『切り裂きジャックの告白』で主役を務めた犬養が登場。
とはいえ、短編なので引導渡し程度の登場ですが。

実際に起こった事件を中山風に料理しました!って感じで。
ただ3篇目の『白い原稿』はこれって水嶋ヒ×のこと?って思ったし
それだけ真面目に作家を目指している人にとってはあれはどうしても受け入れがたかった、言い換えればこの小説の様な展開が起こっても不思議ではなかったとでもいうようで。確かにあの作品はねえ…
けれど名前も設定を変えていてもすぐにピンとくる人にはああこれのモデルは彼だなってわかるし生きている人を殺すってのは…大丈夫か??

そして何より2編目の『黒いハト』。
これ、私だれかの作品で全く同じ展開、オチで読んだことある
誰の何と言う作品かまで覚えていないので比較として参照できないのが残念ですが、読んですぐ「あれ?これってもしかして…」と思っていたらまさかの同一展開だっただけに
「これって盗作 …」と言う言葉が頭に浮かんだほど。
最もミステリー界はすでにトリックは出尽くしているので過去のトリックを焼き直し、焼き直しその人の言葉で表現するのがせいぜい…と言うのが常識になっているようなのでこれぐらいは「盗作」とも言えないのかもしれませんが。
素人が書く大学の論文の方が玄人が書く、お金を取る小説よりコピペが禁止されているという摩訶不思議な世界ですね。

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