも47歳の柊子は「プロの翻訳家」。
英語は満点取らなきゃ嘘だし、翻訳するのに国語力だってあるはず。
問題は「数学」だけど、文系なら社会じゃないですか?
今なら推薦してもらうのは普段の成績で選考されて、当日の試験ってよっぽど
じゃない限り…って感覚ですが。
それに、推薦堕ちたからって一般は「難しい…」という事でじゃ、なんでもっとランク下げた大学に行かないの?って。
「大学行けないからロンドンに行く」って…意味不明。
元々が『週刊朝×』に2004年から2005年にかけて掲載された物らしいので、古臭さが感じられるのは仕方ないし、高校生が誘って来たらホイホイと
乗ってしまう男の悲しさは読者層を意識しての事かも。
その裏側に47歳の精神を持った17歳の母親の柊子の方が「子ども」で
行動も常識外れに対して
17歳ながらも47歳と言う肉体的に魅力が衰えた…と世間ではとらえられがちなのにかなり「魅力的」な人物=すべてを受け止め、47歳として生きて行こう!この人を愛して行こう!と強い意志と愛情にあふれた像として書かれている。
絶対、17歳の肉体をもつ柊子より47歳の肉体を持つ美羽の方が好感を持てるし、好ましいキャラクターになっている。
現在45歳の私でさえ、柊子のキャラに「不快」と感じるぐらいなので
それ以下の年代の読者が読んでも評価は低くなると思う。
12年もの長い間離れ離れになっていた母娘。
最後の方の美羽の方が明らかに「母親」として言いうであろうセリフ
「母娘だから言っているのよ。娘の将来を犠牲にするなんて、
そんな事母親ができるはずないでしょう」
「行きなさい、ロンドンに。あなたの将来が待っているところに」
「私には深尾さんと言う人がいるってわかったんだもの。これからは
あの人を信じて行くから」
と、17歳が発しているとは思えないほどのセリフ。
逆にこのセリフが47歳の柊子から美羽に言えるか?と言えば
絶対に言わない・言えないと断言できる。
柊子は結婚にも子供を持つにも「ふさわしくない」人物として最後まで
印象が残ったキャラでした。
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