読んでいて「何これ?気持ち悪~」と言う感じ。
と言うのも徳間書店の徳間文庫なんで「大人」対象のはずが
なぜか口調(文体)が小中高生に話しかける感じで書かれている。
いくら児童文学出身とはいえ、これは無いわ~って感じ。

まあ、内容がメルヘンだから仕方ないのかもしれないけど、
正直30歳過ぎて、メルヘンは無理!
例えば30過ぎて「サンタクロースを信じてます!!!」って人がいて。
状況によれば確かに「いいね~夢があって」と言う評価を貰えますが
冷静に考えたら絶対「あいつ、絶対頭おかし~~」と言う評価の方が多いと思う。
どこまで現実逃避してんだ?そろそろ現実を見ろよ、受け入れろよ!!と。

この本が受け入れられるのは正直中学生まで。一万歩譲っても、社会に出ていない大学生まで。社会人になってまでこの手の本を読んで「癒される」なんて
寝言を言うな!!!と今時の子の精神年齢の低さを嘆くしかないのか?状態。

「無い、無い。植物と意思疎通できる人間なんて」「クリスマスに植物の力で一瞬だけ死者がこの世に戻ってくるなんて」とこの話を全否定する私はもうすでに
俗世にまみれて夢が無い人間と判断されるのでしょうか?
それとも「小説だからね~現実には無いよね~」とさらりと流すのが真の大人と言うべき在り方でしょうか?

この作家はメルヘン書きです、と認識したうえで読まないと「合う合わない」
や評価に差が出ると思います。
過去にこの人の本を読んだ時も酷評しまくっているから相当合わないみたいですね。自分。
なんかこう一昔の少女小説にメルヘンの粉をまぶして「私、心がキレイだからこんな素敵な文章が書けるのよ~~~」と言われているような気がしてイラつきます。笑
そして俗世にまみれたおばちゃんには「ここが泣かせどころ、落としどころ」的な作為まで読み取れるので余計にしらけます。
純粋な 単純な、そしてそろそろ大人にならないと騙される確率が高い人には読んでいて泣けるんでしょうねえ…

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