写真のは大人向けの文庫ですが、私が読んだのはヤングアダルト棚に有った
小中高生向きの理論社から出たもの。
子どもに向けて「お金の大切さ」を説いたものであるので、
すでに働いてお金を得ている大人が読むと少しニュアンスが違ってくるかも。
(人によっては「上から目線」と感じるようです。
元は子供対象だから「親目線」なので上からで当然&仕方ないんだけどね)

ものすごくお金の大切さを説いてくれています。
けど、その意味が本当にわかるのは結構年を取ってからかと。
まだ働きも、社会にも出ていない子供が読んでもきっとピンとこないかも。
ただ、このようなお金についてじっくりと語ってくれる親がいるのといないのとでは将来に差が出そう。

「お金は汚い」と育てられがちだけど、お金は人間関係でありエネルギーの
対価でもある。と、お金の存在意義をきちんと語れたら「汚い」なんて言葉は
出てこないのでは?
そういう私も親には「汚い。お金の話は人前でするな」と言われて育ちましたが。
けど、子供が「ゲーム機欲しい」と言って来た時に、黙って夫の通帳を見せて
残高額の確認をさせました。
黙りましたね

こんな風に「家計」を子供に教えておくのもいいのでは?
親が見え張って「うちは金がある」風を装っていたら、
子供はそれを信じ切って
友達にも見栄を張るような子になるのでは?
そして次は嘘を付いたり、人のお金を盗ってでも体裁を繕おうとする
子どもになって行きそうな気がします。
無いものは無い、だから努力する。
そんな姿勢を見せたらいいんでは?

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