あくまで著者は「イラストレーター」であって、スタイリストでもなければ
ファッション系のエディターでもない。
上から目線でファッショニスタが「こーいうのがいいわよ」と言うのではなく
著者が「こんな買い物したんですが…ちょっと聞いてくれます?」と言う感覚で書いたという事らしい。

なので出てくる服のブランドが全てがハイブランドではなく、普段頑張って働いている人がお給料をこんな風に使いました、って感じのブランドなので街でよく見かけるスタイルが多かった。
あと持っている服やバッグがイラスト内で数回「使いまわされている」ので
「なるほどな~こういう風にコーディネートしてるんだな」と。
そういう言った意味では「手持ちの物を工夫している」と好感を持てますが
色々なコーディネート例を期待している人には「掲載例が少ない」と不満に持つかも。
最後の「スヌーピー愛」は5歳ぐらいの年齢差ゆえに共感を持てるものの、
今時の20~30代のおしゃれ好きな人には「…」というか、
むしろブランド物のジュエリーを掲載する方が受けはいいかも。
私なんかは「スヌーピーの顔の違い」についてニヤニヤしましたけどね。

こうやってあらゆる世代に向けたおしゃれの本を出すのって、案外難しいのかも。

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