コマコの母はマコ。
「コマコ、一緒に逃げよう!」と第一章は逃走劇。
二章は一人芝居。
なんか、出来の悪いまとまりのない劇を見ていたような…

細かい感想は密林のレビューや読書め^た^でも読んでくださいな。
というか、一章はまだ息詰まる展開で何とか読めたけど、後半は…
どこがおもしろいのかちっともさっぱり、疲れたよ。

親はいくら親だからと言って子供に対して「神」のごとくふるまうのもおかしいし
子も「親=神」と盲信するなかれ。
子は自分の親子関係を踏み台にして新たなる親子関係を作ればいい。
この本を絶賛する人って申し訳ないが「不幸」というか「闇が好き」なんだろうなあ…
そんな自分に酔っているというか。心の扉を開いたら違う人生が待っているのに…
暗闇を手を引っ張ってあかるい道に導くのが親の務め。
どんなことがあっても手を離さずに。
「親」をやっている人間にとってこの母娘は「ありえない」んですよ。
そういえるだけ私はめちゃくちゃ幸せなんですが。
子供が非行に走らず、いじめの加害者にも被害者にもならず、
学校から呼び出しも喰らわず、リスカもせず、喫煙、飲酒もせず何よりも
警察のお世話にならず(今後は知らないが、とりあえず現在)
に育て上げてたからこそよくもまあこんな話を読むと「親」という職業(?)を
馬鹿にされている気がしてならない。
だから余計にこの桜庭一樹という人が嫌いなのかも。

コメント