「上から目線」の時代 冷泉彰彦著
2013年8月3日 読書
似たような題名ですが、先に読んだ『「上から目線」の構造』が
反応の仕方が全く違う「ワンピース世代」に手を焼いている「ガンダム世代」
に対しての指南書or取説的な内容だった(という事が、今回の本を読んだら余計にはっきり明確になった)のに対してこちらは「目線」と言う言葉がいつの頃から使われ始めて…と言った部分にまでさかのぼっての本。
確かに、言われてみれば「目線」と言う言葉、私の学生時代には無かったと思う。「視線」は有って歌詞にでも「あなたの視線を感じるわ~」と言ったフレーズでよく使われていた。
それが「目線」と言う語彙を意識し始めたのが写真を一緒にとった後
「この子、いつでも写真 目線ね~」と少しイヤミが入った感じで使われ始め写真家がモデルに「はい、目線こっちね~」と言っている場面を見るようになってからかな?とはいえ、その映像等を見るにつれ
「目線かあ…なんか、違和感あるよな~」と感じていたのも事実。
同様の違和感は「生足」「素髪」にも通じるんだけどね。
ま、それはさておき、こちらではそう言った「目線」と言う語彙がどんどん使われだした歴史的背景や政治家の発言、はては捨て猫問題、クラッシックに対する感情など多岐にわたって「上から目線である」と展開。
ぶっちゃけそれは「目線」ではなく
会話における「テンプレート」の崩壊 を
言いたかったのでは?
例えば「熟年、秘湯の旅」に参加する者は今までなら「夫婦」であって
お互いに似たような立場で「孫は?」的な質問をしても問題なかったのが
今では「夫婦ではない二人組」であったり「孫どころか子供さえも…」
と言うパターンもあり得る。
結婚式も今までなら親戚と同席しても「めでたい!」で済んでいたことが
「バツイチだし…」「できちゃっただし…」と一概に「同じ感覚の共有」とは言えなくなっている。
という事を前提に展開していけば、ガンダム世代とワンピース世代の感覚が違うのも理解できるし、モンスターペアレンツの登場も理解できる。
今までなら「先生 様」と絶対的権威だった存在でテンプレで会話が成立していたのが通じない。むしろ親にしたら「どうして理解できないの!!!!!!怒」と油に火を注ぐ結果となっている。
かくして
ここに横たわっているのは
また、日本語と英語の違いに
何が起きったって??
答え「不満炸裂!!」ですがな。笑
私が英語式な会話の進め方をするのに対して、薬剤師のオバハンはどこまでも
自己中心的に「私が会話の主導権を持つ!」と暗に主張しまくった結果があれだから。
それにしてもまさか会話に「上下関係」があるとはなあ…
会話のキャッチボールって「嘘」なん???
で、まとめ的に
と、なんかわかるようでち~~っともわからん。
適当に付箋を貼って読んだんだけどねえ…
まるで、教科書かよ?って感じ。
「上から目線」について書いている人がどっちも東大卒なんで、
頭いい人は、小難しい事ばっかり言いたがる。
もっとスッキリ、バカにわかるように書いてくれ!
凡人には読んでいてもイマイチ論点がはっきりしなかった。
反応の仕方が全く違う「ワンピース世代」に手を焼いている「ガンダム世代」
に対しての指南書or取説的な内容だった(という事が、今回の本を読んだら余計にはっきり明確になった)のに対してこちらは「目線」と言う言葉がいつの頃から使われ始めて…と言った部分にまでさかのぼっての本。
確かに、言われてみれば「目線」と言う言葉、私の学生時代には無かったと思う。「視線」は有って歌詞にでも「あなたの視線を感じるわ~」と言ったフレーズでよく使われていた。
それが「目線」と言う語彙を意識し始めたのが写真を一緒にとった後
「この子、いつでも写真 目線ね~」と少しイヤミが入った感じで使われ始め写真家がモデルに「はい、目線こっちね~」と言っている場面を見るようになってからかな?とはいえ、その映像等を見るにつれ
「目線かあ…なんか、違和感あるよな~」と感じていたのも事実。
同様の違和感は「生足」「素髪」にも通じるんだけどね。
ま、それはさておき、こちらではそう言った「目線」と言う語彙がどんどん使われだした歴史的背景や政治家の発言、はては捨て猫問題、クラッシックに対する感情など多岐にわたって「上から目線である」と展開。
ぶっちゃけそれは「目線」ではなく
会話における「テンプレート」の崩壊 を
言いたかったのでは?
例えば「熟年、秘湯の旅」に参加する者は今までなら「夫婦」であって
お互いに似たような立場で「孫は?」的な質問をしても問題なかったのが
今では「夫婦ではない二人組」であったり「孫どころか子供さえも…」
と言うパターンもあり得る。
結婚式も今までなら親戚と同席しても「めでたい!」で済んでいたことが
「バツイチだし…」「できちゃっただし…」と一概に「同じ感覚の共有」とは言えなくなっている。
雑談が成立するための共通の価値観は見事に消滅したと言える。
それは人々が「話しベタ」になったからでも「殺伐とした悪い社会」に
なったからでもない。世の中にあると信じられた共通の価値観が消滅したことによって、以前は使えていた「当たり障りのない話題」が無効になってしまったのだ。
正確に言えば無効になったのは話題だけではない。
話題に伴う「会話の形式」が無効になってしまったのだ。
という事を前提に展開していけば、ガンダム世代とワンピース世代の感覚が違うのも理解できるし、モンスターペアレンツの登場も理解できる。
今までなら「先生 様」と絶対的権威だった存在でテンプレで会話が成立していたのが通じない。むしろ親にしたら「どうして理解できないの!!!!!!怒」と油に火を注ぐ結果となっている。
かくして
上司の方は昔から 使っていた「部下への注意・指導」のつもりで叱責したとしても、受け取る部下の方が「パワハラ」であるとか「モラハラ」だと思っていたらメッセージが伝わらないどころか、深刻なコミュニケーション不全が起きてしまう。
それ以前に、人間関係が悪化するだろう。
ここに横たわっているのは
お互いの価値観が正面衝突していると思うと、
そこで勝ち負けの話にするか、あるいは対立から逃げるしか解決策は
無いように思える。
だが、お互いの視線が交差しているという事に気づいて、そのことのバカバカしさ、滑稽さを感じることで無意味な対立から抜け出していくことは可能ではないか?
また、日本語と英語の違いに
英語の場合は話し手と聞き手の間に上下関係は薄いからだ。
聞き手は基本的にいつでも話し手にとって代わってよい。
ところが日本語の場合は「話し手」と「聞き手」の中では明らかな上下の関係がある。
「あいづち」を使って相手の発言権を確認し、関係を良好に保ちながら会話を薦めるという事は、ある程度の共通な価値観が前提としてあるという条件が必要である。その前提条件が崩れた時に何が起きるのだろうか?
何が起きったって??
答え「不満炸裂!!」ですがな。笑
私が英語式な会話の進め方をするのに対して、薬剤師のオバハンはどこまでも
自己中心的に「私が会話の主導権を持つ!」と暗に主張しまくった結果があれだから。
それにしてもまさか会話に「上下関係」があるとはなあ…
会話のキャッチボールって「嘘」なん???
で、まとめ的に
「上から目線」の正体とは? P195
1、話し手と聞き手の役割分担
2、会話の形式がもたらす上下関係
3、社会的地位、人間関係による上下関係
この三つの要素が複雑に絡まり合って「その場その場の上下関係」を
生み出していく。
だが、会話におけるその瞬間瞬間で、上下関係に関する双方の見解の不一致があり、それが「相手の敬語表現への反発」となり、結果的に相互に敬意が伝わらずコミュニケーションの枠組みが破たんする。
この「敬意のエラー」こそ「上から目線」のメカニズムの深層で起きている
現象なのである。
と、なんかわかるようでち~~っともわからん。
適当に付箋を貼って読んだんだけどねえ…
まるで、教科書かよ?って感じ。
「上から目線」について書いている人がどっちも東大卒なんで、
もっとスッキリ、バカにわかるように書いてくれ!
凡人には読んでいてもイマイチ論点がはっきりしなかった。
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