CUCKOOさんが紹介(?)されていたので読んでみた。
昔この人の本を読んだとき「えらく、とんがった人だな」と言う印象を持った。
けれど本書を読む限り55歳と言う年齢を迎えて丸くなったな、と。

因みになんで私もこの本に興味を持ったかと言うと、冷え性の私が先週の英語の時に
教室に入るなり「暑くありません?」と皆に問うと「そう?」と。
「もしかして噂の更年期障害ですかね??」と言うと、「ありかも~」と。

P23
更年期は障害どころじゃない。面白くてたまらない。
年を取る変化が、何もかもシミもしわも白髪も、子供の頃のアトピーみたいに出没するいろんなアレルギーも、体の中に突然ダルマストーブが出現するようなホットフラッシュも。

その場に居合わせた年上の同級生が「生理が上がると旅行の計画を立てるのが便利よ~」と。そうか、そういう楽しみ(?)もあるわけだ。
悲壮になる前に楽しむことを前提にしなければ。

けれど現実は結構手ごわそうで
P79
医者から聞いた話はまだ続く。更年期を過ぎると、あっちもこっちも乾いてくるそうだ。皮膚が乾き、粘膜が乾く。表も裏も顔も体も、膣の中も。
セックスは最初の内こそ潤滑剤を使えば何とかなるけど、いずれどうにもならなくなる、と。
更年期後の変化について、ある程度は知っていたが、ここまでとは思わなかった。
ぞっとしたが、そのころには相手も多分立たなくなっておる。
そう考えれば、大したことではないかも。

P96
「閉経後は、あらゆるところが乾いて、しなびて、しわだらけになっていく。
それは止められない。表も裏も、皮膚の上も膣の中も。ホルモン補充療法で遅らせることはできるけど、それでも、いずれその時は来る。
膣の中もしわだけになってしなびていって、そして、いつか口が閉じる。」


閉じる、んですね…(怖)

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