次男の「YOSAKOIソーラン」(「よさこい」じゃなくてあくまでも「YOSAKOI」と表記するらしい)
に感化されて「じゃ、一体YOSAKOIソーラン」って何?ということで借りてみた。
以外と図書館にそれ関連の本が無いことに愕然…

5つ「マツリ」(なぜかカタカナ表示)を取り上げている。
1、東京の阿波オドリ
2、伝播するネブタ
3、模倣を拒む博多山笠
4、日立風流物とエイサー
5、進化するYOSAKOIソーラン祭り

P158
最近の十数年間、日本で最も注目されている都市マツリといえば、
北海道は札幌の六月に、200万からの人々を引き寄せて、一躍冬の雪マツリに匹敵する札幌の顔になった「YOSAKOIソーラン祭り」を挙げても、あまり文句は出ないだろう。

と、表現されるほどの祭りだったんですか!!!!!
すみません、全然知らなかったです。彼がサークルに入るまで。
(本書は2008年発行)

以下の文章は以前みいちゃんが詳しく説明してくれた通りだったので
「え!道民ってYOSAKOIソーランについて、皆一通りの説明ができるほど知っているの!?」って感じで…
ただ、ニュースで「雪マツリ」は知っていてもこちらを知らなかった背景はこれかと。
P174以下
「YOSAKOIソーラン祭」りを札幌大通公園で行われる本選中心に眺めると、ここに初期に見られた自由さや解放感がいくぶん損なわれているように感じられる。
予選を勝ち抜いて、札幌大通り公園の本選にたどり着くのは、一般チームにとって、
夢のような話になっている。
(中略)
本選ファイナルは、行儀よく観覧席に並ぶ数千人にだけ解放されている。
高額なチケットを買い損ねた大多数は、札幌にいながらテレビでしか見ることができない最近の状況を見ると、倍々で進展したこのマツリも、さすがにそろそろ限界点に達したらしいと思える。


地元の人がTVでしか見れない祭りって…汗
閉じられた空間の祭りってやっぱり「祭り」本来の意味をなさないのでは?
そういった意味ではみいちゃんが問題定義していた「本来の目的とのかい離」というのはまさにどんぴしゃで、この京大卒の学者さんと同じことを考えているあなたって素敵!
(というか、道民の民意ですか?このマツリに対しての)

だから、やっぱり他府県の人間にとっては行って見て感動ができる「参加型」の雪まつりの方が知名度があるんだと思います。

創設者の書いた『YOSAKOIソーラン祭り__街づくりNPOの経営学』
坪井善明・長谷川岳著 が図書館に無いのが超残念!

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