何と言うか…
これ、別に事件でもなんでもなくてただ
付き人の嫉妬が原因 で、物語が進んだだけ…
って感じがして、正直読んでいて嫌な気持ちになった。
「それ、別に調べなくてもいいことじゃないの?
ただ、自分の個人的な興味&嫉妬ゆえの軽はずみな、個人の事情を無視した
行動なんじゃないの??」と。

元々この「付き人」のキャラがゆるパーマ、ミニフレアースカートにツケマ付けて「女子力全開!かわいいキャラ」なら好きになった男の過去が知りたいの!!
と言う事で「よくあるよね~ストーカー的行動!」と冷ややかに見れるんですが
学会に母親のスーツを借りて、靴はスニーカーと言う女子力の全くない女が
多分一般的には「友達だよ~~」なんて言われて、見られているタイプの方が
案外性格悪いんじゃないの?と思える設定。
女全開タイプなら周囲も初めから「危険信号」を感じるけど、超地味なダークホースにはやっぱり気が付かない。

「かわいい振りしてあの子~わりとやるもんだね~と」
って言う歌詞が頭の中で浮かんだほど。

まあ、もしかして黒猫の付き人に推薦した教授は、付き人本人も意識していなかった気持ちに気が付いたからこそ付き人したのかもしれないけど。

それにしてもこんかいも「ポオ」の作品を引き合いに出してきてますが、
もしかして作者ご本人の卒論が「ポオ」だったのかな?と。
 しつこい気がしますが
なんか今回は設定が気に入らかなったせいもあるけど、前作よりなんか
座りが悪かった気がします。
いくら「エンターテインメント性をアップしてほしい」と感想には書きましたが
いきなり「恋愛モード」投入とは…それもなんかドロドロ言うかすっきり感の無い「やらし~~~~~~~~~~~~~~」もんがあって読むの苦痛だった。

「付き人」に正直「イラッ」とした一冊。
前作はこんな子だったっけ??

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