2巻読んだのはいいけど、翻訳本としての3巻目以降は「打ち切り」と言う…
原書の方は6巻ぐらい出版されたようですが。
面白いのに、これ。
一巻目で素顔=アグリーが16歳を機に全身整形=プリティになる、と言う
ある意味「差別の無い」世界の話なんだけど、2巻目からそのプリティの秘密=
脳を一部をいじる=ロボトミー的な操作が意図的に行われている…
その謎を探るべく敵陣の乗り込んで行く…と言ったところで終了。

思うにこの表紙のイラストで「誤解」を招き、
追い打ちの様に邦訳の副題のまずさでさらなる「誤解」を招いた結果
この手のSF冒険アクション物大好き人間のセンサーに引っかかること無く
翻訳打ち切りになったのでは?と。

「みにくい自分にサヨナラ」って…汗


これをもっとハードな冒険活劇風な(どちらかと言えば活発な)イラストにして
「男性」や「SF好き」に読者を絞って再出版して欲しいぐらい。
大体、この本自体もヤングアダルト棚に有ったので、普通に一般図書として
の体裁をとってくれていたら売れたのに。多分。
この表紙のイラストじゃまるでただのブスが「日常」を経て、だんだん
綺麗になっていくような展開にしか見えないのに、本当の内容は
えらくハードな「非日常」の争いに巻き込まれていくのにねえ…

そう。
この話、実は「被害者」のはずが陰謀の結果「加害者」になっているという…
主人公のタリーの行動のまずさ、意識の低さ、意思決定の幼さからどんどん
悪循環になっているのでそういう意味ではヤングアダルト向けかも知れないけど。
本当の美しさとは?と説いて行く展開の為ヤングアダルトなのかな?とも
思うけど、もう今となっては先が読めないのであれこれ言っても仕方ないし。

と言うわけで新体裁で別の出版社から出ないかな?

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