しろいろの街の、その骨の体温の 村田沙耶香著
2013年10月11日 読書
新聞で西加奈子が勧めていたので読んでみた。
学校カーストはそれこそ柚木麻子の『フォーゲットミー、ノットブルー』や
『王妃の帰還』で読んだのだがこの二作が私立女子校が舞台だったのに
対してこちらは公立共学中学。
男子がこのカーストに絡んでくるとはあ…感想書くの嫌だな。
はっきり言って、自分にそんなところに傷があることも忘れ去った、
忘れようとした、無かったことにしたい…そんな部位のかさぶたを
思いっきりベリッ!!!!!!!バリッ!!!!!
と引っぺがしてくれちゃって新な傷を作るがのごとくの描写で書いてくれちゃってます。
ああ、痛い…
正直、読みながら顔をしかめ、胃が痛い…状態になりました。
文中、女子のカーストなんぞ存在すら気づきもしない伊吹(♂)に対して主人公が
うちの場合はね、夫が典型的な「幸せさん」。
私は下からら2番目の人生だったと思う。
けど、結婚したら一気に「上」の扱いになった気がする。(地域限定だが)
地域限定かつ某部署に置いて「有名人」の家族になるってことはこんなに
「自由が無い」ってことなのかという事も思い知らされたんですけどね。
プライバシーも無いし、根掘り葉掘り聞かれる、嫉妬&僻みを受ける、
それは「有名税」とでもいうのでしょうか?
上の人はカーストの存在を知らないし、もしその存在を伝えても
はなから信じないし、それよりもそんな事を気にしている人を
心底馬鹿にしてくれます。 笑(体験談)
「そんなことに、囚われてるの????ばかちゃう!」と。
一言でバッサリ切り捨てて、心の底からひややか~~~な目でこちらを見ます。
ああ、痛た… 「いたたまれない」ってここから来たのか?って今思った。
そう。カーストなんて自分で勝手に作った幻想なんですけどね。
それが「ある」と思い込んでいる人たちの「集団催眠」。
けど、女の人はこれ好きだし、好んで自分達自ら作り出してしまうんですよね。
「私は上。あんたは下」みたいに。
そしてなぜか言語化されていないのにそのメッセージを受け取ってしまい
「私は下で、あなたは上ね。逆らいません」みたいな。
けど、いい年になったらそんな「過去」より「今」の状態が反映されるので
同窓会の時が「楽しみ」と言えるような人間になっておけばそれでよし。
伸子ちゃんの様に「絶対、同窓会に行って見返してやる!!」その気持ち、
本当に大切。
小学校の時男子に「ブス!」と言われましたが←このことを思い出して、結構かさぶたが剥がれた…
夫は絶対にそんな失礼な事、私に対して口にしませんから。
そんな人間的に優れた人と結婚できたことを感謝しています。
↑これ、宝くじで1億当てるより幸運じゃないかと思ってるんですけど。
過去に「ブス」と言われようが、今幸せな結婚生活を送っている人もいるって
もしこの本を読んで今「下」で苦しんでいる子がこのブログにぶち当たって
「希望」を持ってくれたら幸いです。
P.S
ちなみに「ブス」の思い出として
当時ジミー&パティの筆箱を持っていまして、イラストに「BUS」と言う文字が有って。それを見た男子が「ブス!やって、お前の事や!」と言ったんですね~
今だったら「ブス、やって~。あほか!バス!って書いてあるんや。
それも分からんのか。ボケ!」と言えるんですけどね。笑
当時、本当に「大人しくて目立たない子」でしたから。
「上」の男と生活を共にするようになると「言いたいことははっきり言う」と言う生活習慣が身に付いたんですね~~いいんだか、悪いんだか…汗
学校カーストはそれこそ柚木麻子の『フォーゲットミー、ノットブルー』や
『王妃の帰還』で読んだのだがこの二作が私立女子校が舞台だったのに
対してこちらは公立共学中学。
男子がこのカーストに絡んでくるとはあ…感想書くの嫌だな。
はっきり言って、自分にそんなところに傷があることも忘れ去った、
忘れようとした、無かったことにしたい…そんな部位のかさぶたを
思いっきりベリッ!!!!!!!バリッ!!!!!
と引っぺがしてくれちゃって新な傷を作るがのごとくの描写で書いてくれちゃってます。
ああ、痛い…
正直、読みながら顔をしかめ、胃が痛い…状態になりました。
文中、女子のカーストなんぞ存在すら気づきもしない伊吹(♂)に対して主人公が
小学校の頃は、私たちはここまできっちりと値札は貼りつけられていなかった。女の子同士の値段の付け方は、もっと曖昧だった。
男の子の目から見ても値段付けが行われるようになったこの中学の教室は、
あの頃よりずっとシビアだった。
誰が上で誰が下か、誰にでもわかると言ったけれど、中にはごくまれに、
教室のそうした優劣がるという事がわかっていない子もいる。
本当にまれな、そうした幸福な鈍さを持った子の事を、
私は心の中で「幸せさん」と呼んでいた。
幸せさんは上のグループにいることが多い。
上にいるからこそ鈍くいられるのだろう。
そして、伊吹は典型的な幸せさんだった。
うちの場合はね、夫が典型的な「幸せさん」。
私は下からら2番目の人生だったと思う。
けど、結婚したら一気に「上」の扱いになった気がする。(地域限定だが)
地域限定かつ某部署に置いて「有名人」の家族になるってことはこんなに
「自由が無い」ってことなのかという事も思い知らされたんですけどね。
プライバシーも無いし、根掘り葉掘り聞かれる、嫉妬&僻みを受ける、
それは「有名税」とでもいうのでしょうか?
上の人はカーストの存在を知らないし、もしその存在を伝えても
はなから信じないし、それよりもそんな事を気にしている人を
心底馬鹿にしてくれます。 笑(体験談)
「そんなことに、囚われてるの????ばかちゃう!」と。
一言でバッサリ切り捨てて、心の底からひややか~~~な目でこちらを見ます。
ああ、痛た… 「いたたまれない」ってここから来たのか?って今思った。
そう。カーストなんて自分で勝手に作った幻想なんですけどね。
それが「ある」と思い込んでいる人たちの「集団催眠」。
けど、女の人はこれ好きだし、好んで自分達自ら作り出してしまうんですよね。
「私は上。あんたは下」みたいに。
そしてなぜか言語化されていないのにそのメッセージを受け取ってしまい
「私は下で、あなたは上ね。逆らいません」みたいな。
けど、いい年になったらそんな「過去」より「今」の状態が反映されるので
同窓会の時が「楽しみ」と言えるような人間になっておけばそれでよし。
伸子ちゃんの様に「絶対、同窓会に行って見返してやる!!」その気持ち、
本当に大切。
小学校の時男子に「ブス!」と言われましたが←このことを思い出して、結構かさぶたが剥がれた…
夫は絶対にそんな失礼な事、私に対して口にしませんから。
そんな人間的に優れた人と結婚できたことを感謝しています。
↑これ、宝くじで1億当てるより幸運じゃないかと思ってるんですけど。
過去に「ブス」と言われようが、今幸せな結婚生活を送っている人もいるって
もしこの本を読んで今「下」で苦しんでいる子がこのブログにぶち当たって
「希望」を持ってくれたら幸いです。
P.S
ちなみに「ブス」の思い出として
当時ジミー&パティの筆箱を持っていまして、イラストに「BUS」と言う文字が有って。それを見た男子が「ブス!やって、お前の事や!」と言ったんですね~
今だったら「ブス、やって~。あほか!バス!って書いてあるんや。
それも分からんのか。ボケ!」と言えるんですけどね。笑
当時、本当に「大人しくて目立たない子」でしたから。
「上」の男と生活を共にするようになると「言いたいことははっきり言う」と言う生活習慣が身に付いたんですね~~いいんだか、悪いんだか…汗
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