先に読んだ『進藤やす子の溺愛ワードローブ』と被る傾向にある一冊。
けれど服に対する考え方が真逆のように感じられる。
特に進藤さんは40を手前に「びびっている」感じが漂う、手持ちを必死になって着まわそうとする、のにたいして
米澤さんは40になってメンタル的に色々あってパリに行ったら影響されることが多大に有って「しわのある人になりたい!」とまで書く。
縦じわは嫌だけど横じわで顔が皺くちゃになってもいい!と。
それだけパリに住む老婦人の生き方やその他もろもろに影響を受けた感じ。
年齢はただの目安。
諸外国では年齢を聞かないのが常識。
年齢にとらわれ過ぎる日本は(それはそれで相手に対する言葉使いとか関係するから仕方ないのかもしれないけど…
最近、年をいっていても常識とかその他もろもろが無かったら
単に年だけ喰いやがって…と軽蔑の対象にもあることの方が多い)
若い=幼い と勘違いしている人多い気がする。
密林のコメントでは「今までと違う」と違和感大で星評価が低めですが
2冊を比べたら本人の意識そのものが変わっているのだから作風も変わって
当然だと思う。
変わらずにしがみついている方が痛々しいとすら感じた。

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