ケルベロスの肖像 海堂尊著
2013年8月29日 読書
先日読んだ『輝天炎上』の対になる一冊。
こちらが『バチスタ』シリーズの完結編としたら『輝天…』は螺鈿シリーズの完結編。
もっと言えば、
『ケルベロス』が破壊される側からの視点に対して、
『輝天炎上』は破壊する側の視点。
同じものを見ているのに、見る側からの視点によってこんなに 正反対に見えるのか、という事がわかる。
そしてなにより、今回の一冊を読んだだけだと、全く持って不可解な終わり方、
と言う感想しか持てない。
たまたま読む順番が逆だったのと本作をすぐに借りれたので内容を覚えていたので比較しやすかったというラッキーさが無かったら…
「小説」と言うジャンルで判断したら圧倒的に『輝天』 の方が面白かった。
本作は正直ダラダラの「あった事実を箇条書きに述べただけ」であって
「小説」と言えるレベルではないと思う。
箇条書きに対する「肉点け」は「キテン」(変換がめんどくさいので今後はこれで記載)に丸投げ。
全く違う出版社の違うシリーズを読まないと、メインシリーズの顛末が意味不明な構造って、正直読者を馬鹿にしてませんか?
というより、あくどい商業主義にしか見えませんが?
「これは内科だと思いますが、この部分に関しては外科ですので、そちらで
診察をお受けください。」と個人病院で言われる感じ?
当然、その部分は「初診料」をガッツリとられて、管理料も2重に搾取されるあの構造。総合病院で「一本化」してもらったら初診料やその他の加算は1回で済むのにね、って感じ。
(と、医者が書いた本なので、医療的にイヤミを書いてみました)
ところでこの人の本はパターンによっては「小説」として面白いのもありますが、その反面「タダの愚痴&不満」の羅列を一冊にまとめただけの駄作もあり
当たり外れが非常に大きい作家(と言っていいのか?)。
元々は「AIが認知されたら、検死精度&制度が上がる」という事から書き始めたのかもしれないけど、シリーズの中で「AIが世に出れないのは、ぼんくらな官僚=厚生労働省のせいだし、もっと言えば解剖をないがしろにして検死をする
警察が悪い!」という事を言いたいだけ。
警察や官僚に「頭がいい&文章が上手い」人がいたらこの作家に対抗して
「あちらはああ言ってまるでAIが絶対!みたいな事を言っているけど、
現実としてはこれだけの問題を抱えているんですよ!」って対抗してくれたら
良いのに。
一方的な主張だけでは不完全って、今回のラストで証明したように
同じものを見ているはずなのに、視点が違うと
真逆な結果を生み出す って、自分で書いているのにね。
警察が検死をおろそかにするのは推定ですが「監察医」の絶対的不足。
そりゃ、誰だって癌で死にそうな人間を相手にするのと、どんな死に方をしたのか不明だから解剖する蛆虫ウゾウゾ、悪臭プンプンの遺体解剖するのに
どっちが情熱を傾けれますか?ってこと。
どんな状態でも医者なら生きた人間の方がいい!ってなりませんか?
そうなるともう流れ作業で「これは…まあ…事故死でしょう」って
流していかないと無理じゃないっすか?
AIが拒否られるのであれば、じゃ、医者の一定数を監察医として召喚する
制度を作ればいいじゃないですか?ってなりませんか?
まあ、実際問題、この作家もそうだし『神様のカルテ』の兼業作家にしても
「医療界における医者のハードワーク」をこれでもか~~~~と
世間に公表しているんだから、普通の生きた人間相手の医者ですら不足
何だから死体に医者を回せるか!ってなるんでしょう。
じゃ、AIなら医者不足を解消できるのか?ってなると今度は
「この国は金が無い」ってのを先の政権がばっちり日本国民に知らしめてくれたんで、機械導入のための金、そして診断する医者の採用における給料の問題など
「はい、認可!」ってするにはやっぱり各省庁の「お金の分配方法」がどこかに
絡んでくるんでしょうね。
警察官僚の力がものすご~い比重である時は即座に「AI導入の為の予算倍増!」となることでしょう。
今の自衛隊にかなり予算が回されるようにね。
自分が「こうなればいいと思っていることがスムーズに進まない!!」
って言うまるで子供の様な「わがまま」を「医者が書いた本」という事で
注目を浴びて成功させた様にしか見えないんですけどね。
『バチスタ』だけ読んで「面白かった」と終わらせた人や元々そのバチスタすら本も映像も見ていない人にはAiは全く浸透しなかったわけですが。
私が生きている間にこのAIと言うシステムが機能しているか、
傍観させてもらうとすっか。
まあ、思っているだけど声すら上げずにいるよりはましかと思いますが。
公務員は「守秘義務」があるから反論したくても墓まで情報を持って死ぬのが
建前なんでたとえ小説と言えども反論できないのに対して一介の民間人の
医者が「自分はこう思う!」と声高に言えるのとは立場が全く違うんですけどね。
立場の違い、分かってますか?
なんかこの人の本を読んでいると「片方だけの言い分」を聞いて、
一方的にもう片方が『悪い!』と決めつける、母親の図見たなものが
浮かんでしょうがないんですけど。
公平な両方の目から見た視点で書いて欲しいな。
特に若い子たちがフアンについているなら。
偏った意見を世の中に放出しないで欲しい。軽度洗脳にすら思える。
官僚&警察側からの意見がほんと、聞きたい(読みたい)なあ…
こちらが『バチスタ』シリーズの完結編としたら『輝天…』は螺鈿シリーズの完結編。
もっと言えば、
『ケルベロス』が破壊される側からの視点に対して、
『輝天炎上』は破壊する側の視点。
同じものを見ているのに、見る側からの視点によってこんなに 正反対に見えるのか、という事がわかる。
そしてなにより、今回の一冊を読んだだけだと、全く持って不可解な終わり方、
と言う感想しか持てない。
たまたま読む順番が逆だったのと本作をすぐに借りれたので内容を覚えていたので比較しやすかったというラッキーさが無かったら…
「小説」と言うジャンルで判断したら圧倒的に『輝天』 の方が面白かった。
本作は正直ダラダラの「あった事実を箇条書きに述べただけ」であって
「小説」と言えるレベルではないと思う。
箇条書きに対する「肉点け」は「キテン」(変換がめんどくさいので今後はこれで記載)に丸投げ。
全く違う出版社の違うシリーズを読まないと、メインシリーズの顛末が意味不明な構造って、正直読者を馬鹿にしてませんか?
というより、あくどい商業主義にしか見えませんが?
「これは内科だと思いますが、この部分に関しては外科ですので、そちらで
診察をお受けください。」と個人病院で言われる感じ?
当然、その部分は「初診料」をガッツリとられて、管理料も2重に搾取されるあの構造。総合病院で「一本化」してもらったら初診料やその他の加算は1回で済むのにね、って感じ。
(と、医者が書いた本なので、医療的にイヤミを書いてみました)
ところでこの人の本はパターンによっては「小説」として面白いのもありますが、その反面「タダの愚痴&不満」の羅列を一冊にまとめただけの駄作もあり
当たり外れが非常に大きい作家(と言っていいのか?)。
元々は「AIが認知されたら、検死精度&制度が上がる」という事から書き始めたのかもしれないけど、シリーズの中で「AIが世に出れないのは、ぼんくらな官僚=厚生労働省のせいだし、もっと言えば解剖をないがしろにして検死をする
警察が悪い!」という事を言いたいだけ。
警察や官僚に「頭がいい&文章が上手い」人がいたらこの作家に対抗して
「あちらはああ言ってまるでAIが絶対!みたいな事を言っているけど、
現実としてはこれだけの問題を抱えているんですよ!」って対抗してくれたら
良いのに。
一方的な主張だけでは不完全って、今回のラストで証明したように
同じものを見ているはずなのに、視点が違うと
真逆な結果を生み出す って、自分で書いているのにね。
警察が検死をおろそかにするのは推定ですが「監察医」の絶対的不足。
そりゃ、誰だって癌で死にそうな人間を相手にするのと、どんな死に方をしたのか不明だから解剖する蛆虫ウゾウゾ、悪臭プンプンの遺体解剖するのに
どっちが情熱を傾けれますか?ってこと。
どんな状態でも医者なら生きた人間の方がいい!ってなりませんか?
そうなるともう流れ作業で「これは…まあ…事故死でしょう」って
流していかないと無理じゃないっすか?
AIが拒否られるのであれば、じゃ、医者の一定数を監察医として召喚する
制度を作ればいいじゃないですか?ってなりませんか?
まあ、実際問題、この作家もそうだし『神様のカルテ』の兼業作家にしても
「医療界における医者のハードワーク」をこれでもか~~~~と
世間に公表しているんだから、普通の生きた人間相手の医者ですら不足
何だから死体に医者を回せるか!ってなるんでしょう。
じゃ、AIなら医者不足を解消できるのか?ってなると今度は
「この国は金が無い」ってのを先の政権がばっちり日本国民に知らしめてくれたんで、機械導入のための金、そして診断する医者の採用における給料の問題など
「はい、認可!」ってするにはやっぱり各省庁の「お金の分配方法」がどこかに
絡んでくるんでしょうね。
警察官僚の力がものすご~い比重である時は即座に「AI導入の為の予算倍増!」となることでしょう。
今の自衛隊にかなり予算が回されるようにね。
自分が「こうなればいいと思っていることがスムーズに進まない!!」
って言うまるで子供の様な「わがまま」を「医者が書いた本」という事で
注目を浴びて成功させた様にしか見えないんですけどね。
『バチスタ』だけ読んで「面白かった」と終わらせた人や元々そのバチスタすら本も映像も見ていない人にはAiは全く浸透しなかったわけですが。
私が生きている間にこのAIと言うシステムが機能しているか、
傍観させてもらうとすっか。
まあ、思っているだけど声すら上げずにいるよりはましかと思いますが。
公務員は「守秘義務」があるから反論したくても墓まで情報を持って死ぬのが
建前なんでたとえ小説と言えども反論できないのに対して一介の民間人の
医者が「自分はこう思う!」と声高に言えるのとは立場が全く違うんですけどね。
立場の違い、分かってますか?
なんかこの人の本を読んでいると「片方だけの言い分」を聞いて、
一方的にもう片方が『悪い!』と決めつける、母親の図見たなものが
浮かんでしょうがないんですけど。
公平な両方の目から見た視点で書いて欲しいな。
特に若い子たちがフアンについているなら。
偏った意見を世の中に放出しないで欲しい。軽度洗脳にすら思える。
官僚&警察側からの意見がほんと、聞きたい(読みたい)なあ…
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