鯖猫(さばねこ)長屋ふしぎ草紙 田牧大和著
2013年12月11日 読書
映画の世界では「アニメ、子役、動物」がヒットに繋がる要素だとか。
小説の世界でも同じかも。(子役は別として)
本書も表紙イラストの通り「猫」がメインを張ってます。
そう言えば昔『三毛猫ホームズ』と言った猫が推理するのもありましたね。
ミステリーとねこって関係が深いのかな?
本書、可もなく不可もなく。☆3~4と言ったところでしょうか?
初めてこの本で田牧氏を知ったら「面白い!」と太鼓判を押すところですが
初期から読んでいる者にとって「どっかで似た設定のやついたよな~?」
って感じです。
こうなると読後感、超最悪だった『盗人』がある意味「悪の美学」みたいに
相当強烈な印象を残したことになりこれと比較すると「あれはあれで新境地を開いたのかも…」と思わなくもなく。
例えて言うなら初期の作品が、新入社員がやる気いっぱいで新提案をどんどん出してきて、今までにない新鮮さに周りが「わ~」っとなり本人もやる気満々で
さらに提案して実行してこれまた大当たり!状態だったのが、しばらくたつと
マンネリ…どこかやりっぱなし(シリーズ化)でも「まあ…ねえ…」と納得はいかなくても過去の業績を鑑みて見て見振り…
で、思い切って「他の会社の雰囲気も見て見たら…?」と出向先に放り出され
「ならば今までと違う事を…」的に『盗人』を書き、本社に戻され中間管理職に成れたものの、過去の実績のコピペ感は免れない…
そんな感じ。
本書もそもそも他紙に短編として書いてあったものが7編のうち3篇。
残り4編を描き下ろしとしてまとめたところに「旬が過ぎる前に売りきってしまおう…」と言う思惑があるように感じるのですが…
確かに短編まではホンワカ「ふしぎ」感があったのに、後篇(描き下ろし部分)になると急に生臭いというかホンワカ感が無くなり「盗人」に近い毒っぽい感じになっているような。
初期の頃はどこか初々しく清々しかったのが売れっ子になりすぎて疲れが出ているのか妙に暗く毒っぽい作風になっている気がします。
本書は猫のサバの描写によって毒気が薄れているけど。
動物の描写で助けられているのって、映画のツボと似ているような…
小説の世界でも同じかも。(子役は別として)
本書も表紙イラストの通り「猫」がメインを張ってます。
そう言えば昔『三毛猫ホームズ』と言った猫が推理するのもありましたね。
ミステリーとねこって関係が深いのかな?
本書、可もなく不可もなく。☆3~4と言ったところでしょうか?
初めてこの本で田牧氏を知ったら「面白い!」と太鼓判を押すところですが
初期から読んでいる者にとって「どっかで似た設定のやついたよな~?」
って感じです。
こうなると読後感、超最悪だった『盗人』がある意味「悪の美学」みたいに
相当強烈な印象を残したことになりこれと比較すると「あれはあれで新境地を開いたのかも…」と思わなくもなく。
例えて言うなら初期の作品が、新入社員がやる気いっぱいで新提案をどんどん出してきて、今までにない新鮮さに周りが「わ~」っとなり本人もやる気満々で
さらに提案して実行してこれまた大当たり!状態だったのが、しばらくたつと
マンネリ…どこかやりっぱなし(シリーズ化)でも「まあ…ねえ…」と納得はいかなくても過去の業績を鑑みて見て見振り…
で、思い切って「他の会社の雰囲気も見て見たら…?」と出向先に放り出され
「ならば今までと違う事を…」的に『盗人』を書き、本社に戻され中間管理職に成れたものの、過去の実績のコピペ感は免れない…
そんな感じ。
本書もそもそも他紙に短編として書いてあったものが7編のうち3篇。
残り4編を描き下ろしとしてまとめたところに「旬が過ぎる前に売りきってしまおう…」と言う思惑があるように感じるのですが…
確かに短編まではホンワカ「ふしぎ」感があったのに、後篇(描き下ろし部分)になると急に生臭いというかホンワカ感が無くなり「盗人」に近い毒っぽい感じになっているような。
初期の頃はどこか初々しく清々しかったのが売れっ子になりすぎて疲れが出ているのか妙に暗く毒っぽい作風になっている気がします。
本書は猫のサバの描写によって毒気が薄れているけど。
動物の描写で助けられているのって、映画のツボと似ているような…
コメント