家を建てた時に「暦」とか「占い」を気にするのは、英語の同級生とかが言うには「家を新築したとたんにパストアウェイする人が多い。家、怖いで~」と。
実際、夫の知人であと数カ月で旦那さんが退職するからリフォームすることになり、奥さんがご近所さんに「あいさつ回り」していたそのまさにその時に倒れて救急車→パストアウェイ…汗 と言うのにも遭遇。
そういえば舅の認知症が進んだのって、今まで住んでいた家の横に平屋を建てたからだっけ…滝汗
とまあ、どれが因果関係かは不明だし、気にしない人には全然問題ないのでしょうが。

てなわけで読んだこの本。
p91
暦判断
家相はおよそ次の4つの観点から判断された。
①時間の吉凶…建築工事、月日の吉凶など
②時間と連動する方位の吉凶…金神(こんじん)、土公神(どこうじん)や年回りの吉凶など
③固定化された方位の吉凶…鬼門、住居の吉凶など
④個人の生年に規定される時間と方位の吉凶…本命星(ほんみょうしょう)など


まあ、今回私がひっかかったのが④ってことですね。

①~③は万人に共通する時間と方位の吉凶である。
それに対して④は個人の生まれ年によって規定される星命生や五行であり、
万人に共通するものではない点が特筆される。


p154 現代における家相
家屋の建築に関わる工事では年や日の吉凶が問題となる。
具体的には建て主の年回りによって、屋敷地を得る方位の吉凶がある。
その基準となるのは建て主が現に住んでいる家の中心でそこから方位を測定し判断する。
次に、建築工事をしてもよい時期とその方位を判断する。
特に新築の場合は暦の方位吉凶図などを参照して慎重に行う。
建て主は自分の本命星の位置を確かめ、本命殺と本命的殺も避ける。
最低限度、五大凶殺と呼ばれる方位は避ける。
更に各自の本命星の月判断の項目を見て、各月の方位の吉凶と工事可能な月を捜す。

判断の結果、希望通りに建築できればよいが、必ずしもそうとは限らない。
どうしてもうまくいかない場合は、工事を延期することもある。


とまあ、最後まで読んで家をさわるのってめんどう…と思っていたら
あとがきにこんなことが…
p217
2004年に実家を解体して住むことになった。
細かい部分はともかく、水回り、玄関、の位置などが決まった。
と言うよりも、道路や敷地、配管の関係でそこにせざる得ないというのが現実である。
ふと、我が家の家相はどうなんだろうと思い、図面を眺め、頭の中でこのあたりが我が家の中心だなと考え、鬼門はここかと見ていると、ものの見事にトイレと風呂が鬼門と思しき場所に位置していた。しかし全く気にならなかった。
ただただどういう風に住もうか、銀行の住宅ローンはどうしようかと言う現実的な問題しか頭に無かったのである。(中略)
2006年の秋に新居が完成し、今年で3年目の正月を迎える。
その間、我が家は災禍なく暮らしている。
私自身は家相を信じていないが、声高に否定するつもりはない。
それで安心を得ることができるのであれば、気にする人は気にすればいいと思っている。


トイレがどこにあるというよりも家族にとって使いやすく、
またお金の方が切実。
「方位」よりも「暦」の方が大切なの?とこれまた新たな問題勃発…
「仏滅」に家を建てるより「大安」に建てる方がやっぱり気持ちいいもんねえ…

コメント