毒吐姫と星の石 紅玉いづき著
2014年6月4日 読書
なんかなつかし~というかうらやまし~と言う感情をエルザに持った。
自分の吐いた言葉=毒の効果がどれだけ他人にダメージを与えるなんていう
「気遣い」なんて全く頭にない状態で言えることってそれは「子供だから」。
ダメージをイメージできるような知性を持ち合わせていないからできたことで。
思い出したのは自分が18歳の頃。ものすごい毒を吐く子と知り合って。
毎日毒を吐くのが楽しくて、楽しくて。
今まで自分の周りにいた人間とは全く違うタイプゆえに魅力的で。
彼女に吐かれた毒をさらに上回る毒を考えるのが楽しくて。
お互いに言われたらその上を行く毒をいかに口にするか、まるで競争するかのように。
その子以外の人間に吐く毒が相手にどんな影響を及ぼすのか頭になくて
次々頭に浮かぶと同時に口から出ている言葉たち。
相手にさらに深くえぐり突き刺さることが楽しくて、楽しくて。
傷つけることがこちらの優位を示せるようで。
言葉に含んだ毒に気が付かない相手をバカにして。
反応のない人間をさげすんで。
やっている時は本当に楽しかった。快感だった。
そんな「遊び」をしなくなったというかできなくなったのは子供が生まれたから。
子供に正しいことを教えるためには正しいことを言うしかない。
では「毒」を吐く親が「他人に優しく」と教えれるか?
無理、手本を示せずに教えることなんてできない。
そうやってどんどん毒や悪行を封印していくしかなった。
親が子供を育てるんじゃない。子が大人を親に育てるんだ。
そういった意味では自分の口から吐かれる言葉が意味を持つことを知ったエルザは
子供から大人になったということだろう。
彼女の場合は、本当に心から信頼できる男性を得ることによって。
初めは誰もが未熟。でも、そのことに気が付いて一つ一つ変わっていけばいい。
でも、時々思いっきり誰がどんなふうに感じようが心の底から毒と言う名の暴言を吐き散らかしたい。そして、その言葉の音が消えると同時に言葉を浴びせた相手の命まで一瞬ににして奪えるだけの力を持てたら、とすら思う。
相手に生きる気力さえも根こそぎ奪いきってしまうだけの力を。
人を殺せることを知ったら少しは吐く加減もできるかも。
自分の吐いた言葉=毒の効果がどれだけ他人にダメージを与えるなんていう
「気遣い」なんて全く頭にない状態で言えることってそれは「子供だから」。
ダメージをイメージできるような知性を持ち合わせていないからできたことで。
思い出したのは自分が18歳の頃。ものすごい毒を吐く子と知り合って。
毎日毒を吐くのが楽しくて、楽しくて。
今まで自分の周りにいた人間とは全く違うタイプゆえに魅力的で。
彼女に吐かれた毒をさらに上回る毒を考えるのが楽しくて。
お互いに言われたらその上を行く毒をいかに口にするか、まるで競争するかのように。
その子以外の人間に吐く毒が相手にどんな影響を及ぼすのか頭になくて
次々頭に浮かぶと同時に口から出ている言葉たち。
相手にさらに深くえぐり突き刺さることが楽しくて、楽しくて。
傷つけることがこちらの優位を示せるようで。
言葉に含んだ毒に気が付かない相手をバカにして。
反応のない人間をさげすんで。
やっている時は本当に楽しかった。快感だった。
そんな「遊び」をしなくなったというかできなくなったのは子供が生まれたから。
子供に正しいことを教えるためには正しいことを言うしかない。
では「毒」を吐く親が「他人に優しく」と教えれるか?
無理、手本を示せずに教えることなんてできない。
そうやってどんどん毒や悪行を封印していくしかなった。
親が子供を育てるんじゃない。子が大人を親に育てるんだ。
そういった意味では自分の口から吐かれる言葉が意味を持つことを知ったエルザは
子供から大人になったということだろう。
彼女の場合は、本当に心から信頼できる男性を得ることによって。
初めは誰もが未熟。でも、そのことに気が付いて一つ一つ変わっていけばいい。
でも、時々思いっきり誰がどんなふうに感じようが心の底から毒と言う名の暴言を吐き散らかしたい。そして、その言葉の音が消えると同時に言葉を浴びせた相手の命まで一瞬ににして奪えるだけの力を持てたら、とすら思う。
相手に生きる気力さえも根こそぎ奪いきってしまうだけの力を。
人を殺せることを知ったら少しは吐く加減もできるかも。
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