久しぶりに読んだヒストリカルロマンス。
この手の分野にしたら珍しく実在の人物をよりによって悪者 に据えているところが目新しい。
カトリーヌ・ド・メディシス(メディチとかで覚えた気が…)を「闇の女王」とし、特殊な島に住む女性の一族の「魔女」との戦い。
この手の名物 であるエロシーンは一瞬。笑
むしろ終盤の「細菌戦争(?)」の描写が圧巻!
これ、もし現代でこの手の「細菌兵器」がばらまかれたら世界の秩序なんて一瞬で無くなってしまうのだろうなあ…(そういう意味では全国規模で勃発しなくて良かったとつくづく思うオウ×のサリン事件…)
ロマンス小説のくくりではなく、歴史をベースにした一般小説を読んだ気になった。日本でいえば藤本ひとみさんのフランスものを読んだ読後感。
この手を読むのが初めての人ならおすすめ。(いきなりエロ全開!から入った人には物足りなさ100%だろうけど…)

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