テレビ見ないのでこのお二方がどのような内容の漫才をなさっているのか知りません。
もっと言えば、顔もわからない。裏表紙の著者近影を見ても
「ああ、あの二人ね」とは絶対に言えない。
因みにピンクのベストを着ている春日さんならあのベストを着ている限りわかる。
相方さんは名前も顔もわからないけど。
目に見えない学歴よりも、印象に残るピンクのベストの方が記憶に残るという
意味では戦略勝ちかと。

って、感想とは別の事書いているし。
まあ、京大に合格するにはいかほどの勉強をすればよいのか、
と言う視点で読めばそれなりになるほどな、ですが
根本的に頭のつくりが違うから宇治原さんの勉強時間(11時間)を
真似たところでしんどいだけなんでしょう。
ただ、まだ現役の人ならば
「授業はしっかり聞き、教科書は丸覚え」するぐらいの努力は
最低真似てもいいのでは?

あと、受験勉強と実践は全く別なんだな、と理解できたのが
p100~101の
センター試験の発音問題は4択で…(以下中略)

宇治原はもちろんそんなことをそんなことをせずに発音の問題が解けていた。
「なんで発音わかるの?」
「元からそういう風に憶えてん」
「どいういうこと?」
「英会話するわけじゃないから、ちゃんとした発音憶えんでいいやん。
だから猫やったらキャットって覚えるんじゃなくて、
発音問題に出てくるアとエの中間の音でケアットって覚えてしまうねん。
あと同じように聞こえるやつあるやん?」
「同じように聞こえるやつ?」
「boatとboughtとかは無理やり昔からボウトとボ________トみたいに
して覚えてたから発音の問題は簡単やわ」
「アメリカ人に本気で怒られたらいいのに」と思ったが…(以下略)』


I ボ______ト this bag yesterday.
って、英会話の時に言うのでしょうか???
そりゃ、(一部の高学歴な大卒の)日本人の英語がどこか変なのは
(というより、大学の教授なのに英語の発音とか変な人多いのはこれ?)
ある意味「賢い」けどそれは「覚え方が秀逸」であって
実践とは違うということだと思う。

あと、本文中に多々「宇治原と喋っていて面白い」とある割に
どのような会話がなされてそれがどう面白いのかの例は無く
むしろ彼らの周囲の人間(山菜取りのお母さんや忍者の伊藤君)の方が
面白いんだけど…汗

う~~ん。
何を狙って書いたのかな?
京大に受かった本人が書いたのではなく、その相方が勉強方法を
伝えたかったのか、なれそめを書きたかったのか。
とはいうものの、宇治原君は正真正銘の「京大卒」の人間=変人なのに
対してこの管君がどこまでも普通人感覚でいてくれるから
京大卒の変人と一般人との橋渡しをしてくれているんだな、と。
多分、菅君の感覚がこれまた京大卒感覚だったら一般人には絶対に受けない
と言うより理解できないと思う。

個人的にはなぜ宇治原君があっさり「芸人になってもええで」と答えたのか
その心境が知りたい。

コメント

みかりん
2016年3月17日23:03

菅ちゃん英語のファンです。ぷいぷいの火曜日の道案内のコーナーでロザンの二人が出てます。物怖じしない菅ちゃんのとんでもない英語を見てると、文法なんて二の次です。宇治原がすごいなーって思ったのは一度覚えたことは忘れないってこと。ほんとに忘れないの。やっぱ頭のつくりが違う。

涼女
2016年3月18日8:04

みかりん様
と言うことは、やっぱり「喋れない」んですね…汗
次に読んだ『京大少年』でも「大人になってからの勉強方法」が書かれていました。
私の行っている英語でも独り旅の彼女が
「海外によく行く友人が文法を気にするよりもどんどん喋ることが大事、と
言われた…」とおっしゃってました。
でも、どんどん喋る機会って…汗