江原啓之神紀行4 九州・沖縄 (スピリチュアル・サンクチュアリシリーズ)
2010年3月26日 読書
2009年発行
ちょっとだけ今までとテイストが違うけど「良かった」と思う感想の持てる本。
5編収められている一遍目に主人公川端直幸が書店で1人の女性に見とれることから始まる。
神々しいまでの美しさを持つ彼女に違和感をもたらす「二つの腕時計」。
その「意味」を考えた時に二人の関係が始まる…みたいな。
直幸=幸せに真っ直ぐに進めっていう直球勝負の名前です。と彼女=秋 に自己紹介する。
この「名前」の意味が最後の5編目に大きな意味を持つ。
最後の5編目は正直かなり「重たい」内容になっているけれどそれを「解き明かした」時に二つの時計の意味も変わる。
☆ ☆ ☆
「きれいな人」って言うだけで近寄ってくる男は山ほど居る秋にとって「二つの時計の意味」を考えてくれる人は自分と自分が抱えている大きな悩みを預けても=信頼してもいい人と位置付けている。
飲み会で「なんで二つ?」と突っ込まれて「お守り」って答えられたら「なんだよ?めんどくせ~女」と切って捨てられるか「適当に逃げられる」のがオチ。
深く突っ込んだ関係はごめんだから。
こうやって彼女の表情に潜む「無表情化」するのはなぜ?って気付いてくれる人だからこそ、彼女の心の重みをささせてくれるんだなあ…と思った。
で、うちの旦那はこんなに細かいことまで気づいてくれるかな?って比較したらまず「ありえね~」。
それこそ私が気に病んで自殺したところで「全く気づきませんでした」と言うのがオチ。
ただ、直幸のように「鋭い観察眼」を持った男をパートナーにしたらしたで、緊張を強いられるような気もする。
「嘘がつけない」「ごまかしきれない」から。
直幸が常に秋を「護る」という気持ちの上で接して行かないと、このタイプの人間と付き合っていくのは難しいような気がする。
他の編にも「結婚」をキーワードとする話が載っているが
この作者の中には男女は「護り護られる」関係であらねばならない、ってのを感じる。
結婚して「護り護られ」って関係を意識したことって無いな~と。
全てを理解して、護ってくれる関係に憧れる。
ちょっとだけ今までとテイストが違うけど「良かった」と思う感想の持てる本。
5編収められている一遍目に主人公川端直幸が書店で1人の女性に見とれることから始まる。
神々しいまでの美しさを持つ彼女に違和感をもたらす「二つの腕時計」。
その「意味」を考えた時に二人の関係が始まる…みたいな。
直幸=幸せに真っ直ぐに進めっていう直球勝負の名前です。と彼女=秋 に自己紹介する。
この「名前」の意味が最後の5編目に大きな意味を持つ。
最後の5編目は正直かなり「重たい」内容になっているけれどそれを「解き明かした」時に二つの時計の意味も変わる。
☆ ☆ ☆
「きれいな人」って言うだけで近寄ってくる男は山ほど居る秋にとって「二つの時計の意味」を考えてくれる人は自分と自分が抱えている大きな悩みを預けても=信頼してもいい人と位置付けている。
飲み会で「なんで二つ?」と突っ込まれて「お守り」って答えられたら「なんだよ?めんどくせ~女」と切って捨てられるか「適当に逃げられる」のがオチ。
深く突っ込んだ関係はごめんだから。
こうやって彼女の表情に潜む「無表情化」するのはなぜ?って気付いてくれる人だからこそ、彼女の心の重みをささせてくれるんだなあ…と思った。
で、うちの旦那はこんなに細かいことまで気づいてくれるかな?って比較したらまず「ありえね~」。
それこそ私が気に病んで自殺したところで「全く気づきませんでした」と言うのがオチ。
ただ、直幸のように「鋭い観察眼」を持った男をパートナーにしたらしたで、緊張を強いられるような気もする。
「嘘がつけない」「ごまかしきれない」から。
直幸が常に秋を「護る」という気持ちの上で接して行かないと、このタイプの人間と付き合っていくのは難しいような気がする。
他の編にも「結婚」をキーワードとする話が載っているが
この作者の中には男女は「護り護られる」関係であらねばならない、ってのを感じる。
結婚して「護り護られ」って関係を意識したことって無いな~と。
全てを理解して、護ってくれる関係に憧れる。
Shoes & foot―おしゃれな靴を一生楽しむために (エクスナレッジムック)
2010年3月25日 読書
今まで「千趣×」の靴専門カタログで靴を購入していたのですが、木型が変わったのか連続して「合わない靴」を買うはめになり、「アシック×」の展開している「歩人×」という店舗で足形を測定してもらったうえで靴を購入していたのですが、外に出なくなったせいか足が変形したのか右足小指したが急に「でっぱって」痛いんです…涙
この本によると「内反小趾」(=外反母趾の小指バージョン。小指が親指側に倒れこみ、小指の付け根部分の骨が外側に飛び出る。)。
右だけってのもなんだし、最近はスニーカーが多く、パンプス類はあまり履いてなかったし履いても「歩人×」のシリーズだったのに…
ここはもう、思い切ってオーダーメードするしかないのでしょうかあ…とはいえ、その店まで出かけるのが億劫なんですが。だから靴までもカタログで済ましちゃうような性格だし。
ぴったりする靴がほし~~
この本によると「内反小趾」(=外反母趾の小指バージョン。小指が親指側に倒れこみ、小指の付け根部分の骨が外側に飛び出る。)。
右だけってのもなんだし、最近はスニーカーが多く、パンプス類はあまり履いてなかったし履いても「歩人×」のシリーズだったのに…
ここはもう、思い切ってオーダーメードするしかないのでしょうかあ…とはいえ、その店まで出かけるのが億劫なんですが。だから靴までもカタログで済ましちゃうような性格だし。
ぴったりする靴がほし~~
2003年発行
昨日読んだ『すごろくごはん』といい、最近は「婚活」というジャンルができたのだろうか?
『すごろく…』はお見合いパーティに参加したり、婚活ダルマなんか買ったり。
こっちは「スケートになぜか行って、頭を打ってしまい記憶をなくしてしまったが、自分はこの後結婚指輪を渡すはずだった。しかも、渡す相手はなぜか3人も候補者が…」と言う話。
現実と空想のはざまのような話でそれこそ「マトリックス効果(?)」で進展する。
まあ、これまたご都合主義ですが一応はハッピーエンドかな?
それにしても、自分が「誰が好きか」ってことも自分でわからないままに「結婚」したり、周りがするから…と言う理由で婚活したりと大丈夫かな?って思う。
自分が流れで結婚したから言えることなんだけどね。
「結婚」というイベントを終えたか今だから言えるのは「やっぱりなぜ結婚するのか、良く考えよう」ということ。
「なぜ、その人なのか?」とかも。
結婚したからって全員が幸せになれるわけないのに、登場人物のほとんど(特に女子)が「結婚したら、変われる!」と思い込んでいるとこが現実を知らないってことは恐ろしいと
思ってしまう。
変わるきっかけはつかめるかもしれないけど、自分の心の在り方・考え方を変えないと本当の「変われる」にはなれないと思う。
いつまでも自分の考えに固執したままで結婚したところで、離婚するのは当然の結果だと思う。
互いに「真っ白な状態」になって譲歩することを第一条件にして暮らし始めないと、無理。
なので、「自分」とか「個性」を前面に打ち出す人って結婚には向いてないと思う。
「この人、頭堅いな」って思われるタイプは要注意。
さあ、嫁はどんなタイプだ?(爆
昨日読んだ『すごろくごはん』といい、最近は「婚活」というジャンルができたのだろうか?
『すごろく…』はお見合いパーティに参加したり、婚活ダルマなんか買ったり。
こっちは「スケートになぜか行って、頭を打ってしまい記憶をなくしてしまったが、自分はこの後結婚指輪を渡すはずだった。しかも、渡す相手はなぜか3人も候補者が…」と言う話。
現実と空想のはざまのような話でそれこそ「マトリックス効果(?)」で進展する。
まあ、これまたご都合主義ですが一応はハッピーエンドかな?
それにしても、自分が「誰が好きか」ってことも自分でわからないままに「結婚」したり、周りがするから…と言う理由で婚活したりと大丈夫かな?って思う。
自分が流れで結婚したから言えることなんだけどね。
「結婚」というイベントを終えたか今だから言えるのは「やっぱりなぜ結婚するのか、良く考えよう」ということ。
「なぜ、その人なのか?」とかも。
結婚したからって全員が幸せになれるわけないのに、登場人物のほとんど(特に女子)が「結婚したら、変われる!」と思い込んでいるとこが現実を知らないってことは恐ろしいと
思ってしまう。
変わるきっかけはつかめるかもしれないけど、自分の心の在り方・考え方を変えないと本当の「変われる」にはなれないと思う。
いつまでも自分の考えに固執したままで結婚したところで、離婚するのは当然の結果だと思う。
互いに「真っ白な状態」になって譲歩することを第一条件にして暮らし始めないと、無理。
なので、「自分」とか「個性」を前面に打ち出す人って結婚には向いてないと思う。
「この人、頭堅いな」って思われるタイプは要注意。
さあ、嫁はどんなタイプだ?(爆
犬丸りんのオトコ部屋のぞき (文春文庫PLUS)
2010年3月23日 読書
2001年発行
ということで、部屋=男自身 の結論から言えば、結婚前に男の部屋を見たらソイツ自身が大体分かる、ってことで。
結婚に失敗したくなかったら口実をつけて、見ておくのは必要だ。
実例に挙げられている男の中でも「汚い」よりは「妙なこだわり」を持っている奴(顔は良いらしい)の描写はなんか受け付けなかった。
顔よりもその妙なこだわりの方が、これから一緒に住む時に重要な要素になる気がする。
何にもない部屋ってのも「虚無」…ってことで、怖いけど。
家はその人の心理状態を表す、ってのは風水でも言われているので、別に男、女関係ないような気がするけど。
「片付けられない女」も増殖中な今の世の中。
やっぱりちゃんと掃除機かけて、整理整頓している人の方が絶対に言い。布団の中にお菓子のカスとか落ちている女の部屋の映像をテレビで見た時は、こんな女を好きになる男がいるんか?!とそっちの方がびっくりだった。
さて、本文のラストにあとがき的に
と書いてあったにもかかわらず(1999年連載)、2006年に犬丸さんが自殺したのはなんかなあ…って感じです。
女性は化粧を落とした顔がスッピンです。
しかし独身男性の場合は…
思い出の品や好きなものが飾られ、あるいは雑然と積み上げられあるいは捨てられないままとっておかれる。そんな部屋こそが…彼のハート…彼の素顔。
「お部屋が、男の人のスッピンなんだ」と次第に発見していった私でした。
そしてまた男性にとっては、そんな自分の写し絵のような部屋の中に包まれていることがとても安心すること、を知りました。
ということで、部屋=男自身 の結論から言えば、結婚前に男の部屋を見たらソイツ自身が大体分かる、ってことで。
結婚に失敗したくなかったら口実をつけて、見ておくのは必要だ。
実例に挙げられている男の中でも「汚い」よりは「妙なこだわり」を持っている奴(顔は良いらしい)の描写はなんか受け付けなかった。
顔よりもその妙なこだわりの方が、これから一緒に住む時に重要な要素になる気がする。
何にもない部屋ってのも「虚無」…ってことで、怖いけど。
家はその人の心理状態を表す、ってのは風水でも言われているので、別に男、女関係ないような気がするけど。
「片付けられない女」も増殖中な今の世の中。
やっぱりちゃんと掃除機かけて、整理整頓している人の方が絶対に言い。布団の中にお菓子のカスとか落ちている女の部屋の映像をテレビで見た時は、こんな女を好きになる男がいるんか?!とそっちの方がびっくりだった。
さて、本文のラストにあとがき的に
不安を求めて出発したと言うのにいつしか「こんな人たちの居てくれる世の中って捨てたもんじゃないね」と、安心を得ていました。
と書いてあったにもかかわらず(1999年連載)、2006年に犬丸さんが自殺したのはなんかなあ…って感じです。
耳をふさいで夜を走る 石持浅海著
2010年3月19日 読書2008年発行
この作者の本で初めて長編を読んだ。
(勉強しろよ… いや、息抜き、息抜き…汗)
ちょっと複雑だった。
いきなり3人を殺そうと思い立つことから話が始まるからよっぽど3人にひどいことされたのかと思いきや「これから」の事に対して「今殺しておかないと…」という発想。
「アルラウネ」という伝説の植物は「心」に植わっている。
この作者の本で初めて長編を読んだ。
(勉強しろよ… いや、息抜き、息抜き…汗)
ちょっと複雑だった。
いきなり3人を殺そうと思い立つことから話が始まるからよっぽど3人にひどいことされたのかと思いきや「これから」の事に対して「今殺しておかないと…」という発想。
「アルラウネ」という伝説の植物は「心」に植わっている。
賢者の贈り物 (PHP NOVELS)
2010年3月18日 読書
この短編集は「童話」「寓話」「昔話」をベースに作られている。
どの話にも「磯風」さんという美人が登場する。
黒い長い髪の美女。
う~~ん、男の潜在意識にはこのタイプがどっしりと根付いているんだなあ…
って、感想になっていないんですが…
短編って感想書きにくいよね。
ただ、この人の話を読んでいると普段どれだけ注意深く生きていないとあかんねん、って感じ。
例えば「賢者の贈り物」だと妻からバレンタインに「フィルム」をもらい「デジカメ使っているのになぜ…」。
で、磯風さんに何気に相談。
そこで導き出された結果は…って感じですが。
日頃妻や夫に興味無かったらこの話、成立しないのよね。
「こんなもん、くれやがって。使われへんやろ」それでおしまい。「なぜこれをくれたのか?」って悩んでくれる方が少ない。
どの話にも「磯風」さんという美人が登場する。
黒い長い髪の美女。
う~~ん、男の潜在意識にはこのタイプがどっしりと根付いているんだなあ…
って、感想になっていないんですが…
短編って感想書きにくいよね。
ただ、この人の話を読んでいると普段どれだけ注意深く生きていないとあかんねん、って感じ。
例えば「賢者の贈り物」だと妻からバレンタインに「フィルム」をもらい「デジカメ使っているのになぜ…」。
で、磯風さんに何気に相談。
そこで導き出された結果は…って感じですが。
日頃妻や夫に興味無かったらこの話、成立しないのよね。
「こんなもん、くれやがって。使われへんやろ」それでおしまい。「なぜこれをくれたのか?」って悩んでくれる方が少ない。
地球外高等知能生物の「ギンちゃん」と住む寛子。
同じくギンちゃんの妹と住む北西君。
彼らの外見上はあくまでも人間。
違うのは人間の過剰なエネルギーを吸い取ってそれを栄養としていること。
なので吸い取られる方は「太らない」というメリットがあり、最近過剰脂肪に悩まされる私はギンちゃんと一緒に住みたい!と思うほど。
しかもギンちゃんは描写において
自分がパニ食った時に、ギンちゃんがさりげなく背中に手を置いて過剰エネルギーを吸い取ってくれると冷静になれると言う仕組みは私みたいな沸騰湯沸かし器タイプにはぜひ必要!!!
ちなみにエネルギーにも良し悪しがあり、
う~~ん、私のエネルギーのお味はどんなだろう?
最近、人の悪口が多いからまずいかも。
嫌いな人には近寄らない。
自分の好きな事だけをする。
そんな生活を心がけて、ストレスをためない生活をしないと
「おいしい」人にはなれない。
それにしても食べても食べても彼らがいる限り太らないってのは、人間でない種であっても私は受け入れるだろうな。
だって、男前だし…(結局そっちか…)
同じくギンちゃんの妹と住む北西君。
彼らの外見上はあくまでも人間。
違うのは人間の過剰なエネルギーを吸い取ってそれを栄養としていること。
なので吸い取られる方は「太らない」というメリットがあり、最近過剰脂肪に悩まされる私はギンちゃんと一緒に住みたい!と思うほど。
しかもギンちゃんは描写において
ニコニコ顔で話しかけてくる。整った顔立ち。細い顎。優しく包み込むような柔らかい声。よすぎ~~~!!!絶対好みのタイプ!!!!!
自分がパニ食った時に、ギンちゃんがさりげなく背中に手を置いて過剰エネルギーを吸い取ってくれると冷静になれると言う仕組みは私みたいな沸騰湯沸かし器タイプにはぜひ必要!!!
ちなみにエネルギーにも良し悪しがあり、
でもやっぱり痴漢する人なんてダメね。お灸をすえるためにエネルギーを吸い取りはしたけど、魂が汚れているからまずいったらありゃしない。」(中略)
ムーちゃんによると、人間の魂の清廉度(せいれんど)に個人差があるそうで、魂が綺麗なほどその生命エネルギーは「おいしい」のだそうだ。
う~~ん、私のエネルギーのお味はどんなだろう?
最近、人の悪口が多いからまずいかも。
嫌いな人には近寄らない。
自分の好きな事だけをする。
そんな生活を心がけて、ストレスをためない生活をしないと
「おいしい」人にはなれない。
それにしても食べても食べても彼らがいる限り太らないってのは、人間でない種であっても私は受け入れるだろうな。
だって、男前だし…(結局そっちか…)
Rのつく月には気をつけよう
2010年3月16日 読書
推理小説と言うよりは日常の何気ないことにいかに敏感に過ごしているか、って感じの本ですが。
大学時代からの付き合いの3人組が酒と料理を囲みつつ、1人が連れてくるゲストの何気ない会話から「実は真実はこうだったのでは…」的な展開になるタイプ。
今回「お題」として使われたのは
牡蠣
チキンラーメ×
チョコレートフォンデュ(チョコレート)
豚の角煮
ぎんなん
生エビ
シャンパンとスモークサーモン
食べながら、飲みながらの話だったので、なんか私も飲みたいんですけど…状態。(笑)
コナ×君じゃないけど日常にそんなに大きな「事件」て転がってなくて「思いすごし」「偶然」「ちょっとしたこと」が絡み合って「たまたま」出来上がるのかもしれない。
大学時代からの付き合いの3人組が酒と料理を囲みつつ、1人が連れてくるゲストの何気ない会話から「実は真実はこうだったのでは…」的な展開になるタイプ。
今回「お題」として使われたのは
牡蠣
チキンラーメ×
チョコレートフォンデュ(チョコレート)
豚の角煮
ぎんなん
生エビ
シャンパンとスモークサーモン
食べながら、飲みながらの話だったので、なんか私も飲みたいんですけど…状態。(笑)
コナ×君じゃないけど日常にそんなに大きな「事件」て転がってなくて「思いすごし」「偶然」「ちょっとしたこと」が絡み合って「たまたま」出来上がるのかもしれない。
人柱はミイラと出会う
2010年3月15日 読書
何か不思議な推理小説??
アメリカ人留学生のリリーが居候しているホストファミリーと一緒に「日本独自の風習」を使ったトリックに挑む…って感じなんですが「独自の風習」として
人柱
黒衣
お歯黒
厄年
鷹匠
みょうが
参勤交代
でして「一体時代設定は??」と頭がこんがらがる。
しかも「北海道」の設定なので「北海道って未だにお歯黒するんだ!!」(みいちゃんに失礼)とか錯覚を起こす。
「文化」を逆手に使ってるからパラレルワールドとして読んだら言い感じ。
それにしても「人柱職人」(大きな建築物を作る時に小さな小屋にその建物が出来上がるまで1人で孤独に暮らす=神様の擬似生贄、になる人の事)なんて仕事があるのか?と一瞬本気に取ってしまった。(笑)
アメリカ人留学生のリリーが居候しているホストファミリーと一緒に「日本独自の風習」を使ったトリックに挑む…って感じなんですが「独自の風習」として
人柱
黒衣
お歯黒
厄年
鷹匠
みょうが
参勤交代
でして「一体時代設定は??」と頭がこんがらがる。
しかも「北海道」の設定なので「北海道って未だにお歯黒するんだ!!」(みいちゃんに失礼)とか錯覚を起こす。
「文化」を逆手に使ってるからパラレルワールドとして読んだら言い感じ。
それにしても「人柱職人」(大きな建築物を作る時に小さな小屋にその建物が出来上がるまで1人で孤独に暮らす=神様の擬似生贄、になる人の事)なんて仕事があるのか?と一瞬本気に取ってしまった。(笑)
神楽坂の上にある高層マンション「メゾン・リベルテ神楽坂」。そこに住む様々な立場の人々。
どちらかと言えば「アンハッピー」な結末が多く、むしろ「今後この人たちはどうなるんだろう…」みたいな余韻が残る。
表題作でもある「愛がいない部屋」はもし自分が愛子の立場なら…と考えさせられる。
8歳の娘が母親と外界(=咲)と繋いでくれる。
私が石田衣良が好きなのはこんな文章を書いてくれるからだろう。
どちらかと言えば「アンハッピー」な結末が多く、むしろ「今後この人たちはどうなるんだろう…」みたいな余韻が残る。
表題作でもある「愛がいない部屋」はもし自分が愛子の立場なら…と考えさせられる。
8歳の娘が母親と外界(=咲)と繋いでくれる。
いつものロビーがまぶしい光にあふれいてた。この光が自分にはずっと見えなかったのだ。きっと光は世界にではなく、人の心にあるのだろう。
私が石田衣良が好きなのはこんな文章を書いてくれるからだろう。
私が日頃ここで「この店の接客が悪い!」と愚痴っているのと変わらない内容で、私も一冊の本にまとめたら売れるかな?(笑)
まあ、コンサルタントが指摘するのと変わらない感想を持っているということで、私の指摘もあながち間違っていないってことで。
「サイレントクレーマー」とは
私で言えば20年来優良顧客だったのにテレオペのスズキの超むかつく対応で購入を中止したオルビ×がそう。
ほんと、一瞬で「もう、買わない!」って決めましたね。
こっちはわざわざ問い合わせ(それも朝9時の開始直後)に電話しているのに、その不安を怒りに変えさせるような対応、よくできたな~とスズキの人間性にある意味感心。
しかも、商品到着後返品連絡を入れたらまたもやスズキが出て「返品理由は?」に「あんたの電話対応が悪すぎ!」って言ってやりゃよかったよ。
商品入っていた箱の内側全面に「スズキ、死ね」「死ね」ってびっしり書き込んでやりゃよかったな、って後から後悔。
しかもその後のオルビ×の対応も最低で、その時商品券使用したのに対して全品返却をしたので後日封筒が届き「おわびか?」と思いきや「商品を返却されたので商品券をお返しいたします」とのこと。
「おまえんとこで、二度と買うか!」って怒っている客に対して、ね。
商品発想と返品の窓口が違うにしても、何も手を付けずに全品返却された、ってことになんで何の疑問も持たないのかね?と思うんですが、これが分業の欠点かも。
小さな会社だったら「なんでこんなことに?」って疑問に思うかも。思わない場合はその会社は潰れますね。
「なぜ?」って思うか思わないか。これは本書でも
あと、いつも行くスーパーの駐車場に女の警備員がいる日があって、コイツの雰囲気が暗いし声出さないし、ただ、突っ立って左手を上げるだけの誘導。
駐車場に入ってソイツが目に入っただけでもう、うんざり、帰りたくなる。
誘導が下手。それ以前になんだろ、なんか不快感がマックスになる。
一方別の駐車場で化粧超厚塗りのおばちゃんがいて、おばちゃんも別に上手い誘導をするわけじゃないんだけど車が入って来るや否やでっかい声で「いらっしゃいませ!!!!」というわけ。車が出る時も「ありがとうございました!!」って。そっちの方がどれだけ気持ちがいいか。
別に誘導しないのよ。でも違う。
前者はもう、買い物に来た人間に入った瞬間に「あ、こいつ居る。うっぜ~~~~~~~~~~~~~!」って感じさせる。声出せよ!って感じ。いつまでもマスクしとくなよな!
で、更にこの店舗、元気な感じのいいお姉ちゃんが多数いたのに最近、感じの悪いバカ女ばっかりになってしまい、1人のパートなんて駐車場の女と同類。
ので、駐車場に入り、レジでコイツに遭遇したらもうげんなり。「来るんじゃなかった…」もう、それだけ。
スーパーって毎日の事だから、ほんまストレス。
土日は客が多いからコイツじゃさばき切れないと店も判断しているのか男性が誘導しているのでどれだけ「ホッと」するか。
一方、菩薩ちゃんが自分の結婚式の時に、小じんまりしたホテルで最上階ってこともあり、レストルームになんと手書きで「お使いください」と脂取り紙その他アメニティを用意してくれていて。各テーブルの各自の席にも「手書き」で各自あてにメッセージカードが!!!!!!
個人でもここまで「お客様」に心遣い一つあればできるのに。
この本に書かれている「二度と客が来ない例」は全部私が不愉快と感じた例と同じなので、経営者は今一度従業員のマナーを見直すべきでは。
不景気で自分がこの職業に好きで就いていないのかイヤイヤやっているのか「いらっしゃいませ」ひとつ、気持ちがこもっていなくて形式上にやっているのって聞いていて不愉快だからしない方がまし!!
本人たちは気付いてないんだろうけどね。
もっと、自分たちの会社、店舗をチェックする目を持たないと生き残れないと思うよ。
まあ、コンサルタントが指摘するのと変わらない感想を持っているということで、私の指摘もあながち間違っていないってことで。
「サイレントクレーマー」とは
不平不満があっても口には出さないお客様のこと。このような人たちは黙って店を去っていく代わりに、二度と来店しないこともあります。そして他の店を利用することになります。
私で言えば20年来優良顧客だったのにテレオペのスズキの超むかつく対応で購入を中止したオルビ×がそう。
ほんと、一瞬で「もう、買わない!」って決めましたね。
こっちはわざわざ問い合わせ(それも朝9時の開始直後)に電話しているのに、その不安を怒りに変えさせるような対応、よくできたな~とスズキの人間性にある意味感心。
しかも、商品到着後返品連絡を入れたらまたもやスズキが出て「返品理由は?」に「あんたの電話対応が悪すぎ!」って言ってやりゃよかったよ。
商品入っていた箱の内側全面に「スズキ、死ね」「死ね」ってびっしり書き込んでやりゃよかったな、って後から後悔。
しかもその後のオルビ×の対応も最低で、その時商品券使用したのに対して全品返却をしたので後日封筒が届き「おわびか?」と思いきや「商品を返却されたので商品券をお返しいたします」とのこと。
「おまえんとこで、二度と買うか!」って怒っている客に対して、ね。
商品発想と返品の窓口が違うにしても、何も手を付けずに全品返却された、ってことになんで何の疑問も持たないのかね?と思うんですが、これが分業の欠点かも。
小さな会社だったら「なんでこんなことに?」って疑問に思うかも。思わない場合はその会社は潰れますね。
「なぜ?」って思うか思わないか。これは本書でも
「知らない罪」と「調べない罪」で述べられている。
あと、いつも行くスーパーの駐車場に女の警備員がいる日があって、コイツの雰囲気が暗いし声出さないし、ただ、突っ立って左手を上げるだけの誘導。
駐車場に入ってソイツが目に入っただけでもう、うんざり、帰りたくなる。
誘導が下手。それ以前になんだろ、なんか不快感がマックスになる。
一方別の駐車場で化粧超厚塗りのおばちゃんがいて、おばちゃんも別に上手い誘導をするわけじゃないんだけど車が入って来るや否やでっかい声で「いらっしゃいませ!!!!」というわけ。車が出る時も「ありがとうございました!!」って。そっちの方がどれだけ気持ちがいいか。
別に誘導しないのよ。でも違う。
前者はもう、買い物に来た人間に入った瞬間に「あ、こいつ居る。うっぜ~~~~~~~~~~~~~!」って感じさせる。声出せよ!って感じ。いつまでもマスクしとくなよな!
で、更にこの店舗、元気な感じのいいお姉ちゃんが多数いたのに最近、感じの悪いバカ女ばっかりになってしまい、1人のパートなんて駐車場の女と同類。
ので、駐車場に入り、レジでコイツに遭遇したらもうげんなり。「来るんじゃなかった…」もう、それだけ。
スーパーって毎日の事だから、ほんまストレス。
土日は客が多いからコイツじゃさばき切れないと店も判断しているのか男性が誘導しているのでどれだけ「ホッと」するか。
一方、菩薩ちゃんが自分の結婚式の時に、小じんまりしたホテルで最上階ってこともあり、レストルームになんと手書きで「お使いください」と脂取り紙その他アメニティを用意してくれていて。各テーブルの各自の席にも「手書き」で各自あてにメッセージカードが!!!!!!
個人でもここまで「お客様」に心遣い一つあればできるのに。
この本に書かれている「二度と客が来ない例」は全部私が不愉快と感じた例と同じなので、経営者は今一度従業員のマナーを見直すべきでは。
不景気で自分がこの職業に好きで就いていないのかイヤイヤやっているのか「いらっしゃいませ」ひとつ、気持ちがこもっていなくて形式上にやっているのって聞いていて不愉快だからしない方がまし!!
本人たちは気付いてないんだろうけどね。
もっと、自分たちの会社、店舗をチェックする目を持たないと生き残れないと思うよ。
人に好かれる言葉ハンドブック
2010年3月12日 読書
全然フツーの当たり前の言葉たちなんだけどね。
素直に気持ちを言葉に変換して相手に伝えるだけなのに。
同じことを言うにしても相手の気持ちに立って言うかそうでないか。
丁寧にわかりやすく言うだけなんだけどね。
なんか今って本当に「ギスギス」した世の中だよな~って思う。
たった一言「済みません。通りますので道を開けてください」って言ってから通るか、無言で人を押しのけて突き飛ばして通るか。
相手がどうしたいかわからないからこっちもどうしようもないんだけど、ってことがたくさんある。
自転車でもただベルを鳴らして人を除けさせるか、通り過ぎる時に「すみませ~~ん」と言葉をかけていくか。
「ちょっとしたこと」なんだけどね…
感じる印象が全く違うのにね。
素直に気持ちを言葉に変換して相手に伝えるだけなのに。
同じことを言うにしても相手の気持ちに立って言うかそうでないか。
丁寧にわかりやすく言うだけなんだけどね。
なんか今って本当に「ギスギス」した世の中だよな~って思う。
たった一言「済みません。通りますので道を開けてください」って言ってから通るか、無言で人を押しのけて突き飛ばして通るか。
相手がどうしたいかわからないからこっちもどうしようもないんだけど、ってことがたくさんある。
自転車でもただベルを鳴らして人を除けさせるか、通り過ぎる時に「すみませ~~ん」と言葉をかけていくか。
「ちょっとしたこと」なんだけどね…
感じる印象が全く違うのにね。
「採用する側」が注意するべき点を書いてあるので、それを逆手にとって面接に行ってみました。
相手さんが「××は大丈夫ですか?」と質問してきて
「あ!その問題があったんやあ…」と気づく。
これなら「不採用」でも双方の利害が不一致なので「残念ですが…」の手紙が来ても落ち込まずに済む。
以下秘密
相手さんが「××は大丈夫ですか?」と質問してきて
「あ!その問題があったんやあ…」と気づく。
これなら「不採用」でも双方の利害が不一致なので「残念ですが…」の手紙が来ても落ち込まずに済む。
以下秘密
大人も知らない「本当の友だち」のつくり方 (こころライブラリー)
2010年3月10日 読書
今時「ともだち」の作り方を本で教えなあかんのかねえ…
てか、こんだけ「心理学分析」をしてめんどくさいことしながら友達作るんか…って感じで。
勉強もせなあかんし、クラブもせなあかん。ほんでもって、このめんどくさい気を使いまくる友人関係も保たなあかん、って。ほんま今時の子ども=息子たち、「かわいそう」。
そうそう、先生の面倒もみたらなあかんし。
機嫌とるっていうとおべっか、へつらいって感じがするけど、子どもの話聞いてたら先生があまりにも「おこちゃま」すぎて、はいはい、って世話やいてる、というか、先生の非常識ぶりに合わせてくれている、我慢してくれているって感じ。大人やわ~今時の子ども。
てか、こんだけ「心理学分析」をしてめんどくさいことしながら友達作るんか…って感じで。
勉強もせなあかんし、クラブもせなあかん。ほんでもって、このめんどくさい気を使いまくる友人関係も保たなあかん、って。ほんま今時の子ども=息子たち、「かわいそう」。
そうそう、先生の面倒もみたらなあかんし。
機嫌とるっていうとおべっか、へつらいって感じがするけど、子どもの話聞いてたら先生があまりにも「おこちゃま」すぎて、はいはい、って世話やいてる、というか、先生の非常識ぶりに合わせてくれている、我慢してくれているって感じ。大人やわ~今時の子ども。
お客さまの心を溶かすとっておきの接客術
2010年3月10日 読書
元芸妓さんが描いた本。
まあ、京都祇園の舞妓さん、芸妓さんって言ったら接客のプロ中のプロやもんなあ…
上下関係の厳しい世界でそれも中卒から身を置いて修行するって今時あんまりない職業やし。
(某国技は完全崩壊してるし…古き良き日本は…)
まあ、京都祇園の舞妓さん、芸妓さんって言ったら接客のプロ中のプロやもんなあ…
上下関係の厳しい世界でそれも中卒から身を置いて修行するって今時あんまりない職業やし。
(某国技は完全崩壊してるし…古き良き日本は…)
夜回り先生の卒業証書
2010年3月7日 読書
2004年発行
こちらは先生が夜間高校を辞めて、講演会などの仕事を通じて活動する「日記」風。
「学校」を去らねばならない先生の悔しさと辛さがにじみ出ていて、辛い。
本書後半に「どうしたら僕たちが薬物に手を出さないようになりますか?」の質問に「笑顔だよ」
「どうやって笑顔ってわくの?」
「挨拶と声かけをやってごらん」
この言葉に反応した卒業間近の中3と校長先生。
クラス対抗挨拶コンクールを始めたとか。
一等を取ったクラスにラーメンをおごると。
挨拶を始めた子ども自身もそうだけどそれに乗ってくれた校長先生も捨てたもんじゃない。
こうやって子どもが提案したプランに乗ってくれる教師がいるかいないかで学校生活ってものすごく変わるのではないかと。そんな先生が1人でも増えてくれたら…と思う。
こちらは先生が夜間高校を辞めて、講演会などの仕事を通じて活動する「日記」風。
「学校」を去らねばならない先生の悔しさと辛さがにじみ出ていて、辛い。
本書後半に「どうしたら僕たちが薬物に手を出さないようになりますか?」の質問に「笑顔だよ」
「どうやって笑顔ってわくの?」
「挨拶と声かけをやってごらん」
この言葉に反応した卒業間近の中3と校長先生。
クラス対抗挨拶コンクールを始めたとか。
一等を取ったクラスにラーメンをおごると。
挨拶を始めた子ども自身もそうだけどそれに乗ってくれた校長先生も捨てたもんじゃない。
こうやって子どもが提案したプランに乗ってくれる教師がいるかいないかで学校生活ってものすごく変わるのではないかと。そんな先生が1人でも増えてくれたら…と思う。
2007年発行
一冊目の「夜回り先生」を読んだ時に「やばいな~」と思った通り「この人にすがったら助かる!」と思った相談者が殺到し当然のことながら先生は夜間高校を去るはめに。
そりゃ、大人でも「派遣村」の例でもわかるとおり「ごね得」をし、せっかく配ってもらった食事券を現金に換え、そく逃亡するのだから。
利用できるものはしたれ!のごとくに殺到するのは当然。
しかも何の知恵の無い子供であればあるほど、SOSを出すだろう。
そうすれば先生の普段の生活が犠牲になるのは当然の結果。
もしかしたら行政はこうなることが分かっているからあえて公に行動を取らない(取りたくない、関わりたくない)のかもしれないな、と思った。
きりがないから。
「下流階級」の思考のごとくこの本に出て来る子供の親のほとんどが「母子家庭」「親も酒乱」「水商売」など「夜の世界」に近い場所にいる。
立ち直った子どもが何とか仕事を斡旋してもらっても、今の不況を考えるとそのまま雇用し続けてもらうには難しい物を感じ、彼らの立ち直りを阻害するのでは…と暗澹たる気持ちになる。
親に捨てられても、親の悪口を言わずにただひたすら「耐えて、待つ」子どもの姿がいじらしく、悲しい。
我が子と向き合う。
簡単なようで、一番難しいのでは。
相手の話をただ、うん、うんと聞いてやるだけなのに。
1人の子どもの話も聞いてやれないのに、こうやって全国の子どもの叫びを「聞こう」とする先生は偉大である。
聞く姿勢=傾聴って単に老人相手ではなく、子どもにもそして大人にも必要なことかもしれない。
一冊目の「夜回り先生」を読んだ時に「やばいな~」と思った通り「この人にすがったら助かる!」と思った相談者が殺到し当然のことながら先生は夜間高校を去るはめに。
そりゃ、大人でも「派遣村」の例でもわかるとおり「ごね得」をし、せっかく配ってもらった食事券を現金に換え、そく逃亡するのだから。
利用できるものはしたれ!のごとくに殺到するのは当然。
しかも何の知恵の無い子供であればあるほど、SOSを出すだろう。
そうすれば先生の普段の生活が犠牲になるのは当然の結果。
もしかしたら行政はこうなることが分かっているからあえて公に行動を取らない(取りたくない、関わりたくない)のかもしれないな、と思った。
きりがないから。
「下流階級」の思考のごとくこの本に出て来る子供の親のほとんどが「母子家庭」「親も酒乱」「水商売」など「夜の世界」に近い場所にいる。
立ち直った子どもが何とか仕事を斡旋してもらっても、今の不況を考えるとそのまま雇用し続けてもらうには難しい物を感じ、彼らの立ち直りを阻害するのでは…と暗澹たる気持ちになる。
親に捨てられても、親の悪口を言わずにただひたすら「耐えて、待つ」子どもの姿がいじらしく、悲しい。
我が子と向き合う。
簡単なようで、一番難しいのでは。
相手の話をただ、うん、うんと聞いてやるだけなのに。
1人の子どもの話も聞いてやれないのに、こうやって全国の子どもの叫びを「聞こう」とする先生は偉大である。
聞く姿勢=傾聴って単に老人相手ではなく、子どもにもそして大人にも必要なことかもしれない。
読んでいて途中で「水谷先生自身がさみしいから、夜回りしてるんだな…」と思っていたら後半にやっぱり御本人自身が書いてあった。
先生自身もいわゆる「幸せな家庭」でも「恵まれた人」でもなく物ごころついた時には父親はなく、母親とも別居し祖父母と同居。しかも全く裕福ではなく1956年生まれと言う旦那と7歳しか違わないのに、弁当に事欠く状態。
私と一回り違うだけでこんなに「貧困」な状態で育っていたんだ…と昭和一ケタ生まれの人の話かと思うぐらい貧富というものを感じた。
先生が痛みを知っているから、傷ついた子供の気持ちに添えるのはこういう背景があるからだろう。
先生自身、一度は夜の世界に行って落ちかけたけど、それを救ってくれたのは大学の秀先生。
やはりここでもたった1人の先生が1人の人生に影響を与えている。
ただ一言「大学に戻ってらっしゃい。とりあえず寝ましょう」と。
人の人生を180度返るのに大げさな事はいらない。
ただ1人の人がその人を信じてくれるかどうか。
水谷先生も1人の人に助けられたから、これ以上自分と同じような気持ちを抱えた子どもを1人でも減らしたいから今日も夜回りをする。
石田衣良の話に出て来る「ガーディアン」の話と重なる。
自分たちのできる小さなことをコツコツと。
誰も褒めてくれるわけじゃないけど、それでも少しでも良くなったら良い。自分たちの街だから。
水谷先生の顔写真には眉間に大きなしわが縦によっている。
苦しんで辛い思いをしている人の顔だ。
本人が傷ついている。
自分がやっていることが正しいか間違っているかは分からない、でも、せずにはいられない…そんな顔。
行政でも国家でもなく、たった一人の個人がここまで体をはっている。(子どもを守るために指の一部を失っている)
この行為がたくさんのメディアに扱われ、世間に認知されつつあるのに現状は変わらない。
病んでいるのは大人である。
☆☆☆
私が着付け教室に行くのを精神的に嫌になっているのも講師の「バカボ×みたい…」という一言でいたくプライドを傷つけられたからに他ならない。
大人ですらたった一言で嫌になるのに、これが子どもであればその影響は計り知れない。
1人の人間を真っ直ぐにするのも曲げてしまうのも「センセイ」という立場の人間の一言かもしれない。
「センセイ」と言う立場に立つ人間はその「言葉の影響力」(=言霊)をもっと慎重に扱って欲しい。
それは大人も子供も同じ。
先生自身もいわゆる「幸せな家庭」でも「恵まれた人」でもなく物ごころついた時には父親はなく、母親とも別居し祖父母と同居。しかも全く裕福ではなく1956年生まれと言う旦那と7歳しか違わないのに、弁当に事欠く状態。
私と一回り違うだけでこんなに「貧困」な状態で育っていたんだ…と昭和一ケタ生まれの人の話かと思うぐらい貧富というものを感じた。
先生が痛みを知っているから、傷ついた子供の気持ちに添えるのはこういう背景があるからだろう。
先生自身、一度は夜の世界に行って落ちかけたけど、それを救ってくれたのは大学の秀先生。
やはりここでもたった1人の先生が1人の人生に影響を与えている。
ただ一言「大学に戻ってらっしゃい。とりあえず寝ましょう」と。
人の人生を180度返るのに大げさな事はいらない。
ただ1人の人がその人を信じてくれるかどうか。
水谷先生も1人の人に助けられたから、これ以上自分と同じような気持ちを抱えた子どもを1人でも減らしたいから今日も夜回りをする。
石田衣良の話に出て来る「ガーディアン」の話と重なる。
自分たちのできる小さなことをコツコツと。
誰も褒めてくれるわけじゃないけど、それでも少しでも良くなったら良い。自分たちの街だから。
水谷先生の顔写真には眉間に大きなしわが縦によっている。
苦しんで辛い思いをしている人の顔だ。
本人が傷ついている。
自分がやっていることが正しいか間違っているかは分からない、でも、せずにはいられない…そんな顔。
行政でも国家でもなく、たった一人の個人がここまで体をはっている。(子どもを守るために指の一部を失っている)
この行為がたくさんのメディアに扱われ、世間に認知されつつあるのに現状は変わらない。
病んでいるのは大人である。
☆☆☆
私が着付け教室に行くのを精神的に嫌になっているのも講師の「バカボ×みたい…」という一言でいたくプライドを傷つけられたからに他ならない。
大人ですらたった一言で嫌になるのに、これが子どもであればその影響は計り知れない。
1人の人間を真っ直ぐにするのも曲げてしまうのも「センセイ」という立場の人間の一言かもしれない。
「センセイ」と言う立場に立つ人間はその「言葉の影響力」(=言霊)をもっと慎重に扱って欲しい。
それは大人も子供も同じ。