サエズリ図書館のワルツさん 1 紅玉いづき著
2014年5月17日 読書
何の予備知識もなく「似たような本のパクリ?」ぐらいの感覚=推理小説 と思って借りたら
どちらかと言えば「児童文学」系のラノベ(?)だった。
さえずり町にあるきれいな図書館。けれど、時代設定が変わっていて本で文字を読むことが難しい時代 。本というか文章はデーターとして機械でしか読むことができない。当然、本が貴重ということもあり一度も図書館に来たことも無ければ、本を読む機会も持たない(持てない)人も多数…という。
図書館が常にそばにある環境が当たり前の私(というか、現在の家は図書館に近いからという理由で大枚をはたいて買った)にとって「本が読めない」「図書館に行ったことがない」という
描写にショックが…
「読書なんて贅沢だ。データーで読めたら十分!」と毒づくひともあり、紙が貴重、本が貴重、印刷物が貴重な時代になるってなんて恐ろしい…
時代背景が見えてくるのは最終話でワルツさんの過去と共になぜワルツさんが本を守ることに命を懸けているのかが少しわかってくる。
本を読んだことのない人が偶然図書館に迷い込みそれをきっかけに「本って面白い!」という感情が目覚め、本をないがしろにする人に対して噛みついていくのも面白い。
現実の世界でも電車に乗るといまどき本当にスマホばっかり見ている人だらけ。
私が学生時代は文庫本を片手に電車乗っていましたが。貴重な読書タイムだった。
スマホや電子媒体で読む文章と紙ベースの本で読むのは内容は同じだけれど感覚、感触が全く違う。
表紙のイラスト、装丁、紙の質、そして独特の「匂い」。
五感を生かしながら文字を追う。読書が好き!っていう人はきっと無意識にこのページをめくる感覚なども楽しんでいるからに違いない。
先日も図書館の本を借りたとき水それも臭いのする水につけたのか、悪臭がしており
読む気が失せた一冊にぶち当たりました。
臭いひとつで読む気が失せる…これも五感が働く結果かと。
活字中毒で何か文字を目にしていないと落ち着きませんが、やっぱりデーターで見るのは
目が疲れるしやっぱりどこか「冷たい」感じがするので紙ベースで行けるところまで行きたいです。年を取ると文字が小さいから読むのが億劫…とも聞きますので。
その点、電子機器だとズームできますから。
良い点は取り入れるようには心がけたいし。
けれど、この世に「本」というものが無くなったら…と考えたらそんな時代は来てほしくないと強く願います。
どちらかと言えば「児童文学」系のラノベ(?)だった。
さえずり町にあるきれいな図書館。けれど、時代設定が変わっていて本で文字を読むことが難しい時代 。本というか文章はデーターとして機械でしか読むことができない。当然、本が貴重ということもあり一度も図書館に来たことも無ければ、本を読む機会も持たない(持てない)人も多数…という。
図書館が常にそばにある環境が当たり前の私(というか、現在の家は図書館に近いからという理由で大枚をはたいて買った)にとって「本が読めない」「図書館に行ったことがない」という
描写にショックが…
「読書なんて贅沢だ。データーで読めたら十分!」と毒づくひともあり、紙が貴重、本が貴重、印刷物が貴重な時代になるってなんて恐ろしい…
時代背景が見えてくるのは最終話でワルツさんの過去と共になぜワルツさんが本を守ることに命を懸けているのかが少しわかってくる。
本を読んだことのない人が偶然図書館に迷い込みそれをきっかけに「本って面白い!」という感情が目覚め、本をないがしろにする人に対して噛みついていくのも面白い。
現実の世界でも電車に乗るといまどき本当にスマホばっかり見ている人だらけ。
私が学生時代は文庫本を片手に電車乗っていましたが。貴重な読書タイムだった。
スマホや電子媒体で読む文章と紙ベースの本で読むのは内容は同じだけれど感覚、感触が全く違う。
表紙のイラスト、装丁、紙の質、そして独特の「匂い」。
五感を生かしながら文字を追う。読書が好き!っていう人はきっと無意識にこのページをめくる感覚なども楽しんでいるからに違いない。
先日も図書館の本を借りたとき水それも臭いのする水につけたのか、悪臭がしており
読む気が失せた一冊にぶち当たりました。
臭いひとつで読む気が失せる…これも五感が働く結果かと。
活字中毒で何か文字を目にしていないと落ち着きませんが、やっぱりデーターで見るのは
目が疲れるしやっぱりどこか「冷たい」感じがするので紙ベースで行けるところまで行きたいです。年を取ると文字が小さいから読むのが億劫…とも聞きますので。
その点、電子機器だとズームできますから。
良い点は取り入れるようには心がけたいし。
けれど、この世に「本」というものが無くなったら…と考えたらそんな時代は来てほしくないと強く願います。
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