短編のオムニバス。
読みやすいが、ただそれだけ。
閉じたら一瞬で内容を忘れる。
むしろ皮肉なことにラストの一篇が毒がありすぎて芸能界を
干されてしがないタウン雑誌の編集者にならざるを得ない女を
書いているだけに「その他大勢にうずもれたくなかったら
毒(個性)をもっと持たなきゃ、生き残れない」と作者に言いたい。

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