アルパカ探偵、街を行く 喜多喜久著
2016年5月12日 読書 コメント (2)
日常の謎をなぜかどこからともなく現れるアルパカが解きます。
アルパカの存在が一番の謎!なんですけど…滝汗
その内「ミーアキャット探偵」だとか「ホワイトクロウ(白い鴉)探偵」とか
際限なく出てきそう。要は他と差別化を図るためには何でもアリ!ってことで。
中高生には楽しめるかな。それぐらいの謎解きレベル。
ぶっちゃけ、各題名を見たら内容がわかるという…
最近こういった高学歴の理数系の人が書く作品増えましたよね。
(この人は東大らしい…)
小説と言えば昔は「文系」と思われていたのに、こうも理数系が進出してくる
割合が増えたのは、もう、今までの概念では読者に通用しないぐらい作家のレベルが
落ちているからかも。
多分文系の編集者では出し切れないアイディアをむしろ作家の方がうまく
料理できるようになったのでは?
確かに推理小説などでは物理的なそれっぽい説明があると実はトリック的には
無理なんだけど良いように丸め込まれても読者は気が付かない、ってのが
多いんだろうけど。
文中に数式をさりげなく出して来たり、嫌味なほど出してきて読み飛ばさせたりと
文系読者には辛い試みが多数なされてきているのが最近の傾向。
今の流行は理数が書く、ラノベってとこでしょうか?
アルパカの存在が一番の謎!なんですけど…滝汗
その内「ミーアキャット探偵」だとか「ホワイトクロウ(白い鴉)探偵」とか
際限なく出てきそう。要は他と差別化を図るためには何でもアリ!ってことで。
中高生には楽しめるかな。それぐらいの謎解きレベル。
ぶっちゃけ、各題名を見たら内容がわかるという…
最近こういった高学歴の理数系の人が書く作品増えましたよね。
(この人は東大らしい…)
小説と言えば昔は「文系」と思われていたのに、こうも理数系が進出してくる
割合が増えたのは、もう、今までの概念では読者に通用しないぐらい作家のレベルが
落ちているからかも。
多分文系の編集者では出し切れないアイディアをむしろ作家の方がうまく
料理できるようになったのでは?
確かに推理小説などでは物理的なそれっぽい説明があると実はトリック的には
無理なんだけど良いように丸め込まれても読者は気が付かない、ってのが
多いんだろうけど。
文中に数式をさりげなく出して来たり、嫌味なほど出してきて読み飛ばさせたりと
文系読者には辛い試みが多数なされてきているのが最近の傾向。
今の流行は理数が書く、ラノベってとこでしょうか?
コメント
東野圭吾も、森博嗣もだし、古くは横溝正史、西村京太郎・・・
涼女さんもご指摘なさっておられますけれど、理論武装して、意図しながらにしてミスリードさせる、的手法が得意なんでしょうかね?>理系作家
もしも、文系作家が好むような抒情的な表現や、婉曲表現を感じ取れないという理由で
「おもろない」って判断して若者がそれらを敬遠しているのであれば、「繊細な日本語」っていう文化は風前の灯ですねぇ(哀)
まぁでもいつの時代でも「本」を好む人というのは一定数いるのだから(逆に言えば一定数しかいない?)大丈夫なのかしらね?と思ったり。
そうそう上記にあげられたような「本格ミステリー」を書く場合は
トリック等に緻密な計算を必要とするので理数の方が向いていると思います。
けど、ラノベにまで…って感じですね。
とはいうものの、本作の作者さんは無駄な文章をカットしているので
さらさらさら~っと読みやすかったです。
むしろ文系の「作家もどき」「作家きどり」の人が書いた婉曲過ぎ、
修飾しすぎて何が何だか…よりは断然読みやすかったです。
ただ、理系作家の欠点はやっぱり「心理描写が下手」これに尽きるかと。
トリックばっかりに目が行きすぎて「なぜこの犯行に及んだのか」と言う
心理が置いてけぼり。
上記の方々がいつまでも支持されるのは「心理描写」「動機」が
ハッキリしていてどこか悲しい…みたいな情緒もちゃんと両立しているから
ではないでしょうか?
これが両立できる人はラノベから脱皮して一般小説でも活躍できるかも、と
思います。