林真理子にしては「毒」が無く、イマイチな作品。
過去に実際の体験談(?)
http://75552.diarynote.jp/201112271346229159/
こちらを読んでいたら改めて林作品で読むまでも無い。

本書の感想で言えばだれがグランプリを取るかは
冒頭の「ドレスの色」がだれに似合うのかを考えたらオチはすぐにわかるはず。
そういった意味でも、こんな淡々とした第三者から見た「観察記録」よりも
人間性を重視したドロンドロンの駆け引きの話の方が面白かったかも。
ただ、イネスに関する本が林真理子のこの『ビューティキャンプ』と同じ
出版社から発売されていることに気が付き、なんか宣伝として発表された
本なのかな?と。

それにしても読み終わった後に、しげしげと表紙の写真=ミスユニバースを見ると
明らかに「ひいき」されている人と、いつまでたっても二番手三番手の地位しか
手に入れられない人とがはっきり見て取れる。
顔しか写してもらえないなんて…
向かって右側の人たちが体を半身にしたら後ろの二人が入るスペースぐらい
あるでしょうに…
いや~ね~ 内容よりもこの写真そのものがえげつない。

コメント