読み始めてすぐに「え?これってまさかあの設定???いや、ありえねえよな。
今どき。こんな手あかのついた設定…」といぶかしげな気持ちで読み進めると
「…まじかよ。今時…」と。

ありえます?
「記憶が一日しかもたない」系って…汗

しかも文章の描写が、風景を書いている時は嫌にきっちり「細密風景画」なのに
人物描写になった途端急に「へのへのもへじ」状態…
と言うか「抽象画」に変貌。
ものすごく読みにくい文章になるし…

そして女は高校一年、親が不仲で喧嘩しているのが嫌で家に居たくない…と言う
まあ「おこちゃま」っぷり炸裂させるんで読んでいてさらに疲れる…
究極「読者は中高生まで!」って感じ。

そして、中高生ならこういった話に「あこがれ」を持つのかどうか知らないけど
レビューの評価が高くなるのか
(個人的には日本人が低知能化していると思いたくないが)
ラストだけ切り取って
「よかった。題名の通り毎日恋ができて」的な感想を持つのだろうけど。

あんた、バカ?

あんなあ…
人を好きになったことないからその点に好意的な感想を持つのかもしれんけど。
よく考えや。
あんたなあ、自分の好きな男が毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
にこやかなかつさわやかな笑顔で「初めまして、僕の名前はハナ。君の名前は?」
って繰り返すという事実と地獄を。
あんた、耐えれるか?
エンドレスに毎日先に進まない関係を強いられるんやで?
そんな毎日、自分の神経が耐えれるか?
私、無理やな。
自分が発狂してまうわ。
(相手が死ぬか自分が発狂しないとこの話は終わらないってことだよな、結局)
それのどこが「毎日恋ができて素敵」なんぞたわけた感想を述べれるねん!!
ありえへんわ!
しかも作者、あとがきで「10年後もこの作品を読んでくれることを目標にして書いている」だと!!怒
絶対に前に進まない恋。絶対に成就しない恋。
それ、恋に恋している年齢ならありかもしれんけど、本当に生身の人間を
好きになったことが一回でもある人間には無理!
絶対に共感できない。

認知症の親しい人に「おはようさん。あんただれ?」て言われてみいな…
それと似たようなもんやろ。

全く想像力の無い話なや。
オチもヒネリもへったくれもないし。

オコチャマ限定本。
独りよがりな作者のいわば「チラ裏」小説に読後めっちゃむかつく!!

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