プロフィールとして1952年京都府生まれの歯医者さん。
と言うことで大別すれば「素人さん」が書いた本。
とはいえ、明らかにPR目的で書かれた「偽ガイドブック」とは違い
本当に「地の人」が今の京都を紹介してくれる本。
例えば流通している京都のガイド本のほとんどに「錦市場」を
京の台所的な紹介しているが本書では「だった」とちゃんと過去形で書いてくれている。笑
私も1年以内に訪問したがもうそこはただの食べ歩きの夜店&露天と変わらなかった。
しかも外人さん多し!の。
ここは東南アジアの市場ですか?状態。
目利きが上物をそろえる為に通う市場、と一昔の本に書かれている内容と現状が到底一致しているとは思えなかった。
また、ネット情報と雑誌情報ではどちらが信頼できる?と言う問いには
「どちらもダメ」と言う内容もかなり納得できた。
これまた一か月以内に某うどん店に入ったが「これのどこが一位な訳?」と首をかしげる味だったし、むしろ「これが一位なら京都はうどんまず過ぎ!」と二度と京都でうどんを食べるまい!!!!!!思ったぐらいひどかった。
(弱腰麺が主流らしいが、それとは全くの別次元の代物だった…)
因みになぜここを訪問したかと言うと隣にあるうどん屋を先に訪問していて
「二つ並んでいるのならもう一軒はどんな感じ?」と軽い気持ちで行ったのだが
帰宅して検索して「…」となった次第。
まあ、並ぶのが当たり前の店に1時間並ばずに入れただけでも幸運なのかもしれないが出てきた時に長蛇の列で待っている人に「並ぶほどの味じゃなかったですよ」と言ってあげたいぐらいだった。
普段からファストフードの濃いいいいいいいいいいいいいいいい下品な味に慣れている
人には問題ないと思うけど。

てなわけで雑誌に定期的に特集される京都ですが、ふたを開けれ見れば、生粋の京都人から発信されたものは少なく、よそもんが売り上げにつなげる為に京都と言うブランドを新たに作って打ち出したって感じですね。
どこまで騙されているのを覚悟してお金を落として行けるのか。
それはその人の価値観次第ですね。

多分著者も今のよそもんに幅を聞かされている京都にイラついていることでしょう。
大きな道を一本入った細い道にこそ「ほんまもんの京都」があると思うのですが
私もなかなかその一本中に入る旅行ができません。
「散策」「ぶらぶら」してこそ京都の良さがわかりそうなんですけどねえ…
とはいえ個人的には京都は日帰り奨励派。
ホテルは最悪最低、二度と泊まるもんか!!!だし、同じ泊まるならホント
大阪に出た方がもっと気が楽かも。
特に京都駅から南に行くならもう帰りましょう。お金がもったいな過ぎ!!

コメント