しつこいけど「一般書」ではなく「児童書」(ヤングアダルト)で売りましょう。
思いっきり青春ストーリー…

剣道4段、東大卒が書いた本。
納得いかない箇所がある。
p283
「あいつの出身中学は兵庫県でもかなりの強豪でな。
毎日毎日、『近畿大会出場』を目標に、過酷な練習をこなしてきたらしい。


兵庫県の強豪校は近畿大会なんぞ、目指しません!
全中を目指すんです!
もっと言えば『全国制覇』を目指すんです!

近畿大会が目標? ぷ~くすくす~
出て地区大会一回戦負けするようなレベルの学校にいたような感覚ですね~


悪いことは言わない。
一般書で出さずに初めから児童書(中高生ターゲット)で売った方がいい。

旅行の棚で見つけた。
偶然「出雲大社」に行ったことが書かれている。
けれど大しめ縄にコインを「突き刺す」行為、止めた方が良いと思う。
なぜこのようなジンクスが生まれたのか不明だが、あの世とこの世の境を示す
しめ縄に向かってなんてこと…罰当たりが!
それでご縁が結べるとのうのと思っているところに
「常識が無い」=「縁がない」と気が付けよ。

九州の温泉のひなびた感がよろしいが、
今ではラーメンの国の人が押し寄せてきて改装してしまって
いい意味のレトロ感がなくなっているのだろうか?と心配。
どこ行ってもいるからなあ…ラーメンの国の人…
まあ、20年前はヨーロッパの国の人たちもため息と悪態をつきながら日本人にうんざりしながらヴィ×ンあたりは「カバンを客に投げるようにして渡す」と
言われていたけど、わかる気がするなあ…
幼馴染の弥吉と三太が僧侶に化けて何とか生き延びていく話。
なんだけど、6編中最後の1篇が書下ろしで後日譚としてまとめているけれど、
本来2人にまとめさせてほしかった。
それだけ「え?何?この終わり方?」とこの作家さんの悪い癖の
起承転結のケツが甘い欠点が露呈している。
むしろ最後の一篇が縛りが無かったせいかのびのび描かれているような気もする…

この作家さんはもう結構でございます。
主人公にイラっとする。笑
例えば今時の世間を知らない金持ちのボンボン大学生がバイトもしたことないのにえらそうな口を利いては友人に反感を持たれる、そんなタイプ。
実際自分では良かれと言うかただ口先だけの仲裁をしたら、
やっぱり真剣に討論していた友人に「お前はいいよな!!怒」
と言い返される、の繰り返し。
それってちょっと性格的に問題が…と思わなくても無いけど
顔はいいしまあ家柄も良いから女にもてる。あと一部の男にもモテる。
が、幼馴染や兄からは憎悪をもって嫌われる。
そりゃ、自分のしたい事だけしてりゃいいよな~ 
家を継いだり、その他もろもろの責任を負わなくていい、放棄すりゃ。
今時の若い子には自分たちと似たり寄ったりの生き方だから受け入れられるのかもしれないけど、母親視点から見ると
「大学まで出たのに、なに?そんな商売したいって?」って感じ。
短編集
昔のほのぼのした宮部みゆきの時代物を思い出したような。
『真贋』が良かった。
ただどの話も最後の一行のオチがイマイチだなあ…
取ってつけたような何とも言えない一言が残念。

刀圭 中島要著

2015年10月18日 読書
父と同じく「貧乏人」対象の医師を目指す若きかけだし医師!
と書けばやる気満々、前向き好青年!イメージがありますが本書では
まあ確かにやる気はあるんだけど貧乏人相手=お金を払わない=薬を新規購入する元手が無い=診れなくなる と言う当たり前のことから今度は患者の貧乏人に
「今まで見てくれていたのに…」と悪意反感を持たれまくった挙句、心の病に(今でいう鬱ですねえ…)。
真っ直ぐすぎる考え方がなかなか世間になじめず、むしろ吉原で遊んでいる薬問屋の若旦那の方が世間を知っている。
微妙に主人公の性格にイラっとした一冊。笑

方位・時期って家相よりもしかして怖い??
家を建てた時に「暦」とか「占い」を気にするのは、英語の同級生とかが言うには「家を新築したとたんにパストアウェイする人が多い。家、怖いで~」と。
実際、夫の知人であと数カ月で旦那さんが退職するからリフォームすることになり、奥さんがご近所さんに「あいさつ回り」していたそのまさにその時に倒れて救急車→パストアウェイ…汗 と言うのにも遭遇。
そういえば舅の認知症が進んだのって、今まで住んでいた家の横に平屋を建てたからだっけ…滝汗
とまあ、どれが因果関係かは不明だし、気にしない人には全然問題ないのでしょうが。

てなわけで読んだこの本。
p91
暦判断
家相はおよそ次の4つの観点から判断された。
①時間の吉凶…建築工事、月日の吉凶など
②時間と連動する方位の吉凶…金神(こんじん)、土公神(どこうじん)や年回りの吉凶など
③固定化された方位の吉凶…鬼門、住居の吉凶など
④個人の生年に規定される時間と方位の吉凶…本命星(ほんみょうしょう)など


まあ、今回私がひっかかったのが④ってことですね。

①~③は万人に共通する時間と方位の吉凶である。
それに対して④は個人の生まれ年によって規定される星命生や五行であり、
万人に共通するものではない点が特筆される。


p154 現代における家相
家屋の建築に関わる工事では年や日の吉凶が問題となる。
具体的には建て主の年回りによって、屋敷地を得る方位の吉凶がある。
その基準となるのは建て主が現に住んでいる家の中心でそこから方位を測定し判断する。
次に、建築工事をしてもよい時期とその方位を判断する。
特に新築の場合は暦の方位吉凶図などを参照して慎重に行う。
建て主は自分の本命星の位置を確かめ、本命殺と本命的殺も避ける。
最低限度、五大凶殺と呼ばれる方位は避ける。
更に各自の本命星の月判断の項目を見て、各月の方位の吉凶と工事可能な月を捜す。

判断の結果、希望通りに建築できればよいが、必ずしもそうとは限らない。
どうしてもうまくいかない場合は、工事を延期することもある。


とまあ、最後まで読んで家をさわるのってめんどう…と思っていたら
あとがきにこんなことが…
p217
2004年に実家を解体して住むことになった。
細かい部分はともかく、水回り、玄関、の位置などが決まった。
と言うよりも、道路や敷地、配管の関係でそこにせざる得ないというのが現実である。
ふと、我が家の家相はどうなんだろうと思い、図面を眺め、頭の中でこのあたりが我が家の中心だなと考え、鬼門はここかと見ていると、ものの見事にトイレと風呂が鬼門と思しき場所に位置していた。しかし全く気にならなかった。
ただただどういう風に住もうか、銀行の住宅ローンはどうしようかと言う現実的な問題しか頭に無かったのである。(中略)
2006年の秋に新居が完成し、今年で3年目の正月を迎える。
その間、我が家は災禍なく暮らしている。
私自身は家相を信じていないが、声高に否定するつもりはない。
それで安心を得ることができるのであれば、気にする人は気にすればいいと思っている。


トイレがどこにあるというよりも家族にとって使いやすく、
またお金の方が切実。
「方位」よりも「暦」の方が大切なの?とこれまた新たな問題勃発…
「仏滅」に家を建てるより「大安」に建てる方がやっぱり気持ちいいもんねえ…
アミ様に紹介してもらった作家。

全編「女郎」が主人公。
最後の一篇以外どれもラストがイマイチ…情緒がなんか無いなあ…と思うのは気のせい?
とはいえ、食い詰めた浪人、貧乏長屋住まいの町人…などが主人公な話はごまんとあるがそれ以下の「底辺」である女郎を主人公に据えたのは面白い着眼点かと。

これを読んでいるといろんな想像の世界が広がっていく。
『神様の御用人』の作者がこんな風に「古典」に触れてあのような作品を書く気になったのがわかるぐらい。

ただ、これを読む限りアマテラスはあくまでも「天」から来たことになると、
それって普通に考えると「宇宙人」?
アマテラスは天皇の先祖だとしたら、え?日本って宇宙人がトップに立っていたってこと?と時代が時代なら不敬罪で逮捕されそうなことが頭に浮かぶ。
失礼ならいっそのこと最後まで言ってみると、
なぜ先日の出雲国造と典子様の婚礼?サーヤの方が年齢的には適当では?と思っていたけど天津神系のサーヤと国津神系の千家が一緒になれるわけない。
けど、やっぱり関係は保っていたいから典子様??
もっと飛躍すると、出雲の社に閉じ込められているオオクニヌシの機嫌を取るために「人寄せパンダ」として「縁結び」なるイベントを でっち上げ
ているような。
でも、売れ残った人、残念な人や性格に難ありの人しか集まらないので、
「残念でしたね~一応、きれいどころを集めているんですけど…」とか何とか言って機嫌を取っている。
だって、本当にきれいなお姉ちゃんが来たら、正妻のスセリビメが「き~~~~~いらいらいら~~~」ってなってしまう。笑
スセリビメ、お父さんが例のスサナオ。
お父ちゃんの性格をきれいに引き継いでいたらそう簡単には「おとなしい嫁」では居ないでしょう。
事実、ヤカミヒメは子供を置いて出て行ってしまうし…
いや~女好きですね、オオクニヌシ。
アンタさいて~笑
しかも閉じ込められた上に、社がぞんざいに扱われていると
目覚めた天皇は占いをし、どの神の心に寄るか求めたところ、
ホムチワケにかかった祟りは出雲の大神(オホクニヌシ)の御心によるものであることが分かった。

としっかり自己主張しているし…
こんなうぜ~男が何百年もひっそりと社にこもっているわけがない。
と言うわけで、社を空けて出歩くのを引き留めるために、女たらしには女の餌をってことで毎日うんざりするぐらい女が来るように周囲が計らってもおかしくないのでは?
けど、やっぱり毎日、毎日残念なあんまり触手がわかない御面相ばかり 好みではない女ばかり来るのは正直飽きるので、
お世話してくれる人に美人(典子様)に来てもらいました、ちゃんちゃん。

てなことが浮かんだのでした。

B00K 0ff まで散歩がてらに片道2.5キロ歩いてゲットしました。
けど、開催されなかったらせっかく買ったのに…ってことになりそう…
宮司さんが書いた文章に比べるとどこまでもミーハーと言うか『ムー』的な印象。
p24
『伊勢神宮などに祀られているアマテラスを頂点とし、天上界である「高天原」に住む「天津神」たち。
出雲大社などに祀られているオオクニヌシを頂点とし、地上の世界である「葦原中国」を統治していた「国津神」たち。
実は日本神話とはこの「天津神」と「国津神」と言う神々の『二大勢力』の対立の記録なのだ』

ということで、この本を読んでいるとアマテラスって結構性格の悪い嫌な女だな~と。笑
他人が作った国を実力行使で「頂戴!」=国譲り と言う比較的きれいな言葉で済ましているし。
当然、自国を奪われないために抵抗があっただろうけど、そんな血なまぐさい話はカットされてあくまでも「勝てば官軍」として歴史に刻まれていくのであった…ってのが読み取れる。
で、自分は国を譲るからその代償として天に上るほどの宮を建ててくれ=出雲大社 と言う条件を出して多分「自害」したであろうオオクニヌシの「怨霊」を鎮める&外に出さないための檻として逆向きに編まれたしめ縄…とか想像力がどんどんたくましくなっていく。


文章は出雲にある神社のひとつ、万九千神社(まんくせん)の宮司さん、
写真は伊勢で生まれ育った人が担当と超豪華な作り。
というのも、ただ外部のよく知らない人が出雲を語るよりもより深く
「神」「神事」についてわかりやすく書いてくれているうえに、
それを補足するかのような写真がこれまた素敵!

さて、元々出雲で育った人には日常当たり前のように「神事」が組み込まれ、
それを邪魔するような雰囲気は無く。
例えばつい最近まで「神在祭」の期間はひたすら「静かに、清浄に」と言った感じで「人間は息をひそめて神様が何事も無く過ごされてお帰りになる」のを待つ、って感じ。
それが今じゃ
「神様がたくさん集っているこの時こそ、願い事を!!!!!」って感じで。
お願い事をしている写真の真剣度の怖さよ!!
八重垣神社で恋占いしている女子の真剣さがビンビン伝わってくる写真と言ったら…怖いよ。

逆にこれを読んで「神有月」に出雲に行っていいんだろうか?とむしろ不安になってしまった。
浮かれて騒がないように静かに行きたいと思います。

ところで『神様の御用人』の中で「人の子が勝手に自分の家を小さくリフォームした!!」と大国主大神がぼやく一説があったのですが、それを証明するかのように本来はこんな大きな階段があったのでは?と言う復元模型が掲載されており、古代の人はこれをどうやって作ったんだろう?と本当に不思議。
ピラミッドもそうだし、古代遺跡なんかホント神秘の塊!

あと「大国主大神」(おおくにぬしのおおかみ)とルビが打たれているのですが
昔「おおくにぬしの みこと」って言ってませんでした???
同じ神様でも「漢字表記が違う」など混乱してます。
「音」を漢字で当てただけなのかな?とか。
国文科に行っていればわかったんだろうか?とチラリと考える私…
シリーズ4弾目にして長編&若干いつもの軽めお気楽モードと違って、暗め、重めの話。
和歌山における名草戸畔(なぐさとべ)の伝説をベースに繰り広げられる、姉弟の話。
現代語訳の古事記を読まないとこのシリーズ楽しめそうにないなあ…
出雲大社に行きたいな。
さて、今回は
伊勢神宮の近くに社があり、孫と住んでいる「天棚機姫神(あめたなばたつひめのかみ)」(売れない服を売っている…)
大三島にある大山祗(おおやまづみ)の大山積神(おおやまつみのかみ)の眷属としての稲の精霊
(いつも人の子と相撲をして勝つから一度負けてみたい)
貴船神社の高龗神(たかおかみのかみ)
(自分がこの地に舞い降りてきた時に一緒に来た童子の柄杓を捜してほしい)
吉田神社(本書では架空の神社としての設定なので「大主神社」と表記されている)の菓子の神である田道間守命(たじまもりのみとこ)
(お菓子を作ったことのない自分が「神」としてあがめられることが苦痛)

とまあ、神様は神様なりに悩んでいらしてお気の毒。
人の子が神を信じ無くなったゆえに力を削がれた結果
自分が神としての存在すらわからなくなっている。
それを良彦が「大丈夫だよ」と自信を取り戻させてあげる…う~~ん泣ける

個人的には貴船神社には「神様がまだおわする」場所だと思います。
ある出来事を通じて、さすが「水の神様」と思わせてくださった「奇跡」を自分も実感しました。
ただ、あの独特な雰囲気は本当に怖い。
あの怖さゆえに「牛の刻参り」なんていうことが始まったのでは?
あの闇を押してでも樹に釘を打ちつける「恨み」とかその他もろもろの負の念があるって…
怖いよ~人間!

なんとなく気軽に神社に行くのも問題かな…とこれを読むと思う今日この頃。

つまらん、退屈、読んでも読んでも文字が素通りする…
途中放棄しようか…いやいや、最後まで読まねば。
これ、推理しているようで「猫丸」のただの憶測でしかないよな…
全然現実味無いもん、内容もなんかばらばらだし文章ヘタだし…
と、嫌々読んで最後に「実はそれ狙って書いてました」って言われてもな。
途中放棄されていたらいくら最後に「弁明」しても読者には通じない。
最後まで飽きさせずに読み切らせる努力をもう一ひねり必要。
3作家競作ですが、一作目は駄作。
2作目は長編だろうが中編だろうがパターンは同じ。
3作目は2作目の作家と似すぎて違いが判らず。
『誘惑のルール』に続く『淑女たちの修養学校』シリーズ第二弾
男が横暴、横柄、すぐ怒鳴って人の口を閉じさせようとする…などガキンチョなキャラに加えて、前半話がちんたらして退屈極まりなく。
この作家のパターンかもしれないけど…
お蔭で読むより自分の英作日記を数日分作成する方がマシ!って感じな位。
女が年下だけど理論武装で冷静に物事を解決しようとするのに対して男の方は最後の最後まで幼稚な無かったことにしよう作戦!まで繰り出してくるし…呆
うん、あほらしい。よくこんな男好きになるよな全くって感じ。
自分の娘がこんなセックスだけしか取り柄の無い男に惹かれたらどうやってあきらめさせたらいいだろう?って思うぐらいにクズ男。(笑)
頭良すぎる女も正直可愛げがないなあ…と思わなくも無かったけど。
作家さん自身の夫が横暴系で自分が普段から上手く転がしてなだめているから「変」って思わないのかな?
夫が横暴系ってこれで3作連続だもの。怒鳴って人を従えようとするなんて
なんて低能で幼稚な男だろう。こんなの夫にしたいと思う女がちょっと…
『竜の子爵と恋のたくらみ』で一気に好きになった作家さん。
めっちゃ期待して読んだのに…色々な意味で中途半端感が最後までぬぐえず…
一冊目にこの本を読んでいたら「上手い!」と評価することは無かったかも。
ヒーローをアメリカ人&軍人設定(後半でその設定の意味が良くわかる)も
イマイチ夢がなく直情的で品が無く、
この作家お得意の暴君気味の夫設定がものすごく感じ悪いものにしか思えない。
一方ヒロインも超前半であっさり体を許すという…どこがお嬢様?よ!!
これもこの作家お得意の「結婚してから話が進みだす」展開とはいえ
ほぼ同じパターンの『竜の…』に比べて全然味気ないというか
夢もロマンも無くこの手の本を読んでいる気にならず。
ただ、実はイギリス人とアメリカ人って確執があるのね、と言う歴史的事実を
盛り込んであって(それで余計にロマンス色が薄れているような…)
日本でいうところの「南京大虐殺」みたいな??
なんか軽薄っぽいというか情緒感があまりなく、
冒険ものと言えばそうかもしれないけど…
と感想をどう書けばいいのよ?!状態。

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