すべて真夜中の恋人たち 川上未映子著
2013年9月13日 読書
主人公のぐずぐずさというか対人能力の低さにイライラして、
読むのを中断中、別の本を読んで過ごしているうちに返却期間が来たので
中途放棄。
34歳の校正を仕事にしている女の話。
でも、対人能力は中学生?的な絶望的レベルの為
「これ以上、ダラダラした話につき合うのは無理!」と。
けど、本文中に「誤植を見つけた時は…」とある割に
P81
って…
「きただけ ですので 」じゃないでしょうか?
まあ、「酔っぱらっている」設定だからろれつが回らないと言いたいのか
また、えらく「ひらがなの多用」もそれを狙っているのか微妙。
ちなみにカルチャーセンターに「受講申し込み」に来たのに水筒に
アルコールを入れて持参しないといけないなんて…
どうよ?って感じ。
一方、主人公の対比にある大手出版社勤務の「聖」←名前の読み方を振ってくれていないという 不親切さ。これも、わざと?
その「聖」の言葉の方に共感してしまうので真逆の主人公に共感できるわけが無い。長いけど、こんなことをスパンと言えてしまうこのキャラの方が私には魅力的。
主人公が「聖」だったら最後まで読めたのかな??
きつすぎて、小説としては成り立たないかもしれないけど。
読むのを中断中、別の本を読んで過ごしているうちに返却期間が来たので
中途放棄。
34歳の校正を仕事にしている女の話。
でも、対人能力は中学生?的な絶望的レベルの為
「これ以上、ダラダラした話につき合うのは無理!」と。
けど、本文中に「誤植を見つけた時は…」とある割に
P81
「今日は、ぞうきんをかえしにきただけ ですで
って…
「きただけ ですので 」じゃないでしょうか?
まあ、「酔っぱらっている」設定だからろれつが回らないと言いたいのか
また、えらく「ひらがなの多用」もそれを狙っているのか微妙。
ちなみにカルチャーセンターに「受講申し込み」に来たのに水筒に
アルコールを入れて持参しないといけないなんて…
どうよ?って感じ。
一方、主人公の対比にある大手出版社勤務の「聖」←名前の読み方を振ってくれていないという 不親切さ。これも、わざと?
その「聖」の言葉の方に共感してしまうので真逆の主人公に共感できるわけが無い。長いけど、こんなことをスパンと言えてしまうこのキャラの方が私には魅力的。
「ある鈍さからくる発言とか考え方には時々ぞっとするほど
気持ちが悪くて凶暴なものが潜んでることがあるのよ。
私はその鈍さに対してどうにも我慢が出来なくなることがあるの。
どうしても我慢できない。
それにね、その後輩はまだ素直で良かったわよ。
根っから素直なのはいいことだわよ。心が和むもの。
それで生きていけるんならそれでいいわよ。
でもね、本当に質が悪いのは、そういう事を全部わかっているくせに
保身の為に粛々と演技しているヤツらなのよ。
権力とか名誉とかそういうのがほんとは大好きで大好きで欲しくて欲しくて
たまらないくせに、そんなこと考えて事もないって顔して、
そういうの、本当にわからないんですって態度で、
男の自尊心とか優越感を絶対に脅かさない様に用心深く立ち回っているヤツらなのよ。ぽおっと生きている振りして、その実これ以上は無いってくらい目を光らせてね。
もちろん自分に似た感じの、自分のポジションをちょっとでも脅かす可能性のある若い女の子なんか入って来た日には徹底的に潰すわよ。即座にね。
そういうのは容赦ないのよ。私そんなの嫌って言うほど見てきたんだから。
でもね、それもいいわよ、生き方だもの。でも私がイヤなのはね、
その自分のちゃちい演技が誰にもバレテないって信じ込んでる、そのあまりにもナイーブなところなのよ。女が『女ってこういう感じでいればいいんでしょ』って男を嘗めてるつもりで女をなめているそういうとこよ。
そういうの全部ひっくるめて『大丈夫、うまくやれてる』って信じ切って安心していられるーーー私がどうしても許せないのは、そういう鈍さなの。」
主人公が「聖」だったら最後まで読めたのかな??
きつすぎて、小説としては成り立たないかもしれないけど。
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