追憶の夜想曲 中山七里著
2014年6月9日 読書
『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』の続編
「淳君事件」を連想させる殺人鬼(ここでは「死体配達人」と呼ばれ畏怖される)が
名前「御子柴礼司」と変えて弁護士として今を生きている。
金のある容疑者しか相手にしないのに、今回はただの一介の主婦の弁護を自分から引き受ける。何のメリットがあるのか?と周囲が訝しげるのをよそに淡々と弁護証拠を集める御子柴。
ハッキリ言って真の殺人実行犯の正体はすぐにわかります。
が、その動機が何とも胸の悪くなるようなことで…
それ、実行犯がその行動をとる前にどうにかしなかったのあなたは、って感じで。
「守るべきもの」を間違ってはいませんか?と。
ネタバレになるので突っ込んで書けませんが、
今回の御子柴の行動は「過去」の償いの為に
「現在」の自分を捨てる、と言った意味では「お前、そこまでやるか…」と。
ある種の潔さになんか泣きそうになった。
ところで今回の法廷の場面で「敵」である検察庁の検事。
「岬」と言う苗字にもっと早く気が付いていたらよかったんだけど
中山作品は久しぶりだったためにこの「岬 恭平」が『さよならドビュッシー』等で
活躍している岬 洋介のお父さんとは。
今回このお父さんが出てくるために、いつも体がぼろぼろになる刑事さんは
お休み。笑
全体のトーンは単調で正直退屈な淡々とした描写が続くけど、
最後に一気にど~~~~~~~~~~~んときます。
でも、亜季子と朋美の描写はどう繋がるんだろう?
朋美は過去の作品に出てきてたっけ?思い出せない。
「淳君事件」を連想させる殺人鬼(ここでは「死体配達人」と呼ばれ畏怖される)が
名前「御子柴礼司」と変えて弁護士として今を生きている。
金のある容疑者しか相手にしないのに、今回はただの一介の主婦の弁護を自分から引き受ける。何のメリットがあるのか?と周囲が訝しげるのをよそに淡々と弁護証拠を集める御子柴。
ハッキリ言って真の殺人実行犯の正体はすぐにわかります。
が、その動機が何とも胸の悪くなるようなことで…
それ、実行犯がその行動をとる前にどうにかしなかったのあなたは、って感じで。
「守るべきもの」を間違ってはいませんか?と。
ネタバレになるので突っ込んで書けませんが、
今回の御子柴の行動は「過去」の償いの為に
「現在」の自分を捨てる、と言った意味では「お前、そこまでやるか…」と。
ある種の潔さになんか泣きそうになった。
ところで今回の法廷の場面で「敵」である検察庁の検事。
「岬」と言う苗字にもっと早く気が付いていたらよかったんだけど
中山作品は久しぶりだったためにこの「岬 恭平」が『さよならドビュッシー』等で
活躍している岬 洋介のお父さんとは。
今回このお父さんが出てくるために、いつも体がぼろぼろになる刑事さんは
お休み。笑
全体のトーンは単調で正直退屈な淡々とした描写が続くけど、
最後に一気にど~~~~~~~~~~~んときます。
でも、亜季子と朋美の描写はどう繋がるんだろう?
朋美は過去の作品に出てきてたっけ?思い出せない。
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