刀圭 中島要著

2015年10月18日 読書
父と同じく「貧乏人」対象の医師を目指す若きかけだし医師!
と書けばやる気満々、前向き好青年!イメージがありますが本書では
まあ確かにやる気はあるんだけど貧乏人相手=お金を払わない=薬を新規購入する元手が無い=診れなくなる と言う当たり前のことから今度は患者の貧乏人に
「今まで見てくれていたのに…」と悪意反感を持たれまくった挙句、心の病に(今でいう鬱ですねえ…)。
真っ直ぐすぎる考え方がなかなか世間になじめず、むしろ吉原で遊んでいる薬問屋の若旦那の方が世間を知っている。
微妙に主人公の性格にイラっとした一冊。笑

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