40 翼ふたたび

2009年12月16日 読書
年齢的にばっちりの本と出合った感じ。
ただ、男は40になると何となく「終わった感じ」を持つのに対して女は「さあ、今からが始まり!」って活動期に入るようななぜ?

男は若い時の方がもっとやりがいがあったとか、仕事もがんばっていたと振り返るようだけど、女は初めから何もないから今は過去、未来しか見ていない。それもとびっきり明るいの。だからこの中の一遍も女の方から離婚を切り出す。

大手を辞めて個人でプロディース業を始めた主人公。
クライアントはなぜか変わった人ばかり。
でも、誠実な主人公は困ったな~~と思いつつも、本来まじめな性格なのかなんとか成功させていく。
最後の話はどう考えたって「がんばれ40代!」っていう応援歌にしか思えないけど、でも、むかしやれたんだから今だって挑戦してみよう!という気持ちにあふれている。

7編の中で一番好きなのは「翼ふたたび」。
23年もひきこもってしまった、40歳が部屋のドアを開けて、玄関を開けて、一歩前に進み、ひきこもった原因の場所に歩を進める…泣けますね~~

『二つの恋がおわるとき』の中から
余計な荷物を全部捨ててしまっても、人生には残るものがある。それは気持ちよく晴れた空や、吹き寄せる風や、大切な人の一言と言ったごく当たり前の簡単なことばかりだ。そうした「かんたん」を頼りに生きていけば、幸せは誰にでも手の届くところにあるはずだ。

政治・経済の棚にあったんだんだが…
副題に「データーで語る」とあるがデーターと言うほどのもんでもない一位はどこで二位は…みたいな。

著者自身もはじめに、で「本書の場合どちらかと言うとおもしろネタ的なものになってしまいました」と書いてある通り
「で?読んだからと言って格差社会を比較できるほどの資料とはとても言えない」内容。

金持ち編では関西のあこがれの地「六麓荘」をせっかく取材しているのに筆者が関東系のせいか全然つっこんでねーしよ!!(怒)周辺を車で流すぐらいだったら私だって旦那とやったことあるしよ!(怒
まあ、六麓荘町内会入会金が50万ってのは知らんかったが。

プアな方は…
結局は「自分の生き方」が悪いんでないかい?
流されても全然自分でどうしよう(改善しよう)と思うことなく…なんか書くのもばからしい。
せいぜい生活保護のお世話にならないように、気を引き締めたい。

もっと突っ込んだ取材をして題名に見合うだけの内容を書いてほしい。
以前ただの「A型の取り説」の本を読み「当たっていない」と書いたように思います。
これはわざわざ「女」をつけて「限定」してますが
やっぱり全くちっともあたってません
これは図書館ではなぜかジャンルが「経営、経済」の棚にあり、多分この本を読んで男の管理職が「どうやって女の部下を扱ったらよいか」の指南書として作成した、って感じですかね?

最後に「A型女取扱マスター」検定試験なるものがあるのですが、私やって、半分ぐらい採点したところでほとんど
まちがっていたので採点することを放棄いたしました。

ここに書かれている「A型女」は従順な控え目ななんていうのかな。題名に「20歳から30歳ぐらいの独身女」って付けくわえてもいいかも。
それも「男をいかに落とすかを考えている女」を小さく…

最後の方に「A型女を喜ばせる愛情あふれる攻め言葉集」
なんてありますが、
まかり間違っても信用して実際に使わないことを私はお勧めする。まあ、社会に出たばっかりのひよこちゃんというか一昔の「腰かけお嬢ちゃん」なら有効かもしれないけど、そこそこ年齢のいった、ようは「ひねた」年頃の女にこんなこと言っては明日から「無視」の嵐でしょう…

気配り上手な、本音を隠すのに長けた「たぬき女」というのがこの本におけるA型女。

…私なんて気配りどころか、独身の時から課の宴会に行っても席に着くなり「私、食べるから、酌しないから」と高らかに宣言した後、食べまくり(男性社員は飲んだり、注いだりに忙しい)から男性の分もちゃっかり食べて、ビールから他の飲み物に代わるころに(おなかがいっぱいになった頃)やっと「日本酒の人!」と聞かれて「は~~い」と手を挙げ
後はポン酒メンバーと飲みまくる…と言うのをやっていたなあ…
他の女の子は酌に行っていたと思う。(食べてるから周りの事なんか知らない)
と言うか基本「ホステスでもあるまいし、なんで酌なんぞ私がしないとあかんねん」と思ってたし。(この段階ですでに男女共同参画????)

A型女は「お嫁さんにしたいナンバーワン」なんて本文には書いてあるけど、怖がられていたから社内結婚なんて無理!な状態だったので見合い(この時は一応黙っておとなしい振りをしていた。ちゃんとたぬき女を演じていた。この点ではこの本に書かれている事は合っている)して、だまくらかして結婚に持ち込んだんだが…
ふふ、バカめ!


まあ、今「B型女の取説」を読んでいる途中ですが、この段階ではどう見てもBの方が「当たっている」って感じですね。

LAST 石田衣良著

2009年12月12日 読書
正直、この作者でこんなに「くらい本」を読みたくなかったな…
「LAST」とは文字通り色々な人の「LAST」を描写したもの。
それも登場人物のほとんどが「借金まみれ」状態。
私自身「堅実な生き方」の方だから借金してまで物を欲しいとは思わないのでどうしてみんな高利子なのに闇金で借りるのか…まあ、正規のところでは借りれないということにせよ、そこに借りに行くまで手を打てなかったのか?と。
まあ、当事者にとって危機感を「なんでもない」とごまかしてしまうからだろうけど。
お金が返せないので自分の命か、家族を売るか。
ロシアンルーレットで勝てば、借金チャラとか。
2003年に書かれた作品が多いのに、この当時ですでにこんだけ不景気な状態だったんだなあ…
さらに6年たった今、借金まみれの人はどうやってしのいでいるんだろう…
ジャンルはマーケティング 2004年発行

このペーパーバックスの特徴として「英語交じりの四重表記」が取り入れられているのだが、ぶっちゃけ「うっとうしい」例えば
この本で買い物の楽しさ、お金を使う喜びを再発見rediscoverしていただけることを願っています。
と、英単語がゴロゴロ…
正直、読みにくい。日本人がメイン読者なんだから、そこまでかっこつけて「賢さ」を押し出さなくても、って感じ。

さて、思いっきり目を引く題名です。ものすごく「売れそうな」題名だとおもう。戦略勝ですな。
この題名に課せられた意味は本書の最後の部分に書かれてます。簡単にまとめると…

かつて「お金持ちは高額な物が買える」「貧乏人は安い物しか買えない」という時期が続いていました。例えば「ポルシェに乗っているのはお金持ち」「安アパートに住んでいるのは貧乏人」などと持っている物や買った物によって区別できた。しかし70年代にかけて世の中全体が豊かになって「大衆消費社会」になった時多くの人が
「お金があるからポルシェにを買う」ではなく「ポルシェを買うことでお金持ちと見られたい」などと自己表現の手段として物を買うようになった。
だから特に「こう見られたい」と思わない部分、あるいは「見せないでおこう」と決めた部分についてはお金やエネルギーを使わないでもよかった。
でも、今はそんな自己表現のバカらしさに気がつきだしている時期なのではないでしょうか。誰でも何でも買おうと思えば買える世の中で、色々やってきてようやく「他人の目を気にして自己表現しても大して満足感はない」とわかってきた。(中略)
自己表現でもない、自分との相談結果でしかないのです。


あと、どのようなお金の使い方をするかの一例として、私がよくこの日記で怒り炸裂!させているのと同様な例があったので抜粋。
「会社の近くにサブウェイ(パンを4種から選び、中に挟む野菜、ドレッシングを選び4,5回は「これにしてください」と選ぶ仕組みの店、らしい…うちの近所にはないな)があって、昼食時によく使っていたのですが1人どうしようもなく注文の聞き方が下手な店員がいるんです。その人に当たってしまうと時間がかかってしまうので段々腹が立ってきて…そんな時はもう「選ぶ」のは面倒くさい以外の何物でもないという気分です。

⇒(著者の意見)
定員とのやり取りが増えれば増えるほどこちら側の選択眼だけでなく、店員の能力も大事になってくる。不況になってレストランが人件費を削った挙句、店員の質が落ちたり、人数自体が減ったりしたため「定食」型式にして店員の負担を減らそうとした、という面もありそうです。

「お店の人に腹が立つ機会は、特にレストランで多い気がします。先日家族で行った店では家族がみんな同じセットメニューにしましたが、デザートがワインソルべだったんです。子どもが小さいから持ってきた時に『子どもはお酒が入っていると食べれないので…』と言ったらさっさと下げてしまって。子どもは「僕のデザートは…」と泣きそうになっているから追加でバニラアイスを注文しましたよ。こっちが悪いのかもしれないけど、昔の店員なら『代わりにバニラアイスをお持ちしますね』位言ってくれたと思いますよ。なんか腹が立って『こんな店、二度と来ない』と思ってしまいました。

⇒実は臨機応変こそが接客業という仕事に求められている能力であって、それができないのなら、ただのロボットでも食券販売機でもいいわけです。
私たちは「外食をする」時にただ「料理」という物を買っているのではない。また「料理を食べさせてくれる」というサービスを買っているだけではありません。例えば「熱い料理は熱い状態で出してくれる」など「おいしく食べさせてくれるサービス」も買っているのです。その「おいしく」はあじだけではなく「タイミング」「機転」「雰囲気」などが含まれます。「ホスピタリティ」と言ってしまえば簡単ですが、接客する側には「私は客においしく食べてもらうために、できるだけのことをする。そのために客はお金を払っているんだ」くらいの覚悟が必要だと思います。




マーケティング専門家とただの専業主婦が日ごろ「不満」に思っている事が一致しているのだから、やっぱり企業の「人材」に対する考え方を改めてもらわないといつまでたっても「消費」には結びつかないと思いますが。
アメリカなどの映画やドラマで「ウエイトレス」と言う仕事に誇りを持っている女性とかの描写を見たら、日本のそれとは全く違うのがわかるんですが。
初刊本2004年発行

著者初のSFということになっているらしい。
この本も前回紹介した柴田よしき著「神の狩人」同様に
「9.11 世界貿易センター崩壊」のニュースを元に
「どうしても書かずにはいられない」という作家=語り部、巫女としての使命から書かれた模様。
実際あの「まるで映画のワンシーン」かと思うような映像はあまりにも鮮明。

ただ、柴田さんの読後感が「絶望の予感」が色濃く残り陰鬱な気持ちで読み終えたのに対してこちらの読後感は「安堵感とさわやかさと希望」に満ちている。
あとがきに
倒壊する双子の塔のイメージはあまりに強烈だったのだ。それなら、どれほど現実が真似ようとしても、追いつけない作品にしよう。あれだけの崩壊の後だから、決して塔が倒れない話がいい。


柴田さんは「現実から逃げ切りたい」と切望し
石田氏は「追いつけない作品にしよう」と。
同じ素材でこれほどまでに完成品の違いがはっきりしているのもおもしろい。

絶望しかない状況から「愛する者のために!」というのは
これまた少年漫画のセオリーなんだが、そこが男と女の違いを浮き彫りにしているような気がする。

この作家の根底には「大きな愛」が常にあるから、読んでいてもどこか「安心感」があるのかもしれない。
一言で言って「絵が汚い」。
内容も「じゃ、こんな場合はどうしたらいい」っていうアドバイスも無く、終わる。

図書館で時間つぶしにマンガだからと読んだが、もし新刊購入しても即、古本行き確定!
まあ、立ち読みして終わるかも。
題名と内容に大きな格差あり。(こちらが期待するような内容は一切なかった。)
読んでも全然為にはなりません。
てか、何が書きたかったんだ????
よく文庫化したな、って感じ。(ぼろくそ)
今度、消えたらしばくど!!!!(怒
  …気を取り直して…


初めに簡単な個性診断テストを受けます。
で、あなたは何タイプですよ、という結果は教えてくれないまま、33の危険人物のケースを読み、自分の結果のタイプの「対策法」を読んでいきます。
で、最後に「何タイプはこんなタイプですよ」と結果を読む。恐ろしいことに「嫌いなタイプがなぜが自分の結果タイプとダブっている」という…同類で嫌い合っている??

例えばケース9では
女王様気取りで人を小馬鹿にし、自慢ばかりする自己顕示欲の強い人
では
私の結果タイプによる対策法は
公言はしないものの、密かに自分に自信を持っているあなたにとって、それほど優れているとは思えないような相手に見下されては納得がいかないはず。
仲良くするのは至難の業。こんな相手は一度ギャフンと言わせて、自分がどの程度のものなのかを教えてあげるのもいいかもしれません。そのためにもできるだけ近寄って、弱点やアラを見つけ出し、それを突破口に一気に攻撃をかけましょう。ただし、相手がかなり激怒して逆襲してくる恐れもありますから、相手を嫌う人間を仲間にしておくことをお忘れなく。


人を陥れるために近寄り、さらにグループ化するんですかあ…私の性格ではありえない行動ですな。
だいたい、群れるなんて…←ここが女王様なのか??
そこまで私「邪悪」じゃないと「自分では」おもってたんだけどなあ…う~~ん

個性診断結果は
Aタイプ…誰とでも気楽に付き合えるが、時に「自己中心的」
Bタイプ…協調性はあるが、何に対しても「事なかれ主義」
Cタイプ…強烈なリーダーシップを持つが、強引すぎる
Dタイプ…責任感が強い反面、融通の聞かない頑固な一面も

とのことで。
私はBタイプ「以外」は全部当てはまるような気がするのですが…

ちなみに旦那にもこのテストさせてみたら、

私と同じタイプ という結果。
で、読んで聞かせたらやっぱり「B以外で少しずつ、合わせたようなきがするんだけどな…」。
いや~~ね~~、結果に対する意見も同じなんて。

なんて仲のいいい夫婦なんだろう、私たちってば!!

女王様と王様の二大勢力でしのぎを削っている家なんですね、我が家。
秋葉原だったらどこにでもいそうな3人のオタクな若者たちを中心に仲間が集まって会社を興して成功していく…と思ったら大きな力に飲みこまれそうになりながらも、奪還していく話。
メインと3人は、吃音持ち、女性嫌い&潔癖症、突然体がフリーズしてしまうというかなり変わった特性の持ち主たち。
ただ、3人が3人とも「自分たちは3にんそろってやっと1人」という自覚があるから、助け合っている。
互いの特性を嫌悪、否定することなく受け入れている。
それって、いまどき、特におたくって「個人主義」のイメージあるからなんか妙に感心。
秋葉原と言うかなり特異な町の描写が精密で、著者自身がこの町に詳しいのか、くわしい情報を持った協力者がいるのだろうか?
ただ、正直、オタクな内容、会話が多いので中盤、読み飛ばしました。中だるみというか…

変われる人から、まず変わろう!

という、ユイさんのメッセージは「自分の内側にひきこもっている人」全員に伝えたい、作者からのメッセージ?
次男が同級生から借りてきていた本を拝借。
29巻から最終巻33巻まで一気読み。

不覚にも最終巻で泣いてしまった…

鬼の錯乱、鬼の目にも涙?

少年漫画のセオリー通りなんですけどね。
友と笑い、友と泣き、友のために戦い、
友のために傷つき、友のために全力を尽くす。


自分が実生活で「人を信用しない」事を第一とする、って
心の中で決めているから特にですが。

好きなキャラは「ウマゴン」(本名:シュナイダー)
「めるめるめるめ~~~~」と本当は怖がり(弱虫ではない)なのに敵にボロボロになりながら突っ込み、大切な人を乗せて自分の命を引き換えに散って行きました。

次男とたまに「めるめるめるめ~~」「ぱるぱるぱる~~ん」と登場人物(?)の会話をしてます。
近未来の日本の設定。主人公、女探偵。

小説や漫画の舞台によくなる「世紀末伝説」と言うか、近未来の日本を覆い尽くすのは「絶望」。
人は「絶望」に取りつかれ、自殺にはしる。
「何のために生きているんだ?生きていてどうなるんだ?」と。
でも、本当は「絶望」なんか存在しなくてそれが「大きな力」による「情報操作」だったらどうする?
言われるままに生き、監視、管理されて。自由がなくてもそれでも平和に生きていけるのならそれでいいと、その「ゆがみ」を気にせず受け入れて生きている人間の方が多い。

「絶望」が存在するとその対極にある「希望」が生まれる。
が、「希望」が存在することを良しとしない「組織」が動き出すのも必至、というかお約束。

この一冊ではな~~んも問題が解決してません。というか、導入部分にしか過ぎない。著者もあとがきで「続編を書くつもりだが、今回のような形になるかは不明。」と。

作家と言うものは時に「巫女」になるのではないだろうか。
神に「お前の文章を通じて、警告をしろ」と。
「言霊」が乗り移った作家が「自分の意志とは関係なく、筆が進んだ」とよく語っているように私は柴田よしきと言う人は「巫女」ではないかと思う時がある。

私が「あっちの世界」に引きずられやすい体質のせいかもしれないけど、この人の本を読んでいると「未来」が書かれているような気持ちになってしまう。

作者も言う。
物語が現実に追いつかれてしまうかもしれない。どれでも、物語が現実に呑み込まれてしまうことがないように、必死で逃げようと思います。



1999年発行 新講社

嫉妬心も使い方次第で人間の成長のプラス材料になるが、
例えばライバルの存在として。スケートの高× VS 織×
みたいに。ただ、ほとんど人が嫉妬から来る害毒を撒き散らしているのが実情。


例えば
「自分では嫉妬だと思っていない感情反応もその背景では嫉妬の情が働いている。それが態度として外面に表れた時には、一見、嫉妬とは無関係を装う衣に包まれているために、嫉妬とは別の「何か」に見えてしまう。そういう、やっかいな嫉妬が多くみられるのである。
若い女性の中には新しい口紅が発売されるたびに買いに走る人がいる。すぐさま手に入れて「ねえ、見てこれ買っちゃった」と、得意げに見せびらかす人は、あなたの周りにもいるだろう。
これは新製品をてすぐ入手しないと心が安定しない人の行為といえるが、その背後にも嫉妬が絡んでいる。
嫉妬する相手は?といえば、同性の友人である。
同性の友人たちが自分より美しく装ったり、自分より先に新商品情報を知っていることは悔しい。だから誰より先に新情報を手に入れて一歩リードしたいと気を配る。
その結果「あなたって、さすがに早いのね」と言われればその人の自己顕示欲は満足される。
自己顕示欲と嫉妬心は表裏一体の関係である。自分が「際立つ存在」でありたいという気持ちが、自分よりも目立とうとする人を嫉妬するのである。


     ↑  だそうです、リリーさん…汗

ちなみに私が悩まされているのがこんな例でしょうか?
今の世の中では「人間はみな平等」ということになっている。実はこの平等意識がマイナスの嫉妬行動を招く要因の一つになっていることに注意してほしい。
「個人差を重視しない社会」では、他人と違う面を見せると非常に目立ってしまう。会社や近隣社会でも同じだ。

広子さんと幸子さんが住んでいるのは郊外の団地である。
ここはみんな同じ間取り、同じ家賃、子どもたちも同じ地域の学校に通う。徹底した横並びの社会である。ただ二人には決定的な違いがあった。広子さんの夫は大手の銀行に努めている。今は団地に住んでいるが資金も準備できたら近いうちに家を買おうと思っている。広子さん自身は専業主婦である。一方、幸子さんの夫は小さな会社を営んでいるがこの不況で仕事も減り、幸子さんはパートに出て家計を支えている。ここに嫉妬の生まれる一つの図式がある。
不況にあえぐ零細企業主の妻である幸子さんは相変わらず給料はいい銀行員一家にちらちらと嫉妬の炎を燃やした。
貸し渋りの話を聞いたり、預金の利息が減ったという話を聞くにつけ「なんだ、自分たちはいい給料を取っているくせに」と腹が立つ。広子さんがお稽古に通ったり、おしゃれして出掛けたりするのも鼻につく。「のうのうと暮らしている」幸子さんはそういう目で広子さんを見るのである。



ああ、私があれこれ聞かれる根底には「嫉妬」があってんなあ…と。

自己顕示欲の強い人は、いつも嫉妬の火種をくすぶらせている
自己顕示欲の強い人の特徴として
●「見栄えの良さ」というものに敏感
●人が持っていないものを持ちたがる
●ブランド品や高級車を好み、華やかな消費生活を送っている
●人の注目を浴びることができそうな話題を選ぶ
●みんなが知らない情報を先取りする

自己顕示欲の強い人は、背伸びし、実際の自分の能力を誇張して話す。周囲の目を意識し「かっこいいと思われたい」
「優秀だと思われたい」という気持ちが人一倍強いから、ちょっとでも自慢の種になりそうなものはガンガンアピールする。相手が「へー」と感心してくれることが快感なのである。これとは反対に相手が関心してくれなければ不愉快になる。
彼らは嫉妬の炎を燃やすべく常にスタンバイしている。次はあなたが標的になるかもしれない。要注意である。
このタイプの人間を知ることは、自己防衛の第一段階だ。危険な火種を抱える人だとわかったら、近づかないようにすればいい。それだけで、あなたが嫉妬の犠牲になる確率は少しは減る。


いえ、もうすでに「嫉妬」されちゃってるんですが…
この「自己顕示欲の強い人」に「ボス母」が頭に浮かびました。執拗に子どもの学校も違うのに他のお母さんに私の仕事先や私の情報が少しでも分からないかと聞きまくっているあの人です。わざわざ高校の入学式に美容院でセットし、服とバッグは新品のブランドを買う。自分は店の手伝いもしないのにハイソぶっているのはここから来てるんかあ…納得!
相手の不満感を刺激しないことが嫉妬の被害に合わない条件らしいのだが。たまらんね。なんかもうばかばかしいというか「幼稚」すぎて。いやいや、参った、参った。
このシーズンだったらクリスマスをターゲットにしたジュエリーとか華やかな特集だろうとやさぐれ生活から気持ちだけでも離脱する為に購入しました。

が!!!
25Pに「原田知×」が40代として取り上げられていたのですが…同じ年生まれで、誕生日も十日違いの「身近な芸能人」にしてはこれは…(驚愕…)
若かりし頃彼女についていた「少女ぽい」「透明感のある」っていう形容詞とは程遠い…
ただのまん丸顔のフツーのおばさんやんか!!!!!
結婚して幸せなんだろうけど、これは芸能人として売り物の「夢」からほど遠く「憧れ」とか「理想」ではなく「現実」。
自分もこんだけ年とってしまってんなあ…とまだまだ若いつもりでも彼女の老けた平凡な写真はものすごくショック!

思えば「角×三人娘」として映画に出まくっていたけど
初代、薬師×ひろ子は「少年ぽい」「透明感」と言う形容詞から「ただの化粧の濃い、垢ぬけないおばさん」になり
2代目、渡辺典×はおっとりしたデビュー当時と一転して
友人の旦那を寝とるとか裏切るみたいな役ばかりしてるせいか顔に険があるし。
で、原田知×は上記の通り。

これだけ芸能界にいて美しさをキープできない人たちも珍しい。もう少しセンスとか色々気が回らなかったのか。
同じ年でいまだ独身の南野陽×なんて美肌で今号にも取り上げられているし。ある意味「こんな肌になりたい!!」と読者に「夢」を与えることができる存在として生き残っている。(女優としては…だけど)
40過ぎたら芸能人も「ただの哀れな過去の人」とまだまだ現役として変化し続ける存在ときれいに二分化する。
80年代アイドルだった女性歌手が「当時の衣装です」と黄色いミニのワンピで歌っていたのは超痛かった。(柏原芳×ともいう)
今の状態を見極めてテレビや雑誌に出ましょう。
生活がもろ雰囲気に出て、下手したら「stor×」に読モとして出ている「ただの専業主婦」より痛い生活が漂ってます。

華やかなジュエリーが「衰えた肌」を隠すための目くらまし!っていう説が妙に実感できた号でした…
読み始め、あれ?畑違い??と一瞬あせった「経済小説??」と。
読んでいくと株ビギナーも楽しめるスリリングな展開。
ちょっと人情劇もしこんであって。
それにしてもバブル当時の「変額保険」という名の老人殺し作戦。手口はと言うと…

「親が残してくれた土地が百坪ほどある。銀行の奴は紙を見せて言うんだ。坪三百万だから評価額は三億になる。それで、なんだ…」
娘が助け船を出した。
「毎年路線価格は十パーセントずつ上がっているので、二十年後には相続税は六千八百万円に跳ね上がります。」
怒りがぶり返したようだった。ばあさんは
「七千万も払えますか、家がなくなりますよ。とこうだからね。それでヘンガクに入ればすべて解決するからと、すすめられたんだ。なんだかうまいこと言われてさ…」
再び娘が合いの手を入れた。
「銀行の人が言いました。一億お貸しします。
実際には三年分の利息に諸経費すべてを付けて一億二千四百万円お貸しします。銀行からの年利六パーセントで借りたお金で、生保は株で十数パーセント配当を出します。去年の利回りは十四から二十パーセントでした。
この調子なら五年後にはうちの借金は一億四千万ですが、保険金は二億一千万に膨らみます。失礼だけどおばあちゃん、その時ぽっくりいっても、差額で相続税がきれいに払えるでしょう。ねっ。一応相続税対策だから、土地を担保にしますけど、形だけの事ですから。絶対安全ですから。」
確かに上手い話しだった。たった一年で百万を超える老人がだまされるのも無理はない。
「銀行を信用してください。子どもたちも喜んでくれますよ。銀行を信用してください。おばあちゃんは一銭も出さずに、相続税対策は完璧です…あの時に戻れるなら、呑み込んだって判子を押さなかった。」おしまいの方は涙声になっていた。
「一週間後一億二千四百万円がうちの通帳に振り込まれています。そら恐ろしい金額でした。でも、その日の午後にはお金は全額、生命保険の口座に振り出されて行きました。
うちのものだったのは三時間ぐらいです。」
ばあさんは震える手で巾着からしわくちゃの封筒を取り出した。
「十二月にうちの家屋敷を競売にかけるというんだ。それまでに立ち退けと。あの家はもう銀行のもだというんだ。
毎日住んで飯食って掃除して窓磨いて植木に水やってるあたしらのもんじゃなく、どこのだれかも知らない銀行のものだっていうんだよ」


長い引用でしたがどれだけあくどい、巧妙な手口で年寄りから金をだまし取ったのかってのがわかります。
これは小説として書かれてますが、当時ほとんどの銀行がしたといっても過言ではないそうです。
ちなみに引用で使ったおばあちゃんは競売にかけられる数日前に自宅で自殺している設定です。

で、だまされた方に問題は無かったのか?となると主人公は銀行の女とこのような会話をしています。

「老人のほとんどは百パーセント銀行が悪いと言う。契約した時点では運用益に期待してしたはずなのに、誰もそのことは口にしない。長い人生を生きてきて、どんなことにも代償はつきものだと学ばなかったのかしら。
でも、あの老人達は無邪気にだまされたと騒ぐだけで、自分にはなんの責任も無いという。それは本当なのかな?あなたはどう思う?」
「いい年をして欲をかいた償いとか、いい夢を見させてもらった報いだというなら、確かにあの人たちにも責任はあるでしょう。でも、老人たちは自分のために変額保険に入ったわけではありませんよ。あの保険の根っこにある考え方は、自分が死んだ時の一時金で相続税を払い、子どもたちに財産を残してやろうという自己犠牲や利他主義の精神です。
それは大切な気持ちじゃありませんか。人の心の一番柔らかい部分に誘いをかけて、自分たちの利益だけを極大化しようとする。日本の経済を動かす大銀行だって、反省する必要ががあるはずです。あれは汚い仕事だった」
「それに預金口座を差し押さえられて、住むところまで競売にかけられたら、あの人たちはすべてを失います。老人に野たれ死ねというものです。銀行だって全額回収できないから損を被るというけれど、それで破たんするわけでないし、行員の給料がストップすることもないでしょう。あの人たちには公的資金の安全ネットは用意されていませんよ。」


話変わりますが、今日の新聞で「扶養控除廃止へ」という
見出しが出ています。
きちんとした国家の予算を組まずして破たんしていく日本国に税金の投入だけを求めている気がします。
働けば働くほど「損」を感じずにはいられない仕組みです。
若いころに何の努力もがんばりもせず、キリギリスのような生活で満足していたのにも拘らず「失業者には手厚い保護」が国がしてくれるからです。
もしくは「母子家庭手当」も復活の兆しなので「偽装離婚」の多発は予想できます。一緒に暮らしていてこそメリットのあった扶養控除がなくなるのですから、一緒に住まないだけで「お手当」も税金の考慮もなされるのならそれぐらい「屁」です。
子ども手当もパチンコとかに使われて、子どもそのものに使われることは無いとほとんどの人が思っていないのに「耳当たりのいい」言葉でごまかして正当化しているように思います。給食費など個人に手渡さず、公費として運用してくれることを望みます。

結局バブルで痛い目をみたことなんか、ち~~~っとも参考にも教訓にもなっていないってことで。
なけりゃ、税金。絞り取れ、税金。
わしら役人はち~~~~っとも痛くもかゆくもないわ。
だって、お母ちゃんが月に億単位でおこずかいくれるも~~んっていう経済観念の人が国のトップですから。

無理して働く必要ないんじゃないの?
お国が税金で保護してくれるんだから。
どんどん、マイナス、意欲がそがれる衰退した国に
なっていきますね。

約束 (角川文庫)

2009年12月1日 読書
この本も2回目。感想は書いてなかった??

表題作の「約束」から始まり、全編「約束」がテーマ。
それもただの「約束」じゃない。
現実に「生きている」けど「心は死んでいる」人が場合によっては「すでにこの世にいない人」からメッセージを受け取ることににより「もう一度、人生をやり直し、再生していく」って感じ。
小さな「約束」だけど本人たちの取っては本当に「大切なっ約束」。もう一度、がんばって生きてみよう!そんなメッセージが伝わってくる。
もし可能なら中高生に「命の教育」を授業で取り入れるのであればこれを副読本として使用してもいいと思う。
やさしい何気ない文章だけれど、読みながら涙が出て止まらない。
飾りもない、そっけないほどの描写なのに、ぐんぐん引き込まれ、そして泣いちゃってるんだよなあ…
一回読んだ本なのに、初めて読む本のように、新鮮で新たな気持ちを呼び覚ましてくれる。
いい本だと思います。
かの田中マキコ女史が自分の周りにいる人々を「家族・使用人・敵」の三種類に分けて人と接していたのを元に書かれたのが本書。12タイプに分かれている。

家族タイプ
家族のような恋人…アダムとイブ
家族のような親友…三銃士
家族のような仲間…ブレーメンの音楽隊
絶対味方してくれる家族…七人の小人

使用人タイプ
主従関係の子分・手下…長靴猫
上司と部下…サンチョパンサ
親切で気の弱い便利屋…王子のつばめ
いざという時の助っ人…ランプの精


不利益をもたらす天敵…蛇
共に学びあえるライバル…北風と太陽
憎しみ合う敵…カインとアベル
すぐに寝返る隠れ敵…ハーメルンの笛吹き男

これらを本書に書かれている質問に「友人」を当てはめて
その人が何に対応するかを分類していきます。

敵を作らない方法
1.視線を遮ると不快感を与える
2.相手が嫌がることをしつこく詮索すると「侵略者」とみなされる
相手が失敗した時に、慰めのつもりで「どうしたの?」などと詮索すると、相手はあなたを「心の傷に触れようとする敵」とみなすようになります。
敵を作らない鉄則の一つとして、相手の情報テリトリーを侵さないことが挙げられます。
人間は誰でも、自分についてそれ以上は知られたくないという「情報テリトリー(心理的テリトリー)」を持っています。そしてこれを侵すと侵略者、つまり敵とみなされるわけです。相手の机の引き出しやカバンの中を勝手に開けてみたり、経歴や生い立ちについて、相手が話したがらないのにしつこく聞き出そうとすることは、すべて情報テリトリーの侵略に当てはまります。
人を介してある特定人物の情報を探ろうとするのもマイナスです。人づてに「●●さんが嗅ぎ回っているよ」という話が本人に届いてしまう恐れがあるからです。
興味本位の詮索は言語道断、その人のことをもっとよく知りたい、味方になりたいと思ってアプローチするのなら、まずは自分の情報を進んで相手に開示した方がよいでしょう。


↑ボス母など最近私の周りにいるFBI母達は完全に「敵」とみなす行動をとっているわけね。
自分の事は語らず、人の事を「嗅ぎ回る」から不快・不愉快間だけを相手に感じているわけだ。
てか、私の周りから消えろよな!!!!

3、相手をじっと見つめると嫌がられる
4、話の流れを無視するとみんなから嫌われる
5、指をさしたら、その瞬間嫌われる

使用人を敵に回さないためには
1、相手を尊重する気持ちをもつこと
2、相手を決して人前で叱らないこと
3、感謝の気持ちを言葉や態度ではっきり表現する

人に好かれるためには?
1、短所に目を向けず、長所を見つけよう
2、「嫌な奴だ」と思ったら積極的に近づこう
3、人の悪口を言わず「褒め口」に努めよう
4、どんな相手にもサービス精神で挑もう
5、八方美人ではなく「中立美人」になろう

最後に自分が「内向的性格」か「外向的」かをチェックするテストがありまして、やってみました。
外向的…50問中32点
内向的…50問中32点と全く同点数により結果「対人慎重型」となりました。
旦那もテストさせたところ
外向的…50問中42点(!!!!!!!!)
内向的…50問中 6点(………)
よって結果「猪突猛進型」となりました。
ただ、旦那の結果というか「はい、いいえ」で答えるだけだけど、「え~~!!ほんまか??」って思うことが多々あり本人が思っている自分と他人から見た自分に差があるのでは?と。本人は周りと上手くやっているみたいな答えが多かったけど私にしたら「わがまま、マイペースだろてめーはよ!」ってこと多いし。

まあ、他人さんと付き合う時に大まかに3種類に分けてみて
「この人は一体どこに類するのだろう?」って思いながら話すことも接する方法も一呼吸置いてから付き合うのが「敵」を作らない方法かも。
使用人が敵に回った時程、痛い結果になるのだから。
結局、自分は同じような悩みを繰り返し、学習能力がないために一度読んだ本を再び借りてしまうっていうことで…
この本は以前借りてました。が、今回はこの本の中で今自分が直面している人間関係において必要と思われることを覚書として抜粋することにしました。

不満顔、怒り顔は小市民の証
「自分は悪くない、悪いのは相手、社会。私は被害者」と常に周囲を批判し、攻撃しているとその被害者意識が慢性化し、表情に沈着します。
自分を卑下するのも、他人をうらやむのも、物事を何かと批判するのも、常に相手を勘ぐり怒りを持ち続けるのも、すべて気品と対極にあるのです。それを「小市民」と呼びます。人が無意識のうちに小市民を見分けるのは小市民的思考が小市民顔を作るからです。年齢を経るにつれてそれは顕著になります。つまり、ごく一般的な中年女性です。
本書を読んでいるあなたはそうなりたくないはずです。
必要な事は小市民的思考を放棄すること。
自分中心ではなく、相手の視点で物事を見るのはその方法の一つです。小さな事は聞き流してしまうのは、もうひとつの方法です。


相手を尊重した会話
話し上手より、聞き上手。聞き上手というよりは話させ上手。相手が答えたい。答えることが心地よいと思えるような質問をさりげなくできる人にはすがすがしさを感じます。思いやりを感じます。つまり品格を感じるのです。
一方常に自分が上であることをアピールしないではいられない人も少なくありません。
そういう人達に迎合して相手を尊重した会話を続ける必要はありません。かといって、競い合うのはもってのほか。
今度は自分の品格を疑われます。互いに敬愛できない人とは、社交辞令以上の会話をしない、それが最良の選択です。


トゲのある言葉も受け流す
人の目から見て、恵まれた立場にある女性であっても丁寧な言葉使いで刺のある内容、相手を貶める方向に会話を持って行く人はいます。
知らないうちにそういう人と関わりになってしまって、社交辞令以上の会話に巻き込まれてしまったら、肯定も否定もしないで受け流すこと。表情も相手の言葉に動かされていないことを示さなければなりません。
ウイットに富んだ逆襲も簡単ではありません。試みるのはやめましょう。無意識のうちに受け流すことができるようになれば、いいのですけど。


他人の領域に踏み込まない
刺のある内容に次ぐ、気品のない会話の特徴は「他人の領域への進入」です。相手の気持ちも無視し、どたどたと他人の領域に踏み込んでいくのは私たちがいだく
「庶民」の一般像でしょう。いわゆる「お節介」な人です。
品位の無さを示すお節介の特徴の一つは、意味もなく興味本位に相手のプライベートな事を聞き出そうとすることです。
もし、あなたが親しみを表すために、相手のプライベートな事を知りたいと思うのなら、まず、自分の事をさりげなく少しずつ話すことです。相手が自分から話すまでは尋ねてはいけません。


   ↑一番、私の周りにいるFBI女に読んでもらいたい箇所!!!!!


要はお節介で無神経な人が私の周りには多すぎる、ってことね。言いかえれば暇で自分に自信のない生き方をしている人が多いってこと。気品のない人とは付き合わない、って私が心に決めて「分類」し、距離を置くこと。
挨拶の次にいきなりプライベート直球攻撃される私って…
社交辞令すらまともにできない人と私は今まで付き合ってきたんだなあ…それって自分が「許してきた」ってこと。
拒絶、拒否を意識しなければ。
レベルの低い人と付き合いたくないです!!って。
え~~ん、東洋占星術は年盤を理解していないとちっともわかりません。したがって、素人がこの本を読んでも全く理解できないので、読んでも無駄です。
ちなみにコピーには「よくわかる気学入門」とありますが、カルチャーセンターなりで少しでも知識を入れた上で読まないと参考にならない。

私の星
品物…乗り物・機械類 スポーツ用品 貴金属 神仏に関するものすべて 高級品
人物…父 夫 天皇 社長 人望のある人 年長者 独裁者 高僧 高位の神官
職業…公務員 大企業の社員 法律家 貴金属業 機械業 運動具店 果実店
場所…官庁 劇場 学校 スポーツセンター 競技場 高台
神社 寺院

旦那の星
品物…コットン製品 エコノミックな衣料品 土製品 
人物…母 妻 女 老人 大衆 団体 部下 補佐役 貧乏人 迷い子 無能者
職業…アンティークショップ 古本屋 産科医 葬儀屋 農耕用具店
場所…田畑 野原 空き地 平野 墓地 農村 静かな場所 薄暗い場所

長男の星
品物…貴金属のものすべて 刃物 コイン 数の足りないもの こわれたもの
人物…若い女 芸能人 水商売の人 営業マン セールスマン 浅はかな人
職業…タレント 水商売すべて 飲食業 金融業 銀行員 金属を扱う職業すべて 弁護士 セールスマン 弁護士
場所…沼沢地 くぼ地 飲食店 パーティ会場 バーなど歓楽の場所すべて

次男の星
人物…極悪人 帝王 支配人 こじき 老人 カリスマ 祈祷師 見栄を張る人
職業…政治家 思想家 相場師 勝負事の予想屋 金融業 廃品回収業 密輸業者 葬儀屋 祈祷師 修験道の指導者
場所…家や建物の中央 荒野 不毛地帯 戦場 廃屋 墓地
火葬場 戦場


うちは偏っているなあ…

1ポンドの悲しみ

2009年11月25日 読書
この人の本って、若者を主人公にしたどっちかっていうと
時代の最先端というかとんがっているというか若者世代の風俗をうまく描写しているイメージだった。
この本は30代の恋愛をメインに書いてあって小物の使い方がものすご~~~~く上手い!!!!!!!と思った。
それは猫であったり、花束であったり、本屋であったり。
それらの小物を通して男女の感情をうま~~く表現していて、読んでいてホッとするというか、女性作家の恋愛モノとは全く違った雰囲気。
女性が書くとどうも現実的でさらに打算が加わり、しまいにはドロドロしていや~~~な気持ちになるのに、男性が書いたらこんなにさわやか~~~な気持ちになり、さらには「ああ、こんな男女の関係になってみたいな~」と
そう、ロマンというか夢があります。
これが男性のほうがロマンチストと言われるゆえんでしょうか?女のほうが現実的と言われるように。
まあ、一つ間違ったら「女々しい男」と言われかねないような内容になりそうなところをうま~~く処理しているなあ、と思います。
読んでいて「安心」できるというか。
絶対に傷ついたり、アンハッピーにならないみたいな安心感が全体を覆っていて。これが女だったら大どんでん返しのトリックがあって「そうくるか~~~」って場合もあるし。
こんな恋愛してみたいな~~と思わせる短編集。
はっきり言って面白くなかった。
主人公のだらだらぶりと先のない目的のない流されっぷりがものすごく嫌。

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