短編は今まで2作ほど読んだことがあるけど、長編は初めて。
これ、設定が超変!!両親を交通事故で亡くしている男が飲酒運転を平気でしたり、仕事の人間関係で悩んだ末自殺しようとした主人公の女が読んでいくにつれて「そりゃ、アンタが迷惑をかけているんだから会社での同僚の対応も当然でしょう!」って気になってくるほどわがまま&自己中女ぷり全開!
2004年発行だから当時「自分探し」とか「再生」とかが流行っていたのかもしれないけど、こうやってブームが過ぎ去ってみれば自分探しとか超はた迷惑でしかなかったんだね、と。
もしこの作品をこの作者の一作目として読んでいたら2作目は無かったな、と断言できるほどイラっとしたい人にはお勧め。

ところで自殺する気ですべてを処分してきたはずなので、男に山のように持たされた野菜を持ってとりあえずはビジネスホテルに泊まってから自宅探しですか?無職なのに?ふ~~ん、ってぐらい「甘ちゃん」。こんな奴が自殺しようとしても不発に終わるの明白。これ、付け刃で書いた作品????????粗ばっかり指摘しちゃうよ~~←これが会社勤めだったら「局、うるせ~」ってなるんでしょうねえ…

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