無料動画で先にアニメを見たので、原作はどうよ?と言うことで。
アニメははっきり言って既存の人気アニメキャラの使いまわしのような外見でちっとも今時の高校生ではなかったのに対して、こちらは京都弁丸出しの「若さゆえの…」があふれ出ておりました。
今時のラノベに良くある「明るさ」だけで構成されておらず、若さゆえのドロドロ…が思いっきりてんこ盛り!!!!!
部活内のドロドロなどもう若くない人間には「そういえば、あったな…」と言う懐かしさを味わえます。
逆にこれを書いたときは作者はまだ大学生ぐらいだったようでなるほどな、と納得できます。
文章も正直洗練されておらず無駄に長いところも多々あります。
読者側が読みやすいように「文体、文章のリズム」ってあるじゃないですか。
それが、ちょっと無視されていて正直読みずらかったです。
が!
それ以上に、きちんと書いている。
硬すぎるなあ…と言う気がするぐらい、どこか教科書を読んでいるかのような真面目な文体!笑
それはヒリヒリするぐらい、今を書きとめておかないと!!と焦りすら感じるほどに。
ラノベには無い硬さ。

キラキラとまだ崩れていない清潔感の漂う作風を維持しつつ洗練して行くと、
いつの日か直木賞を取りそうな反面、社会の波の揉まれてただのしょうも無い作品に劣化せずにキープし続けて行けるのか楽しみです!(鬼)

コメント