ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 三上延著
2014年8月23日 読書
個人的には「1」のトーンの方が好き。
もっと言えば作者が書いた内容そのものより引用に使われた司馬遼太郎の
『豚と薔薇』を読んでみたい。
その本のあとがきにはこんな衝撃的なことが書いてあるそう。
P132
すごい!すごすぎるよ司馬遼太郎!!!!!
たったこれだけのあとがきにギュッと人を引き付ける文章があるなんて!!
ビブリアの本一冊読んだ感想よりもこちらの「あとがき」を読むほうが印象に残るなんて!(超失礼。笑)
これが大小説家たるゆえんなんですねえ…
コナ×君や金×一君を見ていてまさにその通りだと思う。特にコナ×君。
たかが「探偵」の癖に犯人を罰する権力も無いくせに「真実は一つ!」と言い放って
得意げにあばきたてる姿って鼻につくんで最近見なくなった気がする。
アンタがだまってりゃこの人は復讐できたのに、って思うパターン多すぎ。
確かに人を殺すことは罪ですよ。でも、殺されてもしかたないヤツがのうのうとしている
今の世の中だからこそそれこそ「必殺仕事人」とかが支持されるわけですよ。
それをまあ小学生のガキが得意げに…
探偵もの好きですよ。でもやっぱり殺された人の恨みを晴らせるようなパターンは好きですけどね。警察では追及できなかった犯人を見つけ出すのなら。
けれどそうじゃない場合は、ね。
というわけで、他人の書いたあとがきの方が印象に残った一冊。
もっと言えば作者が書いた内容そのものより引用に使われた司馬遼太郎の
『豚と薔薇』を読んでみたい。
その本のあとがきにはこんな衝撃的なことが書いてあるそう。
P132
…別に動機はない。推理小説がはやっているからお前も書け、ということで、誌面を与えられたのである。
私は、推理小説にほとんど興味をもっておらず、才能も無く、知識も無い。
書けと言われて、ようやく書いた。むろん、推理小説と言うものはこれ一作で、
生涯書くまいと思っている。
(中略)
私は、探偵小説に登場してくる探偵役を、決して好きではない。
他人の秘事を、なぜあれほどの執拗さであばきたてねばならないのか、
その情熱の根源がわからない。
それらの探偵たちの変質的な詮索癖こそ、小説のテーマであり
もしくは、精神病学の研究対象ではないかとさえ思っている。
すごい!すごすぎるよ司馬遼太郎!!!!!
たったこれだけのあとがきにギュッと人を引き付ける文章があるなんて!!
ビブリアの本一冊読んだ感想よりもこちらの「あとがき」を読むほうが印象に残るなんて!(超失礼。笑)
これが大小説家たるゆえんなんですねえ…
コナ×君や金×一君を見ていてまさにその通りだと思う。特にコナ×君。
たかが「探偵」の癖に犯人を罰する権力も無いくせに「真実は一つ!」と言い放って
得意げにあばきたてる姿って鼻につくんで最近見なくなった気がする。
アンタがだまってりゃこの人は復讐できたのに、って思うパターン多すぎ。
確かに人を殺すことは罪ですよ。でも、殺されてもしかたないヤツがのうのうとしている
今の世の中だからこそそれこそ「必殺仕事人」とかが支持されるわけですよ。
それをまあ小学生のガキが得意げに…
探偵もの好きですよ。でもやっぱり殺された人の恨みを晴らせるようなパターンは好きですけどね。警察では追及できなかった犯人を見つけ出すのなら。
けれどそうじゃない場合は、ね。
というわけで、他人の書いたあとがきの方が印象に残った一冊。
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