この作家さんのデビュー作
ファンタジーノベル大賞を受賞したとか。
確かに現実かうつつかまぼろしか、みたいな話の進み方で眠たくなる
これは誰のセリフ、状況なのか?と。
もうそこで作者のペースにはまっているというか、読み終わって振り返ると
「そうか、これは室町を舞台にしたミステリーなんだ!」とわかって読めばミスリードや
伏線にも気が付く。
一体どんなジャンルなのか見当もつかずに、どう着地するタイプなのかはっきりしないまま読み進めていくので正直混乱する。
しかも舞台は室町、とマイナー…
人が人を思う気持ちが真っ直ぐゆえにそれがゆがんだ時に悲劇は起こる。

それは先に読んだ『たましくる』でも千歳がイタコになったのは盲目になったからではなく
結婚半年で死んでしまった、ただ愛しい夫の声が聞きたいが為。
「どうしてあの人の声が聞こえないんだろう…」切ないぐらいの一途な思い。

…それにしても最近パソコン、打ちにくい。
変換の速度が遅すぎて、それを待っている間に頭に浮かんだ感想がどんどん消えて行ってしまい「さっき、何考えてたっけ?」と意味不明な文章になっていく…

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