ISBN:4044125171 文庫 中村 うさぎ 角川書店 1999/09 ¥420

評価2.5

設定が小説家の家に幽霊の家族が住み着き
挙句ちょっと危ない(頭的に)女性編集者
そしてさらに生首を送りつけてくる
実母…など。
読んでいてなんかリアル感が感じられず
「全て夢でした」という「禁じ手」のおち?
と思っていたら…

この本を読んで思ったのは
自分が思っている世界が
「正常」でなくきち○いの
世界から見たら「異常」であること。
よくきち○い(と一般的に思われている
犯罪者)が「どらえも○の声が聞こえた」とか
「悪魔がささやいた」って言うのを聞いて
「なめとんのか!ふざけやがって!」と
怒りと呆れの感情を持つけど
へたしたらきち○い側からしたら
「それが真実」(だと思い込んでいる)
ことだってありえるんだ、と。

それほど今の時代
「正常」と「異常」の境目が
あやふやになっているって事だろうけど。
ちょっと背筋が寒くなるストーリーでした。

女という病

2008年1月5日 読書
ISBN:4104567035 単行本 中村 うさぎ 新潮社 2005/08/17 ¥1,365

自分と似たような境遇で
似たような思考回路を持った場合
この本に出てくる被害者又は加害者の
女とダブるものがある。
ISBN:4837961789 文庫 リサーチ21 三笠書房 2003/03 ¥500

めちゃめちゃ「それっぽい」題名の癖して
中身「噂話」のてんこ盛り…

「はずである」
「と言う噂だ」
「だという」
そんなんばっか。

本文も「ぼかして」るというか
結局どうよ?と結論が不明なかき方。
都市伝説、井戸端に毛が生えたようは
内容でも尤もらしい題名を
つけたら「売れるらしい」…
ISBN:4088462157 コミック 中原 アヤ 集英社 2007/09/25 ¥410

現在ケーブルで昼に放送中。
思いっきり「はまって」ます。
で、朝いちに古本屋に大人買いをするために
走っていきましたが、残念ながら全巻セットは
昨日売り切れた、とか。
くそ、おんなじこと考えるやついたんだ。

歯抜けではありますが、17巻まであるだけ
そろえました。
今日は男衆は各自それぞれ外出されておりますので
わたくしは心置きなく、全巻読破を今から
いたします。

めし、つくんのめんどいな〜〜〜〜
帰ってくんな、てめーら!!!!
ISBN:4652086083 単行本 早見 裕司 理論社 2007/06 ¥1,365

評価:2.5

児童図書の棚にあった一冊。
オカルト系、怪奇系??
文中によっぽどませた女の子だったら
理解できる「男と女の関係」の描写あり。
長男は理解不能、次男でも「??」って
なりそうな感じ。
オカルト系大好きには設定は面白かったのに
ラスト、意味不明。

漫画の原作には向いてると思う。
ただし、ラストは要変更。

見た目診断

2007年12月24日 読書
ISBN:4916199650 単行本 おおた うに 産業編集センター 2004/11/18 ¥1,260

評価:4

上手なイラストで服装は「その人の自己主張」というか
なりたい自分を表現する最適な方法。
大まかに分けた分類が結構「なるほど」と
納得するものだった。
ISBN:4062742322 単行本 佐伯 チズ 講談社 2006/08/30 ¥1,260

評価:5 前向きに人生を生きよう!

この本には一切「美容」についての
「方法」は書かれていない。
タダひたすら「まっすぐな生き方」が
書かれている。

左遷に近いことをされても
そこで諦めるのではなく
自分で考えた方法で
「仕事」を作り出す。
前向きに、前向きに、具体的に
「こうしたい、ああしたい」とビジョンを
明確にしておけばチャンスがめぐってきた時に
さっと手が伸ばせる…
内容は本当に「幸運」(スピチュアル系)を掴んだ人が
書いている本と全く同じ。

自分が望んだとおリに自分の人生は
変化するのである。
ISBN:4478502757 単行本 牛窪恵+これからの家族を考える会 ダイヤモンド社 2006/12/08 ¥1,500

評価3…だってデーター、マーケティング系だもん

母と娘が連れだって買い物行ったり
旅行行ったり楽しんでいる世代。
これってあくまでも母親が「専業主婦」の人が
多いから成り立っているのかも。
家に「押し込められていた」母が
娘と言う下界への「案内人」を得て
少しでも外に出ようとし、娘は案内がてら
奢ってもらおうと密かに計画。
利害が一致した場合のみ、成立する
関係といえる。

ウチみたいに仲悪いというか
お互いが相手を「必要としていない」
母娘の場合は、全く当てはまらず。
母は「バリキャリ」だから相手のほうが
一流どころを知っているし、行動範囲も広い。
娘に案内してもらう、どころか相手のほうが
1人でもずんずん店を開拓してるし。

バイトで一緒だった「フジ」が丁度
この母娘共同体だった。
「お母さんと買い物行った」
「お母さんにスカート買ってもらった」
「お母さんとご飯食べに行った」
そんな会話をよくしていた。
聞いていて「ふ〜〜ん、そんなんでいいのか?
もっと親の側から独立した方がいいのに」と
思ったけど。
母が娘にかまいすぎている、って印象だった。
居心地が良すぎるんだろうなあ…

そういやもうすぐ正月。
実家に行かないといけない。
ユウウツやなあ…
正月早々、喧嘩するのかと思うと
行きたくないんだけどなあ…

あんな人の話を聞かない人、親でも
付き合いたくないわ。
ISBN:4756910114 単行本(ソフトカバー) 藤代 裕之 明日香出版社 2006/11/16 ¥1,575

Web2.0って何??
「エッジを立てろ!」の「エッジ」の意味は?
と、読み進めていっても不可解な用語があって…
「業界」の人には当たり前の用語であっても
ネット素人さんには通じないってことあるんですが。
「口コミ」が専業主婦の時間が有るけど外出できない
って層が有力、と書いてあるのなら、こう言った
用語の注釈のひとつでもつけて欲しいよな、って
思った次第。

てか、自分がブログを始めたのは5年ほど前。
病院のパートの愚痴をどうしても吐かずにはいられ
なかったのと、なんでこのサイトを選んだのかも
もうとっくに忘れちゃったけど、今時のブログは
「商売の一環」になっているのね。しらんかった。
自分にとってあくまでも「日記」であって
その日のパートの「不可解な言動」を
10年ぶりの仕事復帰のカルチャーショックとともに
「ありえね〜〜」と書き散らしていたし。

まあ、「日常」から「読書」にテーマを
変えたからもっぱら「感想(一度読んだ本か、
わからなくなっているから、メモ的要素大)」と
ともに絡めて書いてあって
申し訳ないけどその本を「ヨイショ」する気は
無かった。

この本によるともしかして「ヨイショ」しないと
いけなかったのか???と不安である。
今後面白くなかったら一言「クズ
と感想を書くようにしよう。
↑これも、いかんのか?????

ブログでマーケティングって…
う〜〜〜〜ん

人気の有る人のブログを読んで
ちょっと今時のブログのあり方を
勉強させてもらおう。
ISBN:4062140918 単行本 泉谷 綾子 講談社 2007/06/20 ¥1,365

まあ、占いの本のお約束なんですけどね
「1〜9の数に全ての人を当てはめる」って
言う「ありえない」事を堂々と本にして
また、私みたいな人が読んでしまうんだけどね。

でもこれをする為には足し算したり、
表を作ったりと「作業」をしないことには
「本当の自分」がわからない。
なんだけど、正直パソで占いを選んだら
自分の生年月日を入力したら
あっさり計算してくれ、「あなたの性格」とか
言って表示してくれるから
いちいち本を読んで「本当の私」を
知る行為自体がめんどくさい、と
思ってしまった。

占いに頼っていたらだめなんだ!って
言うか信じられなくなったんだろうなあ…
ISBN:4769609124 単行本 生井 俊 こう書房 2006/09 ¥1,260

わたくし、残念ながらL.AのDLは好きですが
TDLはあまり好きではありません。
理由はキャストに「夢と魔法」を無残に
解かれた経験が2回もあるから。
(どっちも♀だった)
だから他人さんが「今度の休み、TDLに行くの」と
おっしゃっても一応合わせておくのが礼儀だと
思うから「あら〜いいわね〜〜〜」と
口には出すけど内心は別にふ〜〜ん、である。
解けた魔法のお陰でこんなにひねくれちまっただよ!!

むしろ初めっから夢も魔法も期待していない
USJのほうが期待していない分、
すんなりと行けるのである。

さて、この本を読んで思ったのは
「一定のしてはいけない事だけ守っていたら
後は自分の最良で新たな楽しみ、喜びが
自分の手で生み出せる」職場であることが
分かる。
いいね〜〜〜〜
「自分で仕事を楽しくできる」環境って。

特に書かれては居ないけれど
この職場で恵まれているのは
「この仕事が好きだ〜〜〜〜」て
テンションの高い「先輩」が居ること。
いい人の行いを真似ることによって
更にいいものが生み出せる、っていう
最高にいい「気のめぐり」が存在しているわけで。

しかしですね、
私が嫌悪感を感じた出来事は
有るキャストが、それが人に物を頼む言い方か!!
って言う「憎悪」すら感じさせた「頼み方」と
某日本食レストラン(多分1つしかないけど)
でお札のおつりを「片手でびろ〜〜んと」
手渡されたこと。おフダじゃあるまいし!

大したこと無いと思う人には大したこと無い
出来事だけど、DLですることじゃないと思う。
コンビニとかファミレスなら「それだけのレベルの
店」って諦めれるから。

ちなみにL.Aでは新婚旅行で行った時
日本人で明らかに新婚、ってわかったのか
スプラッシュみたいなのに乗った時に
普通だとアトラクションの真ん中に座る位置に
並んでいたのに、さっと「一番前」に
キャストの機転で誘導してくれたこと。
また、周りの人もクレーム付けないんだよ!!
さすがエンターテインメントと言うかフレンドリー
な国だな〜〜〜と感心した覚えが有る。
日本だったら障害のある人が居ても
普通に並んでいる気がするし、その人たちを
先に乗せてあげる、って心配りも無いし。
「並べよ、皆順番、平等だ」ってこんな時だけ
順番、平等を振りかざすし。

そのギャップを知っているからこそ
「行きたくない」んだろうなあ…
ISBN:4778200160 単行本 永末 春美 カナリア書房 2005/07 ¥1,470

なんかむちゃくちゃ期待はずれの本。
一体誰をターゲットに書いた本なんだろう?て
途中で辞めてしまった。
まず、文体が軟らかいというか「で?」って
いう本。
現在進行形でこのホテルの支配人をしているから
どうしても差しさわりがあるのかと思うけど
雇用者が書いたサクセスストーリでもなく
あくまでも経営者側からの本だから
得るものが少ないというか視点が違う。
この人がこのホテルである一定の成果を上げて
別の職種に就き「過去」としてかくのであれば
もう少し深く掘り下げて書けたのかも知れないけど。
じゃ、経営者の為に書いたのか?と思ってみても
30代それも女が書いた本を、経営者の身分の
大半は男だろうけど、男が女の書いた本なんか
読むか????指南書として。

ホテル=非現実の空間、ってこともあるのだろうけど
なんか真実をぼかしているというか
本音で書いてない感じがして。
もっとコンサルタント的に端的な文体で
「自分がホテルの改革にこのような点を改善し
このように工夫した結果、士気が上がった」
みたいにデーターとして表示してくれる方が
読みやすいと思う。
だらだらなんか思い出話をされているというか…
あ〜〜書いていて「で?」なわけよ!
ISBN:4331509052 単行本 中尊寺 ゆつこ 廣済堂出版 2002/07 ¥1,365

2002年発行の本なのに
「セレブ」というか取り上げられている
人物の「評価」が変わってしまっていて
「とほほ…」って感じ。

自分がセレブを目指す!とテーマに
選んだものの別に金持ちになって
社交界にデビューしたいとかそんなんじゃなくて
「今居る状況からステップアップ、
それも精神面で」と思ったわけで。

自分が「低い場所」で納得して
満足しているから「そんなレベルの人」
としか知り合えないし、会話しない気がしたから。

裏を返せば「もっと上品な物腰」に
なりたい!それだけだなあ…
ちゃきちゃき下町系もそれはそれで
知らない人にバンバン話しかけれる
特権はあるけれど、おっちゃんに
好かれるのももう勘弁だ〜〜

上品な知的な男性と知り合いたいな〜〜〜(爆
ISBN:4522210345 単行本(ソフトカバー) 李家 幽竹 永岡書店 2000/06 ¥1,050

Dr.コ○とこの人の風水は若干考え方に
相違がある。
だからどっちを採用したらいいのか?と
悩むトコなんだよな〜〜
例えば「盛り塩」
コ○は玄関に「堂々と」感がアルに対して
この人は「見えるところに置くことによって
この家は問題があるのでは?」と人に思わせるから
ポプリポットに入れるなどしてさりげなく
インテリアに紛れ込ませた方がいい、と。

女性と男性の違いかも。
私はこの人の風水の考えを取り入れてますが、
生花を飾るように心がけたいと思います。

幸運を呼ぶ10の行動
1.大きな声で笑う
2.楽しく食事をする
3.よく寝る
4.姿勢を良くする
5.無理や我慢をしない
6.前向きな話をする
7.流行に敏感になる
8.アクセサりーを身につける
9.肌、髪、爪の健康に気を配る
10.朝日を浴びる

ISBN:4584186065 単行本 李家 幽竹 ベストセラーズ 2001/04 ¥1,050

名…「水」の気
  甘えん坊から頼れる人に変身しよう
名字…「土」+「水」
   静かに熟考する時間が正しい答えを運んでくる
   優柔不断で流され易いので悪にも善にも染まり易い。

旦那・名…「金」+「火」
     喜びに満ちた食事タイムが何より大切!
長男・名…「木」+「火」
     よく喋り、よく動くバラエティー向きのキャラ

次男・名…「土」+「金」
     明るく朗らかなしっかり物で貯蓄がお好き?

父さんと次男のは当たってると思うけど
自分と長男はなあ…
自分が「甘えん坊」だなんていわれたことも無いし
自分でも「わたしい〜ケーキ食べないなあ〜」
口調で喋ったこと無いし。
長男がバラエティー?真面目すぎるってばよ@ナルト風

そうそう自分の学生時代のニックネームで
見てみると
ニックネーム…「水」+「土」
        自然体で流れに乗るにも
       自分なりのポリシーは必要
     優柔不断なため気がついたら面倒なことに
     巻き込まれる可能性が高い

うわ〜〜「優柔不断」がどうもネックな感じ。

激流

2007年12月14日 読書
ISBN:4198620792 単行本 柴田 よしき 徳間書店 2005/10/21 ¥2,100

思うに何気に手にした本であっても
妙に今の自分に当てはまる状況が
書いてある本を読んだ時「運命」を感じる。
この一冊もそのひとつ。

自分が「想像」していた世界の現実が
この本に書かれていて「何でわかったん?」と
思わずにはいられなかった。

てか「超素人」の自分がブログであっても
このように「玄人」が書いた作品をクソミソに
けなしているのだが、作家側にしたら
「何を偉そうに。書くって事の苦労をどれぐらい
アンタは知っているのさ!!」と怒られないのが
不思議なぐらいだな、と思ったし。

以上の文は全く本文の感想にはなってないけど。
力量の有る作家さんだから、不具合は一見無いようには
思えるけど、詳細をもう一度つつきながら
読んだら「あれ??これの説明は???」と
言う箇所が出そうな危うさはあった。

このての話は「偶然が偶然をよび」って形で
終わらせて欲しくなかったな。

ショートカット

2007年12月12日 読書
ISBN:4309016332 単行本 柴崎 友香 河出書房新社 2004/04/17 ¥1,365

このての若い人が書いた
今時の風俗と言うか日常を
「淡々」と書いた内容って
正直、読んでいてもよくわからない。

見知らぬ人についって行って
この先何があるか分からないけど
面白いことがあるかも…と無謀この上ない。
でも、これが「若さ」なんだろうなあ…

「会いたい」って強い思いが
あるのに実際には行動にでない…
優しいのか、優柔不断か分からない。
不安定…

ゆれる感情なんてもう、とっくに
なくしちゃったなあ…
ISBN:4094080937 文庫 桂 望実 小学館 2006/06 ¥580

なんでこの小説がこんなにも
自分の中で「悲しく」感じるのか
考えてみた。

ラストの場面で母親を取り調べていた刑事が
担任の先生と親友君に会いに行く。
二人には日記のコピーを渡していて。

二人はそれを読んで多分
「何でこんなに近くに居たのに
彼の苦しみ、悲しみに気づいてやって
やれなかったんだろう」っていう
犯人に対する悔しさと自分に対しての
悔しさが次から次へと湧き上がったと思う。

それがきっと、ぷうとの事とダブって
どうしてもこんなに悲しい気持ちにさせるのだと。

「気づいてやれなかった…
こんなに近くに居たのに…
私がぷうを殺した…」
この感情がどうしてもわきあがる。
だから余計にこの小説が琴線に触れちゃった
んだろうなあ…
ISBN:4094080937 文庫 桂 望実 小学館 2006/06 ¥580

読後、泣きました…
もう、めっちゃ、悲しくて、悔しくて…

なんで実の母に殺されるのをこの子は
受け入れれたんだろうって…
母の「男」に殺されるぐらいなら
大好きな母に殺される方がマシなんて
中三の子があきらめて、許して、受け入れて…

いくら「小説」とはいえ、許したくないような
舞台設定だった…

今、ここでこの二人の誘いに乗ったら
確実に「殺される」。
分かっていてもそれで母が暴力を受けずに済むのなら
それでいい。
なんていい子なんだろう。
こんないい子を自分の手で葬ろうとする
母親が許せなかった。

でも、現実の世界では自分の欲望だけで
わが子を殺す母親がたくさん居る。
しかもわが子を人間と思わないような
扱いで。
子供が中学生以上になると
むしろ「返り討ち」ではないけれど
子供が親を殺すようになる。
体力に変化がでるから。

そう中三の子がいくら薬を
飲まされてたとはいえ
男だけだったら抵抗できたのに
そのわが子の足を押さえたのは母!
少年の心の中に「あきらめ」があったと
思う。

今日偶然にも長男の机の上に
生徒会の選挙演説の為の原稿用紙が
あったので、私なりに書いてみた。
長男が帰宅後、早速読んだら
「そんなこと、恥ずくて、言えへんわ!!!」
「いやいや、これぐらいインパクトなったら…」
「俺は普通でええねん!」
そのやり取りの横で次男が
「もう!お母さん、かまいすぎ。
ほっとけ、ほっとけ」と。
こんなアホな会話、この少年は
することもなく命を失ったんだな、って。
余計に悲しくなった。

ウチの子供は保険金の為に私が
殺そうとしていることを知ったら
諦めて、受け入れるだろうか?
できることなら「エエ加減に目、覚ませ」
「あの男と別れろ!」と怒鳴りつけて
くれる方が私は救われる気がする。

「せかちゅう」や「今、あい」より
絶対こっちの方が「感動」というより
心に滲みると思うのですが。
ISBN:4103033517 単行本 桂 望実 新潮社 2007/06 ¥1,365

自分がいきなり視力を失ったら…
その半年後、母親が事故で急死したら…
そして、父親まで失踪してしまったら…

次々不幸が襲ってくるんだけど
妹の人物設定が「冷静」な分
障害も段々受け入れていけるようになるのかな、と。
また、実の兄であっても眼が見えていたときは
「性格が合わない」の一言で片付けていたのが
実は怒りが前に進むタイプの人間だったのか、
って意外な面が見えてきたり…

視力を通しては「見えないけど」
今まで見えなかった「心」が見えるようになる。
それは「成長」なんだろうか?

それにしてもお父さんは何で失踪したんだろう??

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