一字違いで大違い。
題名に「さらば、節約主義」とあるようにもう今更光熱費を削ったところで削りようがない家庭がほとんど。では思い切って「食費」を見直そうという趣旨の一冊。
けれど食費を削るといったところでランチ代を削るのではなく、
1、食費をトータル的な視野から見直す「思考」術
2、可能な限りやすく食材を手に入れるための「調達術」
3、買った食材や余った料理を捨てない「保存術」
4、今まで捨てていたもの、保存していた者を使い切る「リメイク術」


もっともらしい趣旨なんだけどねえ…
全然、役に立たない一冊だった
2009年発行なんだけど、書いてある「節約」が「外食産業」の人向け?って感じ。

節約レシピで費用を抑えよう。けれど扱われている食材はもともと安いもの。
このレシピの中に光熱費は加味されていない。それでは節約とは言わない。
と書いてあるけど、光熱費を抑えるのは「圧力鍋」と言う味方があるのをご存じないとは…呆
カレーを一時間で作り上げる中でガスを使用しているのは正味20分程度。
こんな便利なものを活用しましょう!と言う提案が無いとは…呆

しかも、安く食材を手に入れる項目で高カロリー食材=脂身 を買え、ときたもんだ。
理由は腹持ちがいいからだって…医療費の方が心配。
サイテーと思ったのが
外国産マトン、ラムはねらい目。
肉は一か月分をまとめ買いする

中国の餃子騒ぎがまだ起こっていない時に書かれたんだろうか?
外国産の推奨。しかも、日本人にはなじみのない肉。しかもまとめ買い。
頭おかしくない?

他にもね、以下「主婦の感覚ではありえない」描写のオンパレードで。
冷蔵庫の在庫チェックもせずに買い物に行く主婦が節約なんか気にするもんか!
食材を腐らせるような買い物をする計画性のない奴が節約効果が上がるわけない。
その内、「あ~めんど~。チマチマした買い物なんかや~めた!」と外食に走るって。

食べきれなかった刺身を翌日火に通すとかそれぐらいの工夫思いつくでしょ~に。
まあ、まず「食べきれない」っていうこと自体が意味不明だけど。
サラダが余りました。翌日、チャーハンにするぐらい誰でも思いつくと思うけど。
主婦、なめてんのか?お前!
と言う、この本を買うこと自体が「無駄!」と言う内容。
目新しいことを期待して借りた私が、バカ!

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