眠れぬ真珠

2010年1月12日 読書
「そう、女はね、二種類に分かれるの。
ダイヤモンドの女とパールの女。光を外側に放つタイプと内側に引き込むタイプ。幸せになるのは、男たちの誰にでも値段がわかるゴージャスなダイヤモンドの女ね。
真珠の良しあしがわかる男なんて、めったにいないから。」
主人公の知り合いのギャラリー経営者の言葉。

あらすじは45歳の独身、版画家の女。最近更年期障害に悩まされている。愛人として同世代の雇われ画廊支配人の男がいる。女にも性欲がある、ということからセックスの描写は生々しい。上手くいっているつもりだったが、いつも食事を取っている店で知り合った17歳年下の28歳の男をしりあったことから、徐々にひかれていく…

まあ、簡単に言えば逆ハーレークイ×かな?
28歳の男は大富豪じゃないけど。
未来を期待されている、新進映画監督ではあるけれど。
彼には17歳から付き合っている女優の彼女がいて、45歳は「彼にふさわしいのは私じゃない、彼女だ」みたいな展開になります。(少女マンガのノリですね~~笑)

体裁は「大人(40代)の年下の男との恋愛」ですが
内容は「少女マンガ」をアレンジしたかのよう。

17歳もの年下と恋愛関係になるなんて、自分的には
「無い、無い」なので「惹かれる」ことからして「あり得ない」。とはいえ、自分が45歳になった時には、不明ですが。「もう、女としての機能が失われる」という「焦り」が生じたら「どうにかしなきゃ」ともがくのはあり得る行動なので。

女性ホルモンを常に分泌させて、女として潤って居続けるには「恋をするのが一番!」と言われる。
それが俳優でもなんでもいいから「いいわ~だ~~いすき」という感情を維持させれるのであれば。
「枯れたくないのであれば、恋をしよう!」
そんなキャンペーンがあれば、お勧めナンバーワンに挙げられる本ではないだろうか?
久しぶりにこの手の「幸せになろう!」本を読むと
自分がいかにこの半年「不幸せに向かっている」のか
わかるというか、耳が痛い。

簡単に内容の目次から拾うと
1、心の体質から変えていこう
2、他人を立てよう
3、褒め言葉の達人になろう
4、相手を認めよう
5、人に「快」を提供しよう
6、人を助けよう
7、徳を積もう
8、人格を高めよう


当たり前すぎることばかりですが、最近全然これらの項目の「真逆」行為ばかりしていたので。

「鏡に向かって微笑めば、鏡に映った自分が微笑み返してくれるのと同様、あなたが他人に対する思いを変えれば、相手もまたあなたに対する思いを変えてくれるようになるからだ。」


そうはいっても、自分に対して「不愉快」な事ばかり言ったりする人とはやっぱり付き合えませんて。
なので、「この人、嫌い」と感じるのは自分にとって
「自分の嫌な面と同じものを持つ人」であり「過去の自分」を見せつけられるからイヤ、なのかもしれない。
「こんな状態から抜け出したい!」「こんな環境はいやだ!」と思っているのに、いつまでも「不変」を強いる人とはやっぱり付き合いたくないし。

もっと違う人と付き合ってみたい、そう思うから、今までと違う生活習慣を心がけたい。
単純に表紙のイラストで借りたんですが
それなりに面白かった。
ちょっと、ごちゃごちゃした感はぬぐえませんが。

でもね。特筆すべき点はただ一つ!

この著者、生まれたのが 1992年生まれ
うちの長男と一年違い!!
つーことはこの本が2008年発行ってことで中学生の時に書いた本ってことですか??
さらに本の後ろの方にある、好評既刊に
『殺人ピエロの孤島同窓会』ってのがあって
あらすじ等を読んでいくと

十二歳が描いた連続殺人ミステリー
って…

中一、小6で小説家デビューですか?この人????

この年齢で、改めて『着ぐるみ…』を見直すと、
「これ?かなり内部事情とか知っているオブザーバーが近くにいたのか??」って勘ぐるほどに。
読んでいて「若い人が書いたのかな?」とは思っていたけど20代でしょう、ぐらいにしか思ってなかった。
10代、それもうちの子と変わらん…
石川りょ×君みたいなもんかあ…

才能のある人って年齢関係ないのね。
まあ、一定の環境はあるにしても。
さらに知識を増やしたら、実力のある作家に成長するだろうなあ…すばらしい!!
超良書!!!! オススメ度高し!!

っていうのも、最初に
ほとんどの人事担当は入社試験では 、男性より女性がはるかに優秀であることを実感しています。

と、気持ちよく褒めて、持ち上げてくれているから。
「ヨイショ」はこの本一冊を通じて、常に持続してくれています。その心地よさってば!!
ただ、ヨイショしながら「あなた方は男よりできるんだから、上司に説明しても無駄とかこのあほ上司!と見切りをつけづに、あほ男どもを持ち上げるぐらいの芸当はできるでしょ。」と暗にほのめかされていますが。

とはいえ、女の中にも自分で「枠や箱」を作ってしまい、それ以上の仕事はしません!ってタイプもいて、それは戦力的に「もったいない」ことにつながるので、殻を破ってください、とアドバイスされる。

さらに、多くの経営者とかコンサルタントが一才「書かない」ポイントとして
そもそも仕事はそんなに難しいものではありません。学校時代に成績優秀でなかった人でも会社員として十分やっているのはご承知の通りです。
経営、管理、製造、営業など、どの分野にも幹部や専門家がいて、誰でも働けるようになっています。
すでに仕組みが出来上がっていて、やるべき手順や方法が決まっています。それが組織と言うものです。

確かに。これ、前々から思っていた。
「こんなばかばかしい仕事、よく10年20年も飽きもせずにやっているなあ…」と。(特に公務員系)
むしろ「頭を使うことができる」人の方が、働きにくい会社の方が多いのでは?
「これって、無駄だよな」「これってやり方変?」って考えたり思ったりしない&できない人の方が「組織」の歯車としては最適。(999の人間がプロメシュー×の機械星の部品の一つに組み込まれるように)

「私しかできない仕事」「俺がいないと機能しない仕事」なんて多分、存在しない。
そのもののやり方ではないけれど亜流ながらも、しっかり機能する。むしろ、自分で考えることができる人は既存のやり方を捨てて、新しいやり方を生み出し考え出して、そこから他を一歩リードして収益を上げる。
収益を上げたかったら「今のやり方を捨てる」決断をすべきなんだけど、「今までのやり方」は楽なんでできない。
てか、失敗した時のことを考えて、実行に移せない。
責任を取らされるのがいや!ってことで。
こんな肝っ玉が小さい人間がトップを占めていたら、そりゃ業績アップなんて、とんでもない。
人間的に魅力がある人がトップになれば、「この人のために!!」って一丸になるからこそ、収益につながるのに。
そこを理解していない会社、多すぎ~~~~

女性をもっと活用することを真剣に考えている会社は伸びるとは思うけどいつまでたっても「お嬢ちゃんとおじさん」だけの会社は、ねえ…
女性に仕事の目的と達成感を感じさせる職場があればいいのに。これ、切実に思う。仕事運、無い私にとっても。
女性社長の会社が増えれば、少しは好転するかも。
なのでみなさん、起業しましょう!!!!

「何の仕事しているの?」
「社長」
と答える日が来ることを!!!
以前読んだシリーズの一冊で、これは「自分のこと」を記述していくタイプ。
記述することによりその質問を答えるために「自分のこと」をもう一度振り返る作業をしなければなならない。
これがやっぱり苦痛。というか、自分の「嫌な過去」「思い出したくない過去」をもう一度見つめなおさないといけないから。
例えば
①自分の体の中で好きなところはどこですか?嫌いなところは?
②嫌いなところを好きになるために、何かしていますか?
③あなたはおしゃれをすることが好きですか?(以下略)


ちなみに本書では
肉体から見えてくる自分の課題は何なのか、よく考えてください。自分のテーマを理解し、欠点を受け入れること。それができればウイークポイントがチャームポイントになるのです。
と。

すべてがこんな感じ。
家族も才能も職場も恋愛も結婚も。
嫌なこともあるけれどそれはすべて「修行」。
前世のカルマをクリアにするために用意されているとのこと。
なので、自分が自分をきちんと見つめて、そのカルマをクリアしないことにはづ~~~っとそれ付きまとうってこと。

特に私の場合は「職業運」がないってことは多分根本から自分の仕事について見直さないとダメなんだろうな、と。

「楽そうだから」「採用されたから」といった選んでもらったからそれでいいや、と逃げてるからだと思う。
面接に行ってその会社のビルが「雰囲気悪い」「気が重い」ってのがありありと醸し出されているのにも関わらず目をつぶって自分を納得させてきたから、失敗している。
なんで「暗い雰囲気」のところばかり受けちゃうのか。
暗いから人がすぐ辞めちゃって、募集がかかるっていう仕組みをいい加減理解しろってばよ!

てな、感じで自分のコンプレックスが「仕事」にある私にとって「明るくてかんじのいい会社」を探すことがまず先決なんだろうなあ…
お風呂から外が見えるような家にあこがれます。
まあ、露天風呂願望とでもいうのでしょうか。

以前、雑誌かTVで山の上に家を建てたので外から見える心配がないのでお風呂がオープン状態な家を見て以来、憧れてます。
お風呂から下の街の景色や星とか見えるわけで。
いいなあ~~
お風呂でワインとかあり得るわけで。
サウナなんか付けちゃったりしたら、もう、時間があれば風呂に入って過ごしているのでは?って思うぐらいに。

この本に載っている写真の家のほとんどが周囲に緑があり、山の中?森の中?に家があるんですか?って感じで。
土地そのものが広いんだろうなあ…と。

広い土地がまずあって、デザインの凝った家が作れるんだろうなあ…
『サモンナイト』と同じ並びの棚にあったので
表紙のイラストで借りた。SF新人賞受賞作家ということでしたが、

全然おもしろくね~

文章は雑だし、描写も雑。
話の展開が遅いから、ダルダル~~
まどろっこしいし。
何が言いたいねん!って感じなので途中放棄。

「ちゃんとした文章」を書く作家の本を読んだり、そんな文章に慣れてしまうとこんな「ゲームもどき&マンガ原作」な本読んでも全然面白いとかその世界に入っていくことができない。
特に自分が年とってしまったから、感動もしない。
ただ、字を追っているだけになる。


年末の忙しいと言われている時期だけにあんまり重たい本を読むのもな~と本棚を見ていたら置いてあった一冊。
イラストで借りたようなもんですね。

RPGの「サモンナイト」というシリーズの12話13話の間に起こるサブシナリオという感じで書かれたそうです。
(あとがきより)
ゲームしないのでゲームの存在も知りません。
また、借りてきて次男に「こんなん借りてん。読む?」と聞いたら「おもろなさそうやから、いい」と。

2時間ほどで読み終わりました。
全然面白くないです。(笑)
まあ、ノベライズというものでいい作品に仕上がった物を読んだことが未だかつてないので、子どもが読むにはこんな程度でいいんでしょう。
小説として読むのなら描写の雑さ、世界観の薄さ、物語の広がりといった「おもしろさ」が全くなく、まあ、ゲーマーな人たちにはこの程度の描写でもなんとなくこんな感じ?ってのが伝わるのでしょう。
何日も掛けてクリアするゲームの世界を2時間弱で読み終わったらありがたみもなにもないってもんでしょう。
私が少しでもゲームする人なら評価が変わるんだろうけど。

後一冊、借りてるんだけどな…
読むこと自体が時間の無駄ってもんだろう、とは思うものの
未読で返すのもな。

どんな成功法則を学んでも、人間関係をうまく乗り切れない人が、社会で成功することは簡単ではありません。私たちが本当に身につけるべきなのは、毎日の小さな悩みから逃れる方法であり、人生を明るく生きるコツなのです。


第一章 楽天的に考える
○すべては受け止め方次第
○人生万事塞翁が馬
○マイナスの思い込みを捨てる

第二章 他人の指摘や悪口の受け止め方
○言葉には二面性がある
○悪口で新たな自分を発見する
○人気税と割り切ろう
    
   以下の章 省略

他人の言葉に振り回されない人間になるためにはどう対応したらいいか?
それは相手の言葉をそのまま聞き入れるのではなく、「この人のこの言葉は、その裏にどういう意味が隠れているのかな?」と考える癖が有効。
他人の言葉はどうしても気になるものです。
でも、何を言われても、正面からうけとめるのではなく、一旦自分の心で発想を変えてから納得することで、イライラする気分を抑えることができます。


う~~ん、私の場合相手に暴言吐かれたら「か~~~~~!!」となりすぎてもう、冷静に相手の言葉をかみ砕いて分析する余裕はありません!!
怒りのあまり口をパクパクさせてます。

特に「人気税と割り切ろう」は私の周りの気配りのできない女と対峙する時に使えたらな…って感じですが…

誰だって自分の評判は気になるものです。
誰かが「●○さんが、君のことをこんな風に言っていたよ」と言えばすべて聞きたいと思うものですし、それが悪口だったりすれば「なんでそんなこと言われなくちゃいけないんだ」とムカっとくるのも自然の現象でしょう。
でも、そんな時いちいち腹を立ててはいけません。
こちらがムキニなれば、周囲の人は面白がってもっと、もっとウワサを広めようとするかもしれません。
それに私たちは普通、興味の無い人のことについて、ウワサしたりはしません。考えてみればウワサされたり悪口を言われたりするのも、あなたが周囲の人にとって気になる存在だからです。
ですからもしグループ内や社内で身に覚えのないようなことを言われた時にも、気にしないに限ります。
「私って人気者ね。これも人気税だわ」と思って割り切ってしまいましょう。
もし誰かから何かを言われてそれが間違っていた時も、怒ったり悲しんだりムキになって反論したりしてはいけません。そんなときは笑顔を保ったまま、静かな声で事実を述べましょう。
例えばあなたがOLで部署内でありもしない不倫のウワサを立てられたとします。
「君、部長と不倫しているんだって。ボーナスの査定とか考慮してもらえるの?美人はいいなあ」なんて身に覚えのないことを言われ時には、静かに低い声でこう言い返しましょう。「え?ごめんなさい。行っていることの意味がわからないんですが。もう一度言ってくれますか?」
これでたいていの相手はひるんで口を閉ざすはずです。
もし、相手がもう一度同じ質問をしてきたら。ゆっくりこう言いましょう。
「私は部長と不倫なんかしてませんよ。もう二度とこんな話はしないでくださいね」
そのあとで、ウワサを流した人を確かめようとしたり、必死になって噂を消そうとする必要はありません。
あなたはただ、堂々としていましょう。
そうすればその噂は自然と消えていきます。
人のうわさは言われている方がムキになって否定すればするほど「怪しい」と思われてしまいます。
悪口も同じです。何かにつけて自分を攻撃する人がいてもいちいち反撃する必要はありません。相手はあなたのことを嫌いなのではなく、あなたが魅力的な人だから嫉妬しているのです。あなたにかなわないから、汚い手を使ってあなたの評判を落とそうとしているのです。
そうやって悪口を言っている人は、誰からも信頼されません。ですから無視しましょう。


長くなったけど「人気税」という考え方は、いいかも。
でも、言われた時に「か~~~!!」ってなっちゃうんだよなあ…日頃から「まあ、あなたってば私にあこがれて、挙句に嫉妬してるのね~~」っていう思考で居ないとね。(笑)

エッセイ集

色々な雑誌に載せたエッセイ。
話が散らばっていて興味のあるところだけ読んだ。
その中でちょっと好きな一節。

失われた失われたと嘆かれるこの十年に、あなたの生活に何か忘れられないいいことは起こらなかっただろうか。誰に自慢するわけでもない、だた心の中で真っ先に指を折り、幸運に感謝するようなことは無かっただろうか。
どんな人でも一つも無かったはずは無い。
それはこの国も同じことである。
バブルがあのままさらに十年続いたとしたら、日本はどんな国なっていたことか。
不景気や貧しさには変えられない品性というものが、国にも個人にもあるのではないか。
時代は暗いとニュースは毎日繰り返すが、それを本当に決めるのはあなたや僕のような普通の人間だ。明るすぎず、暗すぎず、予断を持たずに今日を耐えて、少しずつでも前に進むこと。

2003年「季刊おおさかの街」発表作品
うひゃ~ですが、こんな仕草で相手の事がわかるなんて…
ただ、私の場合、敵を前にしてこんなに冷静に観察できるほど落ち着いていないからなあ…

1、視線が左上に向く…過去の体験や、今までに見た風景を思い出そうとしている。
2、視線が右上を向く…今までに見たことのない光景を想像している
3、視線が左下に向く…音楽や声など、聴覚に関わるイメージを思い描いている
4、視線が右下に向く…肉体的な苦痛など、身体的なイメージを思い浮かべている。

これなどは「浮気」を問い詰める時に有効。

もうひとつ、感情は顔の左半分に強く出ることを覚えておいてください。右側はよそいきの顔とも言われます。表情の判断に迷ったら、相手の顔の左半分を見ましょう。右の眼は笑っていても、左の頬が引きつっていたら要注意です。


この人は敵か味方か?どこを見ればいい?
膝やつま先の向きです。膝やつま先は自然に関心のある人の方に向いてしまうもの。
逆を言えば嫌いな人とは上半身が向き合っていても、つま先はあさっての方向を向いていたりします。また、相手の話に関心の無い場合も同じです。

旦那と話をする時に、さり気に机の下を覗いてみよう。
多分、あさっての方を見ていることだろう…

どうして主婦は身内自慢してしまうの?
どんな話をしていても、最終的には家族の自慢や逆に家族への愚痴に持っていく人もいます。
たとえが主婦の会話になりがちなのは訳があります。
身内自慢や家族の愚痴しかできないタイプは広い世界に出ていくことが怖く、自分のテリトリーに閉じこもっている人が多いからです。
専業主婦のすべてがそうとは言いませんが、家庭にいる時間が長いほど外の世界との接触は少なくなり、さらに接触を怖がる気持ちも生まれてくるのでしょう。そうなれば、どうしても話題は身の回りのことしかなくなります。
ただ、こういう人は外の世界を知って積極的に活動するようになると、話題が広がることがよくあります。
その意味では先に挙げた自分の話題に終始する人よりは自覚があり、話の持って行き方の工夫で自慢も愚痴も少なくなるでしょう。


はあ~そういえばもうすぐ正月。姑にあれこれ言われるんだろうなあ…話し相手にならんとあかんなあ…あの狭い世界の話の内容に…しんど~~
この本の「ご神託」によると

何をおいても優先的にこれをしなければならない だったんですけど…
加藤諦三著 PHP研究所 2008年発行

正直読んでいて「辛い」というか「耳が痛い」です。
容赦なくずばずば自分の悪い点を指摘される、って感じ。
読んでいて「気持ちが軽くなる」のではなく「悪いのは私なのね…」と落ち込みます。
ある意味、こんなきつい本も珍しい。ので、なかなか読み進みませんでした。

騙されやすい人のタイプ
さびしい人
自分に自信がない人
弱い人、やさしい人

騙す人は困っている時に寄ってくる
自己不在な裸の王様が騙されやすい

ずるい人にとって相手は「物」でしかない。
⇒片方は相手から好かれようと思い、他方は相手を敵と思っていれば世俗の世の中で接した時は勝負にならない。
敵を思っている方のやりたい放題である。「身ぐるみはがされる」ということはそういうことである。

自分を安売りすると軽く扱われる
⇒自己蔑視している人はずるい人になめられる。
そしてある人に舐められるということは、周囲の人皆に舐められているということに通じていく。
ある人を軽く扱うか扱わないかは、周りの人がどう扱うかで決まる。

など。

私「自身」が信念を持って人と接していないから、軽く扱われ一方的な質問攻めにあうのだろう。
もっと毅然とした態度で「それは失礼ですよ」と拒否しなければいけない。


人の幸せは結局その人の人間関係であるが、その人の人間関係がその人自身を表しているのである。

これたぶん、関西ってかいてあるけど大阪人にしかあてはまらないのではないでしょうか?
ちょっと、くくりが大きすぎ。
元:神戸人からしたら「ここまで下品な人間じゃありません」とクレームをつけたくなる。
自分の周りの男性でもここまで「ボケとつっこみ」を常に意識して自分を落としたりする人、みたことない。
ここまでボケをかまさんとあかんと気が張っているのか…と
「お疲れさん」と言いたくなるほど。

あからさまに値段を聞いてくる人、とかぶしつけな質問をしてくる関西人への上手いかわしかたとかありますが「その人にも同じ質問を返せばいいでしょう」と書いてあるけどそこで引っこむようだと問題ないんですけどね…

いくら関西に住んでいるからって「下品」「失礼」な質問には答える必要は無い!ただそれだけです。
べたべたな関西人というかここに書かれている人たちとは付き合いたくありません。
私の場合、ここに書かれているような大きな夢を持った社長や社員がいる会社にまず、勤める事が出来ないってのが第一のネック。
ここに書かれているように時間で働くのではなく成果で給料をもらうことができたらどれだけ頑張れるか。

全体の内容は私が普段から会社&仕事に対して思っていることが書かれている。
以下、秘密…


NHKまる得マガジン 2006年発行


こんな番組があったんだ~(テレビのテキスト形式)
2種類のパターンで同じならこう対応した方がお互いに気持がいい、とアドバイスしている。

たとえばごみステーションで二人の女性がばったり出くわした時に
NG…肩書きや会社名だけ大きく言って名前の時は小さいから結局だれかわからない。
OK…名前を言ってついでに漢字で説明し、さらには「自分の」情報をさらりと組み合わせたら相手に印象も残りやすいし、それをもとに会話が発展する。
point…名前の漢字の説明をしよう
    相手の名前を会話の仲居に繰り返し織り込む
    さし障りのない個人情報を提供する

もう一つのパターンでは、エレベータで女性二人が出くわした時
NG…「お仕事忙しいの?」「どなたかいい人いらっしゃらないの?」など情報を聞きとろうとする姿勢にうんざり。
よほど親しい間柄でない限り、こうした「聞きとり」の姿勢を取ると相手に警戒されてしまいます。
相手に選択権を残した話し方をすれば、相手を困らせることもなく、気まずい雰囲気になることもないのです。
OK…相手のプライバシーを詮索しない
  情報の受け渡しを心がけよう
  

結構世の中「質問攻めにされてうんざり」している人が多いってことかな?
そして、自分の情報は言わずに人のだけ「情報収集」するってことで。警戒され次はない、ってことも…
この本を読むまで「黒リッチ」という言葉なんてしらなかったし、最近読んだ本で「ブラックカード」というカードの存在を知ったぐらいだし。むしろ「ブラック」って付いているから「ブラックリスト」の方を連想しちゃった位。(笑)
プラチナカードのワンランク上、の事らしい。

富裕層を4種類に分けている。
黒リッチ…全方向に豪華な消費をし、顕示欲も強い富裕四族の代表格。クレジットカードのブラックカードを所持している人が多いから「黒リッチ」と命名。

隠れリッチ…全方向消費するが、顕示欲が弱い富裕層。
売り手の側からも富裕層と認識しがたく、本人も自分が富裕層だと認識していない場合すらある。黒リッチに比べると、その存在が見えにくいということから「隠れリッチ」と命名。お金を遣うゆとりはあるので、今後の注目株と言える。

守リッチ…限定的な消費行動をし、顕示欲が弱い層。
富裕層の家の生まれで、自分の資産を守らなくてはいけない立場にあることから、「守リッチ」と命名。
別名「パパリッチ」とも呼ぶ。派手な金遣いはしないが、庶民とはベースが違うのも事実。生まれながらの王様である。

一点リッチ…他の三族に比べ、世帯収入が少ないため、全方位的にではなく、限定的な消費行動をするところから「一転リッチ」と命名。日常生活において何か一つの物にこだわり、そこには惜しみなくお金をかけたりするので、富裕層として認識しやすい層でもある。


で、一点リッチですら世帯収入が少ない とあるけど共稼ぎ2000万クラス なんですねええええ…(ため息)

外資系やITバブル長者がこれらのニュー・富裕層なんでしょうが…時代を見る目、って本当に大切なんだなあ…と思った次第。

お金って本当に「あるところにはある」んだなあ…と。
ただ、ある人はある人としか付き合わないから、さらにお金持ちと知り合っていく…という幸せな現象が永遠に続いていく模様。誰とでも知りあわないのが「ねたみ」を買わない分いいのかもしれない。
付き合う人を選ぶ、なるほどなあ…

ある一定の金額が貯まったら、あくせくせずに生活を楽しめるようになるんだろうか???
別荘、クルーザー、プライベートジェット、この手の本には必ずこれらを個人資産として所有しているのが書かれているし。

ふ~~~ん、そうなんだ~~という感じ。
この本で取り上げられた作品名

キャンディ♡キャンディ
サンダーマスク
ジャングル黒べえ
お化けのQ太郎

キャンディは自分の小遣いで買った「なかよし」に連載されていてコミックスも5巻まで持っていた思い出の作品。
数年前、キャンディのイラストのついたビニールバック(プールバック)が売っているのを見て「あれ、今頃キャンディ??」と思ったのが印象に残っている。
これ、この本で取り上げられている水木氏の許可を取っていないキャラクターグッズのひとつだったんだ…

売れている時は収入もバンバン入って上手くいっていたんだろうけど、少女マンガからレディースコミックに上手く移行できなかった漫画家のなれの果てがこうなってしまった原因かも。
あ、この本で取り上げられている作品は結局どれも
「本当の真実は結局判らなかった」って感じで、題名の割には踏み込めてないような気がする。
昔の事…責任者が不在…当事者が不在…など、「責任」と言う言葉に恐れをなして「無かったことにしよう」的な封印作品が多い。ので、取材もできませんでした、って感じ。

最近、題名の割には取材不足で結局読んでも「で?」的な本が多い。
書く方もなんかレベル落ちてるような…
突っ込んで取材するにはお金がいる。ってのを感じる。出版社がそこまで経費を持ってくれないから、着目点は良くてもそれから先に進めない。
もっともらしい題名で購入させて、読んで「なんだ、この程度かあ…」と失望させてさらに出版業界全体の売り上げを下げさせる結果になると思うんだけどなあ…


なんか今まで私が読んだ本をまとめて一冊の本に仕上げた、って感じ。
江原、李家、佳川、カラーセラピーetc.

よんでまとめて、多少自分の意見を足して書いたら「自分の本」になるのかな?
心理学の棚にあったのではなく、経営の会社における人間関係を主にした棚にありました。
が、私にはあまり「相性」が良くない本でした。
この手の本にも「相性」があるんだな…と思った次第。

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