そういえば恭子さんあんまりテレビで見なくなったな。(って、私がTv見ないからか)
この本を通じて5週間で「きれい」をゲットするという趣旨なんですが、おしゃれな彼女のイメージだとすぐにメイクやファッションから話が始まると思いきや、
なんと、一週目が 思い切りよく捨てよう から始まっているのにはびっくり!
発売されたのが2001年の描き下ろしの本書。
この時まだ「断捨離」や「気づきの法則」といった自己啓発的なものはまだ流行っていなかった時期にもかかわらずいきなり「捨てる」から入っている。
2年着ていない服は捨てる。お気に入りのものだけ残してそれに囲まれて過ごす。
今では色々な本に書かれた内容がこの時すでに書かれていたとは!!
2週目は「心のトリートメントをしよう」でまだゆったりと一人で過ごすことを楽しもう的なことをが書かれている。
3週目は「本当に必要なものは何?」ということでここでやっとファッションについて書かれている。けれどどこまでもストイックで「本当に必要なものだけを買う、選ぶ」審美眼についての言及。
4週目は「おしゃれを豊かにするアイテム」の選び方。3,4週目はファッションについてですがこれまた具体的にこんな色のこんなアイテムにこんなものを合せたら素敵!と書いて説明してくれているので頭でそのアイテムを想像して組み合わせてみたらなんというか大人シックな服装が出来上がり!
ヘタに「劇場マダム」なんぞと言ってまったく具体例を挙げていなかった某書と偉い違い。(笑)
そして最終の5週目は「体から、こころから、きれいを目指す」とあり、ボディケアに言及。
そこにはやっぱり「立ち方、歩き方、座り方」についてや「物を慈しんで生活するということ」など堅実な彼女の考え方が書かれている。
一見華やかに見える彼女のイメージとは違ってどこまでも「必要なもの」「価値ある物」を探し求める姿は堅実な大人の女性でしかない。
この本がもう廃版になりつつあるのが残念。
上級エレガントマナー本としても十分価値があると思う。


P.S
本書でも2週目の段階で「じっくりと髪のお手入れ」が挙げられています。
流行のスタイルを追うより、ナチュラルで艶のある髪を保つ方が素敵。


どんなにきれいな服を着ておしゃれしても、髪がぼさぼさだったり、形がまとまっていなければ素敵に見えません。艶のない髪、パーマが取れかかっていたり、染めむらがあり傷んだ髪、手入れがされていない髪などもってのほかです。

美容院に行きましょう。新しいバックを買うぐらいなら髪のために美容室でそのお金を使いましょう。何より健康的で、手入れのされた髪はそれだけで美しくおしゃれです。

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